ここでちょっと休憩

ビーチリゾートが大好きな私の旅行記

宋廟

2008-11-30 | ソウル

王室の霊廟。

約500年の朝鮮王朝の歴史がこの場所に集約されている。

王と王妃、また没後に位を贈られた王と王妃の神位が安置されている

1995年 ユネスコ世界文化遺産に登録

 

私達以外の人は居ないというくらい、プライベートな観覧だった。

 ずっと外にいるせいか寒くて、じっと何かを見よという気になれない。

 私達のいった4日間は日本にも大寒波が押し寄せて、通常より気温が下がっていた。参考になる、体感温度ではないが・・・寒さに弱い、年齢になられる方は、10月の紅葉と観覧をお勧めする。

 

 なんと、我が家のお姉様方、ズボンを2枚着用です。言わずもがな、パンツ、靴下、タイツ、ばばシャツ全て2枚使用・・・だるまさん状態です。転んだら、起き上がれませんが・・・

 


秋のソウル

2008-11-30 | ソウル

勤政殿

 

王様を象徴する龍。

 景福宮は、世界遺産に指定されていないので、観覧は自由にできる。

 しかし、やはり日本語ガイドツアーに入る方が、見ごたえがある。

うっかり、交代式に見惚れてガイドツアーの参加に遅れてしまった。

 途中で追いついたのだが、ぶらぶらただ見ているいるだけより、価値があったように思う。

 

 

 しかし、昨日昌徳宮を見たばかりの私達。

 それに、輪をかけて気温はぐんと下がっている。だんだんと集中力もなくし。

 早く、ガイドさんが進んでくれはしないかとじれてくる。

 

 あまりの寒さに、受電したばかりのデジカメはすぐバッテリーが減っていく。

防止するため、ポケットにカイロを入れて、一緒にデジカメを持ち歩いた。

香遠亭

 

慶会楼

一万w札に描かれている建物

外国使節の接待をする宴会場。

国宝に指定されている。

 

 年齢を重ねてから訪れようと、思う都市がある。今の年齢とはまた違う感性で見る方が良いのだろうかと思う場所。

 ただ、宮殿や神社仏閣も私の中ではその一つだと思っていた。

 年とって、よしおさんと手をつなぎながら、ぽつりぽつり歩いて行けたらなぁっと思って居た。

 しかし、今回お姉様方と旅をして、つくづく感じた事がある。

 最新設備の新しいアトラクション たとえばデイズニーランドやUSJなどは、歩くのが困難でも車いすを使って楽しむ事が出来る。

 ドバイなどは、車社会あるかなくても全て用が足りる。

 しかし、国宝級に指定される場所、ユネスコなどは、整備されていないから歩くしかない。

 石の階段、敷居、便利な様には出来ていない。

 行きたい場所には、後にとらず今行く。

 

 


景福宮

2008-11-27 | ソウル

1592年壬辰倭乱によって全焼

273年間 廃墟となる

1867年 高宗の時代に再建される

1895年 高宗の皇后 明成皇后が日本人によって殺害される

 王様が居所を移し、主人を失った王宮となる

1910年 国権を失い、日本に正殿の前に総監府庁舎を建てられるなどして、多くの建物が破損、昔の姿をほぼ失ってしまう。

大部分の建物は無くなったが、、正殿・楼閣などの主要な建築物は残っている。

”教育って怖いね”

 朴さんはそう呟いた。

 今から14年ほど前、卒業をまじかに控えたあの日、彼女はしんみりそう言った。

 私が彼女と最後に食事をした夜だった。

 彼女と出会ったのは、大学での新入生オリエンテーションの日だった。

 白磁の肌を持つ、美しい女性が私の横に座った。

 不思議なことに、その日から私の級友は中国人・韓国人・台湾人ばかりとなった。

2浪・3浪が当たり前の当時。

田舎者まるだしで、附属高校からそのまま進級してきた私は、とても幼く見えたのだろう。そして、人畜無害にも。

 外国人留学生達は、自国の大学を卒業後、入学した人。

 日本語学校を卒業後、入学した人。

私から見ると、おそろしく大人に見えた。

 留学生達の中でもとりわけ仲良くしてくれた、朴さん。

 ”日本に来る時、日本人は野蛮で怖い。気をつけなければと身構えて、来たのよ。私達、そう言う教育受けてきたの。でも、日本で6年暮らして、日本人は優しいって解った。”

 彼女は、私と出会って4年間、私にそんな話をしてくれたのは最後の最後の日だった。彼女の日本人に対する恐怖はいつ消えたのだろう。

6年も日本に暮らした彼女ですら、私に口のすることの出来ない言葉を持っていた。

 留学生の人達はみんな優しかった。

しかし、ぽつりぽつりと私が学校の授業では習わなかった日本の歴史を、彼らから聞いた。

決して、私を苦しめる為ではなく、知識の一つとして教えてくれた。

 実際、私は大人達に庇われる、小さな子供のように甘やかされた学生生活だった。

 しかし、私は彼らの国に足を踏み入れる事が拒まれた。怖かったのだ。

自分達の先人たちが行った行為の残虐さに、恐れをなしたのだ。

 留学生達はみんな裕福な家庭のご子息たちで、何度も遊びに来るように誘ってくれた。

お金が無いと言い訳すると、航空チケットを買ってやると言ってくれる人までいた。

 しかし、私はどこにも行かなかった。

彼らのご家族に、不快な思いをさせる事を恐れたのだ。

 

 私は、韓国から帰ってきて、韓国の人はなんて、素晴らしい人達なんだろうと尊敬の念を覚えている。

 王宮の日本語ガイドさんは、火災に遭った。殺害されたと簡単に述べ。

  日本人のせいだとは説明しない。

 私達が、歩きながら地図を見ていると必ず誰かが声を掛けてくれた。

 日本語・英語・韓国語どれかの言葉で私達を助けてくれた。(厳密には韓国語の場合は身振り手振り)

 電車に乗ると、68歳の叔母は1分も立っていた事が無かった。すぐ誰かが席を譲ってくれる。

 礼儀正しくて、真面目で、優しくて、感情表現が豊か。

 暮らしてみると、別の側面も兼ね備えているのだろうが、

 今度は身構えず。 かといって、無礼にならないように、この地に足を運びたいと思った。

 そして、無知とは本当に人生を狭くするとつくづく感じだ。

 


景福駅

2008-11-26 | ソウル

景福駅

地下鉄の通路に燈篭が現れた

進んでゆくと・・・・

光の向こうへ進んで見えた景色は 

 

”あっ!交代式に間に合った。10時00時。

興礼門

暗闇から、見えた景色は色鮮やかで、一瞬にしてタイムスリップした。

 改札を出た瞬間から、プロローグが始まっている。

ぜひ、地下鉄で出かけてほしい。 

 


CORNER STONE

2008-11-26 | ソウル

パークハイアット ソウルの2階にある、グリルレストラン。

CORNER STONE

厳選された食材を特別な薪のオーブンで焼き上げる。

本日の朝食は”おかゆ”

オーダーしてから20分かかります。

作り置きではなく、お米から炊いてくれるんですね。

 米粒が見えるか見えな位のとろとろのお粥。

昨日の宮廷料理のお粥もスープの様にとろとろでした。

 周りではパワーブレックファースト中のビジネスマン。

欧米人の方が多かったでしょうか。

 

 


韓国のおトイレ事情

2008-11-25 | ソウル

抵抗があっても、それはルールです。守ってください。

”おトイレにでっかい、汚物入れがあるところでは、トイレットペーパー流しちゃだめよ”

母達に偉そうにレクチャーしました。

 

 一般家庭や、ホテルの客室などは大丈夫なようですが、利用者の多い公共の場所では、詰まってしまう事があるようです。

 

 注意書きのハングルは私達に読めないので、汚物入れを目安にするしかありません。

 実際、昌徳宮では5つある個室のうち3つは詰まってしまっていて、使用できなくなっていました。

”まぁ、でも抵抗があるわぁ・・・”

タイなどで、免疫のある私は一番効果的な言葉を口にした。

”詰まってしまって、水が上がってきて・・・そのまま出るに出れない状態になるか?

 思い切って素知らぬ顔で外に出て、次使う方に白い目で見られるか?それのがいい?”

 

おトイレだろがなんだろうが“自分で汚したものは綺麗に拭いてから出てきなさい”

そうしつけてきた母あっさり、この言葉で抵抗を捨てたようだ。

パークハイアットレストランのおトイレ

偉そうにレクチャーした私ですが、どんなにお腹が痛くなっても、ホテルのおトイレ以外では・・・我慢します。形あるものは。

 なぜか私は、綺麗なおトイレは必ず写真にとらずにいられません。

”いちこちゃん、またおトイレの写真撮ってきたなぁ。”

 そう、私は、おトイレにカメラを持って行く怪しい女。

 

 


宮廷料理

2008-11-25 | ソウル

チャングムみたいなお食事したいの・・・母の言葉

石坡廊(ソッパラン)

明洞からタクシー10分

昔王族が暮らしていた建物でお食事が出来る。

石坡コース 100,000ウォン

門をくぐると、ライトアップされた艶やかな庭園が広がっていた。

伝統ある文化財に指定された、離れを併設する。

本館の建物は、朝鮮時代最後の王妃の生家を移してきたもの。

私の腕ではこんなボケボケ写真しか撮れなかったのが残念でならない。

タイミングよく運ばれてくるお料理。

サーブもさすが一流。

 雰囲気に飲み込まれること無く、ゆったりとリラックスできる空間。

 写真と取り忘れてしまったお料理もある。

 お味は・・・私達日本人には食べ慣れていないせいでしょうか?

この味を求めてだけでも、ソウルに立ち寄ろうというものではなかった。

しかし、一度はこの空気にふれる価値はある。


李 恵卿

2008-11-25 | ソウル

李 恵卿エステ 

75分(49000ウォン) 

フットバス

角質除去

アロマリンパマッサージ

足つぼマッサージ

エアーマッサージ

パラフィンパック

 足がつるつるです。恥ずかしい話、私の足の裏の・・魚の目の痕がありました。

 しかも両足・・・・ それが、ツルッツルになりました。

 パラフィンパックは寒い中歩いてきた足の栄養剤のようだった。

 ジュワッとほっこりする。

日本語もカードもOK。

 

ミナミエステサロン

約2時間 (90000ウォン)

フットバス

角質除去

専用クリームマッサージ(足)

オイルマッサージ

顔クレンジング・マッサージ・パック

どちらのエステも腕は確かです。

アジアンリゾートでの優雅さはありませんが、しっかりつぼを外さず、安心できるマッサージでした。

 たまに、あーあと2ミリずれてるような、もどかしいセラピストがいますが、

 この2店舗ではゆったりと体を預けらる安定感のある施術だった。

 もちろん、男性もOKです。

 

 


サムゲタン

2008-11-24 | ソウル

綺麗な銀杏並木を歩き・・・・落ち葉の音を堪能しながらお散歩。

そろそろ、お腹がすきましたね。タクシーで明洞まで移動しましょう。

タクシーから降りた瞬間”安っ”と叫ぶ一同。ウォン安とソウルの交通費のお手軽さにびっくりです。

明洞はソウルでも一番の繁華街。

南大門市場も近いし、お買い物もエステも存分に堪能できる場所。

明洞参鶏湯

お店のプリントアウトをドライバー渡すと、電話をかけてくれた。

お店の前までしっかり送り届けてくれた。

胡椒塩に鶏肉をつけて食べる。

私達は面倒になってそのまま、自分達の好みの味にスープの中に御塩を入れた。

 

 母は、お肉はあまり得意ではないので、お粥。

 

 サムゲタンは丸ごとの鳥の中にもち米・栗などが詰め込まれている。

 マシューにこの話をすると”感謝祭のターキーみたいだねぇ”と

 

 お肉はとろとろに煮込まれて、スプーンとお箸でスルスル身がほぐれます。


紅葉

2008-11-24 | ソウル

お姉さま方に見せたかった物の一つ。紅葉。

落ち葉は音を楽しむ為にわざと、掃いてしまわずに置いてあるという。

 

がざごそと音を立てる、落ち葉達

お日様の力でより一層の迫力が増す。

チャングムが撮影された場所

久々に四季の美しさを堪能した気がした。

秋の紅葉も桜と同じはかなさをもっている。

あと一週間遅ければこの光景は見れなかったかもしれない。

 

 


昌徳宮

2008-11-24 | ソウル

言葉の要らない空間だろう。

この日の気温は2度前後、吐く息は白い

 

 

雑象(チャップサン)

屋根の上に見える小さな彫像。西遊記の登場人物という説が一番濃厚らしい。

この彫像の数はそこに住む人の位を表わす。

日本人の特徴だろうか?皆おとなしく、礼儀正しく、ガイドさんに

カルガモの様について歩く。

 この日本語ツアーについてではないと、宮廷内には入れない。

しかし、飛行機の時間などで、途中でリタイアしなければならない人たちは

途中から引き返す事は可能なようだ。


昌徳宮

2008-11-24 | ソウル

1405年李朝3代太宗により建立。

最も長く政務がとられた王宮。

ユネスコ世界文化遺産に登録されている。

 10:30から行われる、日本語ガイドツアーに参加した。

 月曜日が休みのせいか、火曜日の今日は日本人だけで100人くらいの集団になっている。しかし、ガイドさんはマクロフォンを着けているので、会話は聞き取り易い。

荘厳だ。

蒼い空の下、秋の澄んだキリリと冷えた空気の中の観覧はとても

すがすがしかった。

何故だろう、気付くと息を止めている。

急いでシャッターを押す。

お空の色が丹青をより一層引き立ている。

丹青は屋根の梁・天井などに見られる極彩色の装飾。

建物の格式を表す他、表面の保護や木材の腐食を防ぐ。

彩色は草木を原料をとしている。30年から40年で塗り替えが行われるそうだ。

 

 


朝ごはんは

2008-11-24 | ソウル

9時にお姉さま方のお部屋にピックアップ。

電車に乗って、40分 安国駅へ昌徳宮見学

駅をあがってゆくと PARIS CROISSANT

パンのいい香り。本日の朝食はこちらで

パンを少し温めてくれます。

 

 

 

 


2日目

2008-11-24 | ソウル

昨日はよく眠れた?

ふふふ、含み笑いをしながら目くばせする、お姉さま方・・・

 

”夜中に急にウゥーーンってブラインドが上がり始めてな。”

思い出し笑いを始めてる。

 二つある枕の一つが寝ている間に邪魔になった叔母が枕を、下に落そうとしたら。

 どうやらスイッチにあたったらしい・・・

お姉さま方のお部屋もスィートの405室。久々の姉妹水入らずだ。

夜、持参した韓流ドラマのDVDを見てから寝たらしい。

 DVDはフロントでも借りることが出来る。

 

そのお姉さま方がDVDを見ている時、私はゲストリレーションに行き、

”母がチャングムみたいな夕食したいと言うんだけど・・・何所か予約取ってもらえますか?”と相談していた。

 ささっと、お店のプリントアウトをして、私に提案をしてくれた。雰囲気も良くて、お値段もお手軽。そして伝統的な宮廷料理が食べられるお店を。夜10時を過ぎているのに、予約を取ってくれた。

 この、ゲストリレーションでの相談は大変楽しいものだった。

 二日目の私達のスケジュールを聞いてくれ、アクセスが良くてベストなお店を紹介してくれた。

知らない人はいないほど有名な店だが、念のためタクシーの運転手に見せる、ハングルのプリントアウトも用意してくれた。


パークハイアットソウル

2008-11-24 | ソウル

地下鉄三成駅1番出口から徒歩1分。実際は出口から徒歩10歩という感じだ。

ドアマン達は常時4から5人立っている。セキュリティーも万全だ。

ゲストルーム階に行くには、ルームカードキーがなければエレベータが停止しない。

カードキーがなくても行ける階は最上階のフロントだ。

スターバックスもコンビニも近くにある。

もちろん、コーヒー・紅茶・ハーブティーなどもミニバーで無料で備わっている。

 オンドルは無いけれど、お部屋は下着姿で歩いても十分温かい。

アメニティーは”イソップ”

 素敵なハーブの香り。オレンジ・ラベンダー・ミント

 ボディソープ・シャンプー・コンディショナー・ボディーローション

 すべて、香りが違う。

 バスルームには2種類のシャワーがある。一つは普通のよくあるタイプ。

 もう一つは天井に備えらていて、雨を受けるように浴びられるタイプ。

 

 この天井から降り注ぐシャワーはイソップの香りをより引き立ててくれるように感じた。ふわぁーと香りが立ち上る。香りに取り巻かれる。

 

  ”ねぇ、汗蒸幕かチムジルバンに行ってからホテル帰る?”

  ”ホテルの大きなお風呂につかりたい”

 

 ふふふ、よしおさんも気に入ったのね・・・