牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

柳宗理デザインのステンレスケトル

2009年02月16日 | 散財日記
わが家の近くにある食品スーパーの「よしや柳町店」では、以前、グリーンスタンプを配っていたのですが、いつの間にか独自のポイントシステムである「よしやカード」に切り替わってしまいました。

それからしばらくの時間が経過したのですが、部屋の片づけをしていたら20数冊分ものスタンプ帳がでてきました。
グリーンスタンプには期限はありませんから、早速、Webで交換できる商品を見繕い、届いたのがこの柳宗理デザインのステンレスケトルです。

日本の工業デザイナーの第一人者である柳宗理がデザインしただけあって、このステンレス製のやかんも形状に無駄がありません。
心なしか平べったい形状は、底面積を大きくしコンロの火を全体で受けて、お湯を沸きやすく考えられたもの。
柳宗理の作品集をひも解くと、1953年に東京ガスの依頼を受けてデザインされた「早く沸くヤカン」に行き着きます。
また、もち手も非常に考えられた形状をしており、ハンドル後方の凹み部分に小指をかけ、その小指を支点にするようにもつと、注ぎ口が自然に下を向きます。

見た目の美しさだけではなく、いつまでも飽きずに使い続けられるベストセラーの理由がわかったような気がしますね。

柳宗理といえば、縁戚がオーナーの高田馬場の「麺屋 宗 sou」が思い出されます。
最近はご無沙汰しているので、限定メニュー企画の味噌が出るころに行ってみたいですね。