台湾という国の感想は、人がとても親切で優しい。
笑顔が多く、商売人もあっさりとして、しつこい客引きなどは居なかった。
私たちがついていたのか?それともそんな観光客にやさしい国なのか、大して下調べをしていなくても
十分に満喫できた旅だった。
さて、そんな下調べをさぼった私たちだか、ここだけは、少し調べた。
九份。 電車+バス or バス どちらで行くか、乗り換え等考えてバスが楽なのではないか?とバスを選択した。
忠孝復興駅前から1062路線に乗る。sogoデパートの前に乗り場があると調べて出かけました。
乗り合いタクシーは、ちょっと不安なので、頭の片隅に知識として転がしてあった。
1062 1062と言いながら歩いていると
”きゅうふん?”っと前歯がまばらなおじさんが声を掛けてきました。
出来たら、お近づきになりたくないタイプです。
”バス 120分 タクシー40分 ヤスイ ハヤイ”って言われました。
”Sorry no money"と言うと、バス停はあっちに移動したよと指さしてくれました。
なんだ、良い人なんだ・・・。
きょろきょろしながら歩いていると。
”タクシー 九份までヒトリ200 日本人ばっかり”
っと声をかけて来る人が・・・・
”みんな日本人、イッショよ--安心”
あーなんて、一番信頼してはいけない言葉のオンパレード。
でも、これが乗り合いタクシーというものか?一応タクシーまでついて行ってみることに。
確かに、タクシーの中には日本人カップル2人 女性2人が乗っている。
あーこれなら、安心かも?っと乗りこみました。
乗りこむと、ドライバーは日本語カタコト・・英語カタコトで、まぁーーしゃべるしゃべる。
Ipodで、乗客の動画を見せてくれて、中には日本人女性が
”はじめはあやしいって思ったけど、すごく親切で良い人で、結局3日間プレイベート観光しました。”
と、おっしゃっている方もいらっしゃいました。
彼は、安心させる為に見せてくれているのでしょうが・・・・逆にそれがどんどん不安になる。
いちこ
それでも6人も日本人が乗っていて、その6人ともが、口をそろえるように、
”こんなの見せられたら、余計不安になる”
”私たちにも、動画撮れって言われた嫌だなぁ”
言ってくれているので、心強くなる。
観光をチャーターを勧めているのか?何なのか良く分からないが、動画を見せてくれたり
写真を見せたり、音声翻訳を使って会話をしようとしたり、それを運転しながらやる。
あーーー頼むから、そんな事しないで、運転に集中して!!
英語と日本語っで訴えるが伝わらない。
結果的にサービス精神旺盛な良い人だったんだろうが、いかんせん、日本語も中途半端
英語も中途半端。
どちらの言語でも、意志の疎通が行える言語をお持ちだと良いのだが身振り手振りでなんとなく理解出来る程度。
しかし、問題も無く、到着して金額が上がる事も無く、事故も無く無事到着したので、今となっては面白い思い出。
でも、2回目はこの人の車には乗らない。
帰りは、そもそもバスで来ていないので、バス停がどこにあるかも分からない。
下へ下へ降りてゆくと、バス停があり人が沢山待っていたので、この人達について行けば、どこかの駅には着くだろうと
一緒に待っていた。
しかし、やってきた上から降りてきたバスには、人が一杯で乗れそうに無かった。
これは、いけないもっと上のバス停で乗らないといけないらしい。
私たち以外に乗りそびれた乗客は、どうやら日本人らしい。
すると、タクシードライバーが$1000と声を掛けてきた。
乗り合いタクシーには、客引きをする、日本語をすこし話す人がコーディーネ―ト係としているらしい。
しつこくなく、私たちが日本語でごにょごごにょ相談している間に、ドライバー同士の談笑に戻ってしまう
くらい、あっさりしている。
さて、どうしましょう。バスの時刻表みても、そもそもどの方面に乗ればいいのかも分からない。
そして、この九份の階段を降りきった、このバス停からでは、バスは立ち乗りになってしまうだろう。
乗りそびれた日本人夫婦は落ち着いた感じの良い30代くらい。
この人達ならと声をかけてみた。
”$1000でタクシー相乗りしませんか?一人250でいかがですか?”
”いいですよ”
と心良くお返事を頂き、ドライバーはホテルでも駅でもどこでも行ってやると言うので
お互いの中間駅を指定して、帰ることにしました。
ドライバーはいかつい顔した中年男性。寡黙に一言もしゃべらない。
相乗りしたご夫婦は、とても感じの良い方でタイ在住日本人の方でタイ好きの私たちとしたら
沢山楽しいお話を伺う事が出来て、ええーーーもう到着しちゃったの?って帰路だった。
ドライバーも運転に集中して、道も裏道を駆使してくれて、30分~40分で到着。
乗り合いタクシーは、台北に街から1台$1000が相場のようです。
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