今まで、ホテル選びをするとき、第一条件は泊まりたいか?泊まりたくないか?
立地は二の次、お部屋の広さや、美しさ、新しさ。
でも、今回の体調不良で、立地の良さは重要なのだと知りました。
ホテルを出ればそこは、ショッピング街。
東京で言えば、銀座三越の前にホテルがあるようなもの。
あら、素敵なベーカリー朝食に頂きましょう。
The Loaf パビリオンの中で見つけたベーカリー。
パビリオン・ロット10・スターヒルにちょいと出かけて、気持ち悪くなったら
お部屋に帰って、横になれば良い。
3日前にはほんの小さな、募金ボックスしか見なかったのに・・・
泣ける。・・・・・・・・ありがたい。
ちょっと、疲れてホテルで休憩をしようとパビリオンを出ようとした時
”どん”っと聞きなれた音を聞いた。
太鼓の音。
パフォーマーはマレーシア人です。今から日本のためにチャリティーコンサートを行います。
お腹に響く、大地を震わす太鼓。
一心不乱に太鼓を叩く、男女。
マレーシア人のパフォーマーですと言われなければ、私は日本人会の人が叩いている思ったでしょう。
太鼓が激しく鼓舞するにつれ、何か熱い塊を抱え込んだみたいだった。
嗚咽した。大人になると、嗚咽する事って少なくなる。
悲しくて、苦しくて嗚咽した事はある。
あの時は決してそうではない、むしろ近い感情としたら、感謝だと思う。
世界ではいつも、不幸が起っている。
大きな特別な出来事が、人々に突然不幸を降り注ぐ事もある。
一日一日を 爪に火をともすように生きるしかない人々もいる。
何故、マレーシアの人々がこんなにも、日本の事を思ってくれるんだろう。
日本は、一体どんな国なんだろう。
マレーシア滞在中、私達は変な男性に会った。
突然、日本人か?英語は分かるか?と声を掛けられ。
日本人だよ、少しなら英語分かるよっと答えると。
"来月、すっごい素敵な事が起るよ。
あなたはすごく幸せなるよ!!”
なんじゃ?この人占い師か? いぶかしげに、あーーありがとうって 適当に答えると
”分かってる?信じるんだよ!!信じるんだよ!!”
なんじゃ?とりあえず、熱く伝えたいようなので、日本人らしくお辞儀をしてありがとうございます。
っと告げて、歩き始めた。
私達は、ホントにお気楽な困った人だ。
来月どんな素敵な事があるか、予想し始めた。
素敵なポジションのオファーがあるのかしら?なんて・・・
あれ?あの人は、もしかしたら、被災した日本人に希望を持たせたかったのかもしれない。
本当の意味で、お礼をしようと振り返ったが、彼はもう居なかった。
私は、来月良くなると信じて、東北の方に何が出来るかを考えなくてはいけないと思う。
焼け石に水と、私達 サポートする側があきらめずに、来月良くなるように・・・・
1時間の時差のある、飛行機で6時間かかる国民の人々が日本の為に何かしたいって
頑張ってくださっていた。
日本に帰って数日すると・・・ある国で、戦争が起きていた。
霞が関って国は、飛行機で何時間かかって、時差はどれくらいあるんだろう?