クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

高円宮杯 関西勢3チームが国立に 決勝は名古屋対滝二

2006-10-10 00:11:16 | サッカー(その他)
高円宮杯・第17回全日本ユースサッカー選手権大会 準決勝が
7日 国立競技場で行われた。

第1試合は初芝橋本高校対名古屋グランパスエイトU-18で
名古屋が1-0で勝利して決勝へ進んだ。
第2試合はガンバ大阪ユース対滝川第二高校で
前半に滝二が2得点、後半にガンバは1点を返すも
それまでで滝二が2-1で勝利して決勝へ進んだ。
決勝は9日(祝)13時から埼玉スタジアムで開催され
カードは名古屋グランパスエイトU-18対滝川第二高校。
※10/10追記:決勝では滝川第二高校が3-0で
名古屋グランパスエイトU-18を破り、全国大会での
初優勝を成し遂げた。

第2試合の前半終了間際から見ていたが、
ガンバは攻めがサイドに偏りがち。
昨年(3年生がトップに6人昇格)と違って
センターラインで3年生が多くないことも影響しているか。
このあたりがベルマーレユースとかぶってみえたのだった。

滝二は黒田和生監督が今年限り
(来年からヴィッセル神戸の育成部長に就任)という
こともあって、今年に懸ける意気込みは相当なものだろう。
ただでさえ関西の高校年代のサッカー界では
打倒・ガンバユースが合言葉だというのに、このことも加わって
モティベーションの面で滝ニが大きく上だったかもしれない。

今週号のサッカーマガジン「完全保存版・まるごとJリーグ」では
各J1チームに年代別ベスト11などで夫々2ページずつ割り当てられているが
浦和(最も人気のチーム)とガンバだけにはさらにページが割かれていた。
ガンバの追加ページには「育て上げるガンバスタイル」と題して
Jで最も下部組織からの育成に成功したこれまでの軌跡が記されていた。
ガンバユース第1号の昇格選手(宮本ら)が生まれた1995年、
ガンバはJでは年間最下位だった。当時のユース監督(現育成部長)の
上野山信行氏は会社からユースのことを「赤字だ」と非難されながらも
「投資だと思ってほしい、ユースの選手が10年後に活躍して
代表で活躍したり移籍金をもたせば、どれだけの見返りがあるか」と
当時では先進的なビジョンを会社に提示し、そして実行して
2002年・2006年のW杯では日本代表の中心選手を輩出、
海外にも選手を送り出し、そしてトップチームも2005年にJ1王者となった。
サッカーで後進気味の関西に所在し、かつ社会人時代の歴史も実績も
さほどでもないガンバがあそこまでのチームになったのを
ガンバユースなくしては語れない。

そのガンバユースを打倒すべく関西の他のチームが
励んでいるのはあちこちから伺える。そして結果も出てきた。
プリンスリーグ関西では昨年までガンバが3連覇していたが
今年は神戸がグループリーグと決勝戦でガンバに勝利。
そして今大会ではガンバだけでなく滝二と初芝橋本が
準決勝に出場して(関西勢計3チーム)
滝二はガンバを破るにまで至った。
神戸は黒田さんを招聘して今まで以上に育成に励んでくるだろう。
野球王国・関西でサッカーがこの先もどれだけ頑張れるか。


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3 コメント

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決勝 ()
2006-10-10 23:51:52
うちを破ったグランパスが進出した事もあって見てきました。

埼スタは予想では気温26度のはずが、

日向は強烈な日差しで半袖でも耐えられない暑さ…バックスタンドも日の当たる席は、どんどん客が逃げ、日陰に避難するほどの暑さ。

グランパスの選手は試合開始前からボトルを拾い水分補給してたぐらい。

両チームとも日程はほぼ同じ中、コンディションがくっきり差が出ていた。

どうやっても滝川二の勝つ組み合わせ。

万が一にもグランパスが勝つシチュエーションは真冬にでも行われなければ無かったと思えた。

両チームともコンパクトな陣形だが、滝川二のプレッシャーは前線から厳しく、名古屋のロングボールはDFラインどころかFWすら越えていく、まともなボールはほとんどオフサイドにかけられて失敗、仕方なく強引に中央を突破しようとしても滝川二のゾーンディフェンスはバスケットボールのディフェンスのように強固、突破は90分皆無に等しい。

そして滝川二のFWは走力・スピード共に強力で、高さのあるディフェンスが売りのグランパスのDFも後手をふみ対応に苦慮する。

グランパスは、後半CBを交代するほど。

それでも滝川二のスピードは凄まじくグランパスはお手上げ、後半追いかけなければいけないはずのグランパスは滝川二のカウンターケアに手を焼いて、攻めも精彩を欠いた。

それは試合終了まで続いた。

グランパスは体力不足、目立った選手も無し、花井はぶらぶら歩いてディフェンスもせず。

前半頑張っていた吉田も後藤も後半は駄目。

滝川二は前線に高さは無いけど、森本、橘、多田とスピードがあって暑い中走られるとDFは手が出ない感じ。

もし(スポーツにもしは無いけど)うちとグランパスの熊谷の試合が炎天下の中の試合だったら勝てていたかもしれない。
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Unknown (ogi)
2006-10-11 01:21:49
いやいやみてきたよ。





黒田さんはユースの攻略法をガンバ戦でも名古屋戦でも実証した。恐ろしいまでのプレス。これですね。来年は神戸の強化部長か。確か定年なんだっけ?じゃあ、清水圭介は神戸に行くだろうなあ。今年の高校年代であの落ち着きは群を抜いている。多田や金崎も育てれば面白いレベルにあるし。





花井はふらふらするのがスタイルではないかと思う。ヤツはファンタジスタ。俺様系ですね。朴監督がそう育ててるなら面白いと思う。現代とはもちろん逆行してるけど。
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ベルマーレもJユースで (Unknown)
2006-10-11 22:29:32
今のユースは守り重視で撤攻撃に迫力が無い気がする。私は是非3‐5‐2で林・阿部のボランチ岡・中島の2トップその下に露木両サイドに猪狩・鎌田の攻撃の布陣をJユースでこれからを戦っていって欲しいと思う。高円宮杯では得点が少なく取られても取り返す様な戦い方を是非してほしい。
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