ここでちょっと休憩

ビーチリゾートが大好きな私の旅行記

日光東照宮

2011-02-20 | 国内な旅

世界遺産登録10周年だそうです。

日本最大のパワースポットとも言われるそうです。

雪に覆われた日光東照宮。

木々に落ちた雪が、風に吹かれて舞い。

まさに日光で素晴らしいスターダストを生みだします。

  

全く、初心者の私達。まずは、お土産屋さんでお荷物を預けて歩き始めました。

パワースポットから、なにかを感じたか?

そんな繊細な特別な能力は我々もちあわせておりません。

しかし、本当に美しかった。

 

あでやかで綺麗ですねぇ・・・

 

 

春は新緑、夏は涼み、秋は紅葉、冬は雪に。

どの季節に来ても、美しんでしょうねぇ。

逆光でお写真を撮ると、何だか後光を感じるよう。

  

不思議なことに、滑りやすい雪道でぼつりぼつり歩いたのに、

それほど疲れた感じなかった。

 

えーーこの橋渡るのにお金がいるようです。

パワースポットらしいですねぇ。

 

なんの知識もないまま、ぶらぶら歩きましたが、のーんびりとした

素敵な時間を過ごすことが出来きました。リフレッシュ!!

 

目をあけると

2011-02-16 | 国内な旅

 

目覚めると美しい青と白の世界が広がっていた。

冬の空はひときわ美しい。

大気中の塵を雪が吸い取って、すんだ空が広がる。

 

 

 

はたりっと、時計を見ると8時20分。

さっぱりとシャワーを浴びたよしおさんと目があった。

”ごはんって8時半だっけ?”

ひとまず、御化粧水をコットンに染み込ませ、ふきふき。洗顔終了。

歯ブラシ口に突っ込み、歯磨き終了。

眉だけ書いて・・・・

”私、大丈夫?”

”大丈夫、誰も見ない”

 

アイオープナーにオレンジジュースを頂いて。和朝食を。

はんぶささんでは、洋と和どちらかを選択できます。

   

昨晩、沢山沢山頂き・・・・・

旅先で読書を楽しみにしている私は、よしおさんが寝付いた後。

一人ジャグジーにつかりながら、永井路子さんの乱紋を読み始め・・・

 

お江さんの人生を読んでいるうちに、止められなくなり。上巻から下巻に進み。

ジャグジーに追いだきが付いていることを良いことに、追いだきを繰り返し。

そして、ついには、洗面所の床が床暖房になっているのを良いことに、

クッションを引き、ゴロゴロしながら読み進め。

 

ついに、朝4時・・・これはいけないと渋々本を閉じたのです。

つまり、とてもとても、眠たくて・・・・朝ごはんを美味しく頂ける状態にあらず・・・

せっかくの美食を・・・味わうというより、なんとなく頂きました。

 

 


Cuisine& Soba

2011-02-16 | 国内な旅

   

上質の和牛・地元農家から仕入れる安心の旬野菜

毎日主人自らが打つ江戸前そば

地元の焼き物益子焼と共に。

香辛料がぴりりと効き、口に入れる トロリ。

生野菜のバーニャーカウダ。そのまま食べても

シャキシャキのお野菜ほんのり甘い。

白魚のお澄まし。三つ葉が良い香りを添えてます。

ふろふき大根とフォアグラ。上に乗っているのは、なんとリンゴ。

greasyなもの命の私ですが、フォアグラはちょいと苦手。

それなのに、この三位一体で頂くとかすかに感じる、臭みが・・どこかに姿を消し。

あーもう一皿頂きたい。

お刺身も私嫌いです。たまに・・臭いものにあたるから。

それが嫌で・・・めったに挑戦しません。

きりりっと絞められた新鮮なお刺身、あれあれって間に頂いてしまいました。

ゆずの香りとホタテの甘さ。素晴らしい。

とちぎ和牛。口に入れると、ふわっととろける。

海鮮おこわ・・・このへんで、もうお腹いっぱい。

美味しいのに!!がんばろう。

名物のゆば。

 

天麩羅と共に御蕎麦。

これを楽しみにしてたけど、食べきれるのか・・・私

のどごしさわやかの、しゃきっとした御蕎麦。つゆも絶品で、

するすると完食してしまいました。

”おかわりもご用意しておりますが”

”頂きます”

少し、いちこさんのお手伝いをして、お腹一杯だと言っていたよしおさん。

あまりの蕎麦の美味しさに2杯目を。

”大丈夫?沢山食べすぎて気持ち悪くならない?”

”蕎麦は蕎麦だから・・・”

あー美味しかった。最後のコーヒーまで美味しく美味しく頂きました。

 

 

 


日光 離れのお宿 はなぶさ

2011-02-15 | 国内な旅

 

 

5つの離れからなる、はなぶさ。

103号室 華

 なんとこのお部屋、エアコンが3台もあります。

液晶テレビ、大小2台。

夏には、開け放たれるスライディングドア。

本日は雪をまとった、山桜。

 

何といっても素敵なのは、ジャグジー。

窓を開け放てば、露天風呂に早変わり。

        

 

     

 

どこからか、白檀の香りが漂い。目に映るものすべてが可愛い。

 和と洋のコラボレーション。

      

 ジャグジーでたゆたゆと、体をほぐして。

 ご飯まで、HDDに入ってる映画鑑賞。

 気づいたら、とっぷりと日が落ちて、お庭が美しくライトアップされてる。

      

 冷蔵庫に入っている、ソフトドリンクは無料。

 アメニティーは、クレンジング、お化粧品、乳液まで揃っている。

 女性の喜ぶお宿間違いなし。

 嫌なこと?足りないもの?ありません!!(いちこ家比)

 

 

 ”やりましたなぁ、いちこさん。ようやく我が家も日本での隠れ家を見つけましたな”

 かねがね、”けちんぼ”のいちこは、関東付近にお泊まりについて不満を抱いていました。

 一人一泊五万円??はぁ??って事、ちょいと素敵なお宿ならざらにありますよねぇ・・

 一人三万円だして、伊豆の露天風呂付お宿に行ってみれば、ベランダにお風呂があった。

 かがんで小さくなって入らなきゃ、お向かいさんから、猥褻物陳列罪で訴えられる。

  ゆったり部屋食一人二万五千円でカビカビに乾燥した御浸し頂いた事もありますよ。

               

 

 私は、旅行なんて消えてなくなるものにお金を使うことの好きな女です。

 だけど、それなりのものを心に蓄積できれば、満足するのです。

  

 ようやく見つけました。気持ちよくカードの切れるお宿を。

 ただ、ぼーーーと本を読み。お湯につかり。

 ああーーー無駄使いだっと後悔しないお宿に出会いました。

 

日光に行ってみよう

2011-02-15 | 国内な旅

まだ、マレーシアへの旅を決めていなかったある日。

 どんどん心に何か得体の知れない澱が溜まっていた。

全てが順調といえば順調。

 どうしようもない悩みがあるのか?ないのか?

両親も加齢による老いはあるが・・今すぐどうにかしなければならない問題がある訳でもなく。

 子供の居ない私たちには、舞い込む喜びがある訳ではないが、その半面責任も悩みも無い。

 仕事が順調か?と聞かれれば、悩みはあるが。明日をも知れぬと言う訳でもなく。

 だけど、なんだか心が晴れない。

 何かを求めるように、大阪行きを決めて、日光への旅を決めた。

 

 関東に大寒波が到来すると、天気予報を賑わせていたあの日。

きぬがわ5号に乗って、旅立ち。

 

 

海外旅行だと、心配しすぎるくらい・・・下調べをして

旅のノートまで作るいちこさん。

家から2時間足らずの町だから、ホント悠長に出かけました。

東武鉄道で”きぬがわ5号”のチケットを当日購入・・・・

”きぬがわはJRさんの窓口でお買い求め頂いて、JRさんで乗車してください。”

 あら、恥ずかしい・・・JRさんの窓口では

”お一人250円プラスで、タクシーor東武バスで使用できるクーポンが1500円つきのチケット

 がありますが、いかかがですか?”

 全く、存じ上げませんでした。しかし、日本のサービスは満点です。

 知らなくても、ちゃんと教えてくれます。ありがたい。

 

 雪に覆われた日光駅に到着して、おもむろに いちこさん

”今日泊まるホテルの名前忘れた。”

 気軽過ぎる・・・・構えなさすぎる・・・・

 おもむろにipadを取りだす、よしおさん。そして、お宿にお電話。

 ”日光駅まで着いたんですが、歩いてゆけますか?”

 ”すぐお迎えの車を向かわせますので、お待ちください。日光交通タクシーが参ります”

 あー日本のサービスは迅速で、丁寧ですね。宿の名前忘れても、ipadで適当に検索すれば

 良いですよねぇ。

 

      

 温かい日本茶とお菓子を頂きながらチェックイン。

 うわー素敵。

       

  

 

 

       

 館内は、気分はすっかりバカンス。素敵。

      

 

アメニティーはこの4種類から選択します。

 好きな浴衣と好きなアロマを選んで、チェックインは完了。

 日本に居ながら、リゾート気分の始まり。


大阪へ行ってみよう!

2011-02-09 | 国内な旅

 ちょいと用事があって、大阪へ。

大阪は、旅に行く場所じゃなくて帰る場所だと思っていた。

だけど・・・・ほんのちょっと、油断している間に・・・もう観光に来る場所に変わってしまっていた。

 人の心ってすごく不思議です。

 油断していると、すっかり大切な事を忘れているんです。

今回は、なんとなく二人だけで一泊二日を満喫したかったので、ホテルに宿泊。

 どうせ寝るだけになるのだから、寝るだけの場所として選んだのですが、

 あたりを引き当てました。

HOTEL  VISTA PREMIO DOJIMA

  

大阪駅周辺には、リッツやヒルトンも東京価格で考えると、うんとお手ごろに宿泊できる

ので、そんなラグジュアリーなお泊まりをお考えの方にはお勧めしません。

 出張ですけど、ちょっと 綺麗なところが良いわぁって人にお勧め。

 ホテルのロビーと思われる場所は、ほんとこれだけです。

 

   

  

久々に降り立った大阪。

最近、大阪駅は通過するだけの場所になっていた。

 だけど、大学4年間と含めて8年近く住んだり通ったりした場所。

 だけど、ちょっと降り立たないうちに北も南も様変わりしていた。

 まるでこの部屋のように、垢ぬけていた。

 もともと、方向音痴で出不精の私は、8年間北の地下は迷路だった。

 相変わらず、迷路でせっかく地下鉄出口から徒歩1分という素晴らしい立地にある

 このホテルに、地上からの訪問。

 アメニティーは使用していないので使い心地は分かりませんが、コットン・麺棒・シェービング

 歯ブラシ・シャンプー・リンス・全て揃っている。

 ミネラルウォーターも一人1本あり。

 

 私の、忘れてしまっていたもの。

 大阪の気取らない、なにやらほっと心が暖かくなる人とのふれあい。

 

 それから、関西人の私の舌がなじんだ本当に美味しいもの。

アメ村の三角公園の甲賀流たこやき。

 ただこれを頂きに南に下ります。

 

 一泊二日の旅は、ぶらぶら南散策して、あっという間に終わりました。

 

 

 

 

 


キャピトル東急

2010-11-22 | 国内な旅

どこかに行きたい、どこかに行きたい!!

今年の後半期はどこにも行っていない・・・。

ブツブツ・・・・・

 

 2月に2日くらいなら、お休みとれると思うから、連休と合わせてどこか行く?

 

うん、うん、じゃー香港!!。特典航空券を取りましょう!!

 あーー羽田から行きたいわぁ!!

 

 只今、23人キャンセル待ちです・・・・

 

 そんな、我が家にANAさんから、お葉書が届きました。

 「ザ・キャピトル東京 ご宿泊優待プラン」

11月12月お泊り頂いたお客様には1泊につき2000マイルとシャンパンハーフボトル

 チョコレートをプレゼント。

 

 えーい予約してしまえ!!

2006年閉館して、更地にして2010年10月22日再オープンです。

 

  

    

  

  

東京都内在住、東京でお泊まりは初めて。

 電車で20分ほどの宿泊地、でっ、よく調べもせず、あー日枝神社の近くねぇ・・なんて

 いい加減な具合で現地入り。

 

 そして、あのヒローーイ永田町・赤坂見附駅をグールグールして、うろうろして

 キャピトルタワーの中に入り・・・きょろきょろしていると。

 

 ”お客様、何かお探しでしょうか?”

 にこやかにホテルスタッフの方が声をかけてくださった。

 

 ”メインロービーに行きたいのですが・・・”

 ”では、このエレベータにお乗り頂いて3階でございます”

 

 エレベータから降りると、息を飲む光景が広がった。

  

   

 

 

 

 

 


大橋邸

2010-05-12 | 国内な旅

日航倉敷のお部屋から見下ろされる、大橋邸。

 ”僕はいいです・・・”

 朝ごはんを頂き、2時間半美観地区を散策して・・・・そろそろお昼寝時間の

 よしおさん。

 

 ”まぁ、折角来たんだから、見ていきなさいよ。”

 ”見ようよ!”

 ”いいよー人の家なんて見なくて・・・・”

 

 なんでだろう?男は人の家に興味が無いのか?

 母の誘いを断れるほど、眠いのか?

 そんな、よしおさんをホテルの駐車場に残し・・・女どもは人の家を見学。

 

入場料を払って、5分ほど説明を聞いたら、自由に見学。

靴を脱いでお部屋の中を歩き回れる。

家の中は風通りが良く、少し汗ばむ気温のこの日はとても、気持ち良かった。

  

”冬は寒いだろうねぇ・・・”なんて現実的な発言しか出てこない私達。

今は、開け放してるから明るいけど、暗いだろうねぇ・・・・

  

  

    しかし、中庭を何箇所も設けた、眺めは素晴らしい。

  ここからゆったり、日の流れを眺めるのは、心安らかな生活だろう。

   

 

   不思議だ、記憶は溢れるように蘇る。

   おばあちゃんの家には、ごえもん風呂もかまどもあった。

   今はそこは、空き家になってしまっているけれど。

   私は、小さい頃おばあちゃんがお風呂を沸かすのを見ていた。

   杉の燃える匂いが好きだった。

  

   おばあちゃんが、竹筒で息を吹きかけ火を大きくするのを・・・魔法使いだと

   思った。

    ごえもん風呂は、次の日のお昼まで暖かい。

   そう言えば、おばあちゃんは料理の上手な人だった。

   おばあちゃんの手打ちうどんは絶品で、おじいちゃんが私達が帰るたび

   ”うどん打ってやれ”って言ってくれてた。

    トマトジュース缶は、トマトジュースでは無いと教えてくれたのもおばあちゃん。

   おじいちゃんの育てた、桃太郎トマトを湯むきして、ミキサーでぐるぐる。

   これが本当のトマトジュースの味だ。

   おじいちゃんは、チャイナマーブルが大好きだった。

    いつも、ごろごろさせて、私の口にポンと入れてくれた。

   

  我が家は商売を営んでいて、盆正月関係なしだから、年に2回必ず帰るなんて

  事は無かったから。

  私は、本当はあまり岡山の祖父母には会ったことが無い。

   おじいちゃんは、私が6年生の時に亡くなったからもっと、思い出が少ない。

   だけど、今もちゃんと覚えてる。たぶん、古いものを見たら又思い出す。

   そして、その思い出は、心を暖かくする。

 

 

 

 

 

 

 


やられた・・・・

2010-05-11 | 国内な旅

商店街も面白い。

うわぁ、すごい品揃えのお花やさんだねぇ・・・・

感心して見ている私に

”ここのお値段良いけど、本当に良く出来てる”

 良く出来てる・・・・・?なんと、造花屋さんでした。

 

 歩いていると、後ろから大声で奥様を怒鳴りつけている夫婦が歩いてきた。

 ”怖いから、ちょっと脇にそれよう・・・・”

 ”どうして、仲良く話してるのに・・・”

 よーく耳を凝らして会話の内容を聞いてみると、確かに奥様の体をいたわる内容。

 岡山弁は、声が大きい人だと喧嘩してるみたいに聞こえる。

 

 花屋に騙され・・・声に騙され・・・・素敵。

 


存分に楽しんで

2010-05-11 | 国内な旅

 

  

  美観地区は、メイン通りより脇道にそれた方が面白い。

 藍染のお洋服をみたり、備前焼のお店、ガラス細工のお店。

 どれもセンス溢れたお店ばかり。

 間口は狭いが、奥へ奥へ広がる。                      

 

                              

 

  

       

  

  東京で、パーソナルスペースの狭い街歩きに疲れてる私。

  誰にもぶつかられることなく、のんびりと歩く。

 

                         

                                                       

 

 


好きな場所で・・

2010-05-10 | 国内な旅

よしおさんに美観地区をご紹介。

春の日差しが暖かく、新緑が美しい。

  

もしかしたら、私がおばあちゃんに会えるのは最後かもしれない。

そう思って、やってきたがおばあちゃんは97歳だが、もりもり食欲がある。

 おばあちゃんの好きなものは、いつも今も変わらない。

 つい、半年前に会った時、消化のいい物が良いだろうとおうどん屋さんに入ったら。

 ”肉かカレーが良い。”と言って私達を驚かせた。

 今度も、私達より食欲がある健在ぶりを見せてくれた。

  

 まだ、おばあちゃんが一人で暮らしていたころ。

 叔母から”毎日電話をかけているが、ここ2・3日声の調子がおかしい。”と連絡

 があった。

 3時間車を飛ばして、おばあちゃんの元へ・・・・

 おばあちゃんは、縁に座って私を待っていてくれた。

 私が到着したのは、お昼過ぎ。

 おばあちゃんは、朝ご飯を食べた後からずっと、座って待ってくれていた。

 ”あー安心した。よく来てくれたねぇ”

  次の日、病院に一緒に行って解ったのだが、1週間で飲まなければならない、

 心臓の薬を、3日で飲んでしまっていたらしい。

 どんなに具合が悪くても、娘に心配かけないように、おばあちゃんは叔母に

 嘘をついて元気だと言っていた。

 次は、孫が車で一人でやってくると言うので、心配で調子が良くないのに、

 縁側の外で待っていてくれた。

  それから、家族で試行錯誤して、悩み、試み、おばあちゃんは、老人介護施設

 に居る。

 介護士さん達には、本当に頭が下がる。

 プロにはプロの家族を超える力をお持ちだ。

 一時は、ひどいアルツハイマーで会話も成り立たなくなったおばあちゃんが、

 会話が出来るようになった。

 今は、心臓の薬も血圧の薬も飲まなくて良くなった。

 10年前から、おばあちゃんは年を取るのを止めてしまったようにも見える。

 ”私は、ここで本当によく世話をして頂いているから、こんなに長生きをさせて頂いてる”

 と、おばあちゃんが言う。私達もその通りだと感謝している。

 家族の介護では、今の食欲旺盛、お顔の色つやもよく、ここまでおばあちゃんを

 幸せに出来ない部分もあったから・・・

 

  

  ”おばあちゃん97歳だって”って言うと

  ”97?これはいけない、88だと思っていたけど、97歳まで長生きしたら、

   みんなに迷惑掛けるだけだ、これはいけない・・・・”

  

  いいえ、もう少し長生きしてください。

  あなたには、子供が8人、その配偶者が8人、孫が18人そして、その配偶者・・・

  ひ孫・・・・あーもう何人だか?

  みんな、おばあちゃんから感じたり、学んだり、癒されたりする必要があるから。

   古い町並みを、ぽつりぽつり歩いていると、こんな事を考える。

  

  


倉敷日航ホテルの朝食

2010-05-09 | 国内な旅

和食パーツと洋食パーツに別れている。

  

 ホテルで朝食・・・・全く興味ありません。

 沢山いろいろ並んでるけど、朝あまり食欲無いので・・・・

好きな物を少しずつ取り分けてきた、母の御膳。

 

美味しそうなパンの所に、オーブントースターが置いてあった。

これを見た瞬間に、”おっ?これは美味しいパンが食べられるかも?”

パンを少しと、ベーコンを取り分けて食べてみると。。。。美味しい!!

 朝食欲が無い、よしおさんと母がお米が美味しいと言いあってる。

 一挙に、食欲が増進してきて、私も少しずつ取り分けてくる。

 月に10日はビジネスホテルに泊まるよしおさん曰く。

 ”この値段で、こんな美味しい朝食食べられるなんて・・・奇跡だ”

 

 こんな良い意味で、予想を裏切られるとは・・・・

 古くて、つまらない部屋・・・・・シックで綺麗なお部屋。

 品数合わせの朝食・・・・・・・・品数、品質共に充実。

 

 もちろん、ホテルスタッフの対応も迅速丁寧、気持ちの良いものです。

 

 

  

 

 


倉敷日航ホテル

2010-05-08 | 国内な旅

今年のGWって長いんだねぇ・・・

そう言えば、振り休3日あるんだよねぇ・・・

へぇ・・・長いねぇ・・・

 

 基本的只今ロングバケーション中のいちこ、興味ありませんの。

 ゴールデンウィークや年末年始は我が家は、何もかも物価が高騰するして、

何所から現れたのか?日本は本当に少子化か?と疑いなら街を歩くなんて。

  思考回路の中にありませんのに・・・・

 

 ”えええ、GWにそちらに顔を出そうかといちこちゃんと話してるんです。”

 うとうとうたた寝していたら、よしおさんが誰かと電話で話してる。

 

 ”はいそうですねぇ、おかあさん”

 ???おかあさん??私の??えっ、GWに帰るの私?

 4月10日過ぎ、私、帰省する事になったらしい。

 ・・・・じゃあ、おばあちゃんに会いにゆかねば。

 

 ANAさんでアワードチケット予約して、倉敷と岡山のホテルに予約して・・・

 

 私は、何をするのにも時間が必要なのに・・・年に2回の海外旅行だって、

 3か月以上前から計画するのに・・・20日しかない準備期間って好きじゃない・・

 好きなホテル選べないし・・・仕方なしに予約した日航倉敷。

エントランス抜けた途端現れた、お日様の光あふれた空間。

 

  おそらく、フルブッキングなのだろう。通常あるフロントでチェックインでは無く、

 特別ブースを設けてのチェックイン体制を引き、ゲストがストレスなくスムーズに

 チェックイン出来るようになっていた。

 ANAカウンターもそうだったけど、新人さんが初々しくチェックイン。

  相手のドキドキが私にも伝わって、新鮮な気持ちになる。

 一生懸命な姿が、嬉しい。

 

 お泊りお写真なんて撮るつもりも無かったのに。素敵素敵。

  

3人で2万4千円成り。GWだし、割高なんだろうなぁ。

だから、寝るだけのホテルで良いよねって予約したけど。

素敵なショートトリップ空間。

 

  

 ”うわぁ”っとバスルームから母の声が・・・・

 何事かと見に行った私も”うわぁ”

 大きなバスタブと、レトロなシンク。

 そして、シャワーブースまであるではないですか?

 

 

  

  

 リラックスして入浴出来るように、シャワーカーテンはつけていないそうだ。

アメニティーのシャンプー・コンディショナーは、ノンパラベン。 

 

おばあちゃんに会いに行く日は、ここを常宿にしましょう。

なんと、このリーズナブルなお値段で、朝食まで付いているのです。

 

  

 

 

 

 

 

 


2010-05-08 | 国内な旅

GWは、この人と、おばあちゃんに会いに。

倉敷美観地区入口のまねき犬さん。

おばあちゃんは、97歳。倉敷の老人保健施設に居る。

もう歩く事は出来ない。

記憶も直近記憶は、2分程しかない。

 しかし、それ以外あばあちゃんは、私の知っている30年前のおばあちゃんのままだ。

 

 ”こんにちは、始めまして。お元気ですか?”

 ”はい、おかげさまで元気にしております”

 

 私だって、気付いてくれないかと期待を込めて声を掛けるが、帰ってくる第一声は

 こんな感じ。でも、私の後ろに視線を向けたおばあちゃんの顔はぱぁーと明るくなる。

 ”さち!!、来てくれたんかぁ、ありがたい、ありがたい。”

 両手を合わせて、拝み始める。

 眼を上げて私に向きなおり

 ”いちこかぁ?”

 さちの娘はいちこと繋がる。

 でも、車いすを押して、お部屋に入る5分後には私達の存在は又、ごあいさつから。

  

 話しかければ、きちんと答えてくれるが、おばあちゃんから人に話しかける

 事はもう出来ないようだ。

  車いすから降ろして、車に座ってもらうと、もう運転手のよしおさんの事は、

 忘れてしまっている。

 自分の年齢も全く分らない。

 しかし、私にとって、この人以上に私の疑問に答えられる人は居ない。

 たまに、すごく心が弱っている時、"何の為に自分は生きているのだろう?"と

 10年に一度くらい人は自分に問いかける事があるのではないだろうか?

 

 おばあちゃんから出てくる言葉は、ありがとう。ありがたい。

 美味しい!!嬉しい!!この言葉が大多数だ。

 ”ここ(老健)に居て幸せ?”

 ”うん、先生方(ヘルパーさん)が親切にしてくださるし、自分で作らなくても

  三度三度美味しいごはんを頂ける。そのおかげでこんな長生きさせて頂いて

  幸せだ”

 ”こんな遠い所まで会いに来させて、可哀そうに・・・申し訳ない。ありがとうなぁ”

 ”あーこんなに沢山お金を使わせたら、お前たちが困るだろうに、いいよ。

  いいよ。お前たちが食べなさい。”

 ”これ、頂いてもいいの?あー美味しい。美味しいわぁ。幸せだ”

 

 

 今の彼女を形成しているのは、永い歴史の中培った、習慣だけ。

 人をなじることなく、いつも感謝の心を忘れず、足るを知り、喜びを大きく表現する。

 彼女の生きてきた姿、それだけだ。

 よしおさんは、”おばあちゃん、かわいい”と言ってくれる。

 私にも、彼女は”とてもかわいい”。

 生きてきた証は、残した財産でも、実績でも無く、生きてきた本人そのもの。

 年齢を重ね、体も不自由になり、考える力、物事を判断する力を失った時、

 おばあちゃんに残ったのは、人間としての品性。

 欲を残す人。

 豪を残す人。

 何を残せるかは、人の生きてきた姿次第なのではないか?

 私の生きる意味、もしくは課題は、おばあちゃんのようになれるかだ。

 ”おばあちゃん、おじいちゃんどんな男だった?”

 ”えー男じゃった。男前じゃったし、賢い人だった”

 ”おじいちゃん、戦争の時何してたん?”

 ”陸軍上等兵で馬に乗っとた。綺麗じゃったよ”

 ”おじいちゃんとお見合いで結婚したん?”

 ”違うよ~。恋愛じゃぁ。おじいさんが、演劇場で私を見染めたんじゃ”

 ”おじいちゃんに会いたい?”

 ”会いたくても、死んだんじゃけ、会えんやろ。だけど、おじいさん私が

  生活に困らないようにしてくれてるから、ずっと守ってもらってる”