始まりは、日用品のお買いもの。
スーツケースの無い旅行者達は、真冬の日本からやってきた。
下着・服・靴・バス用品・化粧品全てのものをそろえなければならない。
同行者の望んだものは、出来るだけ安いもの。
スーパーへ出かけることになった。
もちろん、レンタル別荘に滞在する私達は食料品も調達しなければならない。
100%の食料自給率を誇る南アフリカ。
野菜は新鮮で、とても美味しかった。日本でもおなじみの野菜が、本来の味を教えてくれた。レタスの美味しいこと、パプリカのみずみずしいこと。
ビネガーと塩、ブラックペッパーだけで信じられなゴージャスなサラダが生まれる。
全ての、食料を買うことは楽しかった。
しかし、トイレットペーパーを始め、サランラップ、調味料まで
たった3日の滞在にこれらの物を買うのはどうしたものだろう。
私はいつもニュージランドの滞在の際は、友人たちと貸し別荘をシェアしていた。
もちろん1か月以上の滞在、一人2万円も出せば自炊生活費がまかなえて、とてもお得だ。
1か月滞在するも1週間滞在するも、同じ金額になる。
たった3日間、貸別荘はお得ではない。
総勢11人のパーティー、2軒の家を借り。
おまけに到着日がずれた組があり、5日間を11人で割る・・・・なんだか理不尽だ。
ロストバゲッジした人達には気の毒だし、私達夫婦は唯一荷物のあることを感謝しなければならないとこは、理解していたが。
貴重な3日間の1日を、ディスカウントストアーめぐりに費やし、ほとんどベンチで
座って待つことになった私達は、不満が募っていった。
南アフリカでもまだ、治安が良いケープタウンだが、スーパーの裏に連れ込まれて、ナイフで脅されてお金を取られる事も少なくない。
みんなから離れて行動することは、厳禁だときつく言われた。
だから、結局座ってみんなを見ていた。
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