ここでちょっと休憩

ビーチリゾートが大好きな私の旅行記

後悔しないこと

2009-10-27 | THE RACHA

ゆるりと脚を伸ばして、バスピローに頭を預けるバスタイム。

 まさに理想的な構造。

 床に刻まれた滑り止め。

 

 スタイリッシュなだけでなく、機能的で本当に素晴らしい空間だ。

 壁にわずかに見える金属を引っ張ってみると、グイーンとローブロープが伸びる。

狭くも無く、広くも無く、丁度良い究極空間。

 

 

   

 シャワーブースに降り注ぐ朝日、木漏れ日に似て、どこか厳か。

 シャワーヘッドからの強めの水圧。

 皮膚は刺激され、小気味よい水音。

 立ち上るジャスミンに包まれる。

 

 

  

      

 深いシンク。水周りは、デザイン化されるほど利便性が失われがちだが、

 危険な橋を巧みに渡った一品。

 洗練された空間に、あらわれたまぬけなソープ。

 パケージを取ってしまおう。

 RACHA特製のオーガニックソープ。

 統一された香りの中で、まぎれ込んだレモングラスがきらりと光る。

 

 加え過ぎず、失い過ぎず。

 華美では無く、無骨でなく。

 

 利便性・快適性を備えて、心を豊かにする空間。

 手放しほめちぎっても後悔は無い。

                              


住みたい空間

2009-10-24 | THE RACHA

シンプルなのに、温かみのある空間。

 大きな窓に、素敵な家具。

 どれ一つ余分なものが無く。

 考えて、考えつくされた究極のシンプル。

 

 ヴィラの扉を開けると、ジャスミンの香りが出迎えてくれる。

 私の今、好きな香り。

 ぼーとしていた、ゲストに目に光が戻った事を確認したスタッフは・・・

 てきぱきと説明を始める。

 が・・・ゲスト目は光を戻し・・・意識は彼女の説明には向かっていない事を

 確認。

 

 ”これだけは重要です”

 一通り、説明を終え。一番大切なことだけをゲストに集中させる。

 ここのダイヤルは、空調と給湯機です。

 ここがONになっていないとお湯が出ません。

 そして、この温度を上げすぎても下げすぎてもお湯が出ません。と説明を終えた。

 

 賢明な判断です。

 今のゲストは、写真を撮ることしか頭に無く。

 早く、あなた出て行ってくれないかしら?っとしか頭にないのですから・・                                  

  

     シャワールームとアウトバス。

 アウトバスは外から直接入れるようになっていて、海から戻ってきても砂を落として

 からヴィラに入れるようになっている。  

 陶器に入れられたアメニティー達。

 高い天井から差し込む光も、素敵な演出の一つ。

 バンヤンのように贅をつくしたヴィラも良いが、

 ここで暮らしたいと、思わせる空間だ。                                      


ROOM S DIVISION MANAGER

2009-10-24 | THE RACHA

スピードボートから降りると、農作業トラックのようなものに乗せられて・・・

ガタガタの山路をごとごと走る。

 

 大丈夫か?私の見たあの絵はどこに?

 本当にSLHがあるのか?

 

 

 見えてきた、THE RACHA

 レシェプションに到着すると。

 なにやら、威厳を感じさせる男性が名刺と取り出し・・・

 ”ようこそ、SLH・・・ THE RACHAへ・・・・・”

 なんちゃらかんちゃら・・・・私達は、ボート疲れで・・・まさにボーっとしており。

 

”あの人なんだって?”

 よしおさんに尋ねるが

”さぁ?なんだろう?ボーとしてた。”

 もともとさして英語は得意ではありませんので・・・集中していないと聞き取れません。

 

 名刺を見ると”ROOMS DIVISION MANAGER”

 宿泊支配人 ・・・フロント、ベル、客室など、宿泊にかかわる部署を統括する責任者です。

 次にやってきたのは女性。

 ”こちらの同意書にサインを頂ければIPODを取り出し、無料で貸し出しをしています。”

 同意書の内容は紛失した時には●●THB支払いますって内容。

 ”まあ、サインしとけば”

 と、サイン。

 ダイナースカード優待宿泊特典のAnumba Spaでの60分タイマッサージのバウチャー

 ウエルカムドリンク、Earth Cafe /Ice Barでお好きなドリンク一杯無料券。

 などなどが渡され、そのままお部屋にチェックイン。

 やりにくいゲストだったでしょう。私達、無表情のボーとした腑抜けな感じ。

 

 

 お部屋は一番リーズナブルなデラックスヴィラ。

 二部屋で一棟のヴィラになります。

 しかし、ほとんどシェアする隣のゲストの物音は気になりません。

 時々、アウトシャワーを浴びている音が聞こえる程度です。

 

  のちのちに先ほどのマネージャーの威力を知ることになりました。

 ある日、プールからお部屋に忘れ物を取りに行こうとリゾートを歩いていた時。

 彼がヴィラの外に立っているのを発見。

 彼はルームクリーニング中のスタッフになにやら注意しているご様子。

 

 忘れ物を取りプールへ向かっていると、今度は先ほどのヴィラの隣で、チェック中。

 

 真っ白なヴィラの中。髪の毛一本が、それはそれは大きな汚点となって目立ってしまう構造。

 彼のチェックがあってこそ、この空間は作り出せるのだと、つくづく感じるのでありました。

 

 

 


ラチャ・ヤイ島

2009-10-23 | THE RACHA

ラチャ・ヤイ島はプーケット本島から12マイル南、プーケットのチャロン湾の桟橋からスピードボートで約40分。

 プーケットでは楽しめない、海の青さとシュノーケリングを楽しみにデイトリップに

 訪れる人や、ダイバーには立地の良い場所。

 

 しとしと雨の中、スピードボートに。

 この間の写真は一枚もありません。

 

 鞄の中に忍ばせておいた、ビーチサンダルに履き替えて、高いヒールは鞄の中に。

 事前チェックで、スピードボードから到着する先は浮桟橋との事。

 この靴の変更は全てにおいて正解でした。

 

 スピードボートに乗り込む際には、橋からヒョイと乗りこまなくてはいけない。

 なんでも、水滴が付くと滑りやすいもの、安定感のある靴で、すべりにくく、濡れても

 気持ち悪くないビーチサンダルは、最上の履物となった。

 

 ボートに乗り込むと、ライフジャケットと雨合羽が渡された。

 もちろん、気まじめな私達。ライフジャケットを着込んで、上から雨合羽装着。

 

 そして、大人しく、きちんと着席。すっごく、いい子に。

 なぜなら、私は、シンガポールからビンタン島に行く時もこんな、悪天候で・・・

 気持ち悪くなったり、怖くなった経験があるから。

 海はいつでも、表情を変える。悪魔にも、天使にでも変身出来る事を経験しているから。

 

 ”ギュイーン”と言う音と共にスピードボートは出発。

 走り始めるとともに、写真を撮ろうとしていた外国人はあわてふためき、デジカメ 

 をしまい始める。

 その瞬間、高波がボートのあたり、ボートの中に海水侵入。

 私達の足元も濡れそぼる。

 雨脚も強くなり、ビニールシート―でカバーされているが・・・どんどん濡れそぼる

 私達。

 ようやく、デジカメをしまったゲストは・・今度はあわててビニール合羽を・・

 

 実は準備万端で出発した私達ですら、まさかこんなすごい事になるなんて思ってもいなかった。

 怖い・・・・

 ボートは波で右に左と揺れ。 

 そして、上に下へと落ちる。

 揺れている時は、まだましだ。

 上に持ち上げれて、落ちる時、落差は2メートル程なんだろうが、

 豪華な30人程度がのれるスピードボートが。海に叩きつけれるように落ちる時、

 思わず、声が漏れる。

 はじめは、みんな遊園地のアトラクションの如く、”わぁおー”っと楽しんでいた。

 

 臆病者の、私達は口を開いた瞬間 舌を噛まないように・・・・じーとしてる。

 

 なにが、怖いって・・・他の船を見ることだ・・・

 船が木の葉のように海にもてあそばれ。。。傾く姿・・・

 あっ、転覆しちゃう!!って程傾けられているのだ・・・

 

 あー大丈夫なんだ、船ってよく出来ているのねぇなんて、感心したり。

 キャプテンが波を見ながら舵を取る姿、まっくろに日焼けした姿に、白いマリン

 がよくお似合い。

 そこから見える、筋肉の動きが見える腕も。

 すばらしい、ふくらはぎの筋肉も きゃーかっこいい!!

 なんて、思う余裕もありますが・・・

 

 でも、楽しいクールージングなんて言葉はありません。

 

 まだ?

 

 まだ?着かないの?

 

 真黒な雲が山に見えて、もうすぐだ!って勘違いして、そうじゃないらしいと分かって

 落胆したり・・

 

 だんだん、お腹がおかしくなってきた。

 私のお得意の緊張性下痢。満員電車で、お腹がおかしくなってきて、

 そのまま我慢して立っていると、貧血状態になる。

 今は座っているから大丈夫、大丈夫と言い気利かせる。

 実際この下痢状態は、電車から降りるとおトイレ行かなくても大丈夫なんだから。

 

 よしおさんと手をつないで、二人でにこりと笑顔を浮かべ合う。

 お互いに大丈夫だよと、安心させ合う。

 

 だんだん、誰も歓声を揚げ無くなり、波の音とエンジン音だけの船内になる。

 お天気の良い日はオープンにされ、雨の日はビニールシートで覆われる。

 周りはよく見えるし、そしてシートの間からは、雨と海水が入ってくる。

 自然を満喫だ。今日はしたく無い。

 

  足を踏ん張って、体を安定させて、ギュッと握りしめていた手も痛く。

 体中が、悲鳴を上げ始めた頃。

  ようやく、島が見えた。

 

 ”あーあと10分長かったら・・もどしてたかも・・・”

 

  ぎゅっと力を入れてたせいか?年のせいか?

 ぎこちない動きで船を降りる。

 

 しかし、その前に

”キャプテン、今日は大変だったでしょう?ありがとう。

 私達の命を守ってくれて”

 しっかり、キャプテンと握手。

 

 もちろん、キャプテンの指はちゃんとチップを受け取れるように軽く曲げられてる。

 にっこり、笑って、右手の指は軽くチップを挟んでも、目の前に手を合わせて、

 ”コップンカァー”

 

 キャプテンにとっては、この時期の航海は、座って運転出来ないだけで、大した

 大仕事では無いのだろう。

 そして、私が思っているほど大変じゃなかったんだろう。 

 私は、ポケットに忍ばせた、チップを全部渡した程だったが・・・

 

 キャプテンの手はさらりと汗ばんでもいなかった。

 

 よたよたと、浮桟橋を歩く私・・・・

 スタッフの女性がさっと私の腕を掴んでくれて、エスコートしてくれた。

 

 

 

 

 

 

 


楽園にたどり着くまで

2009-10-22 | THE RACHA

 この景色を見たくて、見たくて、コ・ラチャ島へ。

 アジアのリゾートでは、あまり素敵な海を見たことが無い。

 

 一番の最難関だと思っていた、シャロンポーにあるRACHAのラウンジは、

 おじいちゃんの機転で難なく発見。

 

 タクシードライバー達は、THE RACHAというホテル名すらご存じない人が多かった。

 シャロンポーに到着すると、おじいちゃんはホテルに電話を掛けてくれて、

 ラウンジを発見。

 ホテルの電話番号は必須です。

 聞いてみると、場所は何のことはない、シャロンポー船場の駐車場から振り返れば見れる所。

 海を正面にして

 

 シャロンポーに近づいてくると、ダイバーのお店などマリングッズが目につき始めるので、すぐ分かる。

 そして、すぐ正面に海が見え始める。

 見え始めたら、右側にあるセブンイレブンの前に車を止めてもらえば良い。

  

 左側に THE RACHAの看板が見えるでしょう?

 この看板はなにげに通り過ぎてしまうので、セブンを目印に。    

  

 RACHAの看板は小さすぎるし、シンプル過ぎて見つけにくいです。

 分かってしまえば、なんで気付かなかったんだろう?って思いますが・・

  このドアを開けると、そこはリゾートの始まりです。

 

 白を基調としたスタイリッシュな空間に、ぬくもりを感じる照明達が、優しさを加えています。

  

  

 

 ここでチェックインを済ませます。

 帰りのフライト便を告げると最適なシャトルボートの時間を教えてくれます。 

 その時間がチェックアウト時間になる訳です。

 from phuket (chalong bay) to racha

  11:30  14:00 17:00

  from racha to phuket(chalog bay)

   9:00  12:00  16:00

このシャトルボートの時間が少しネックになります。

 プーケット国際空港からシャロンポーまでは1時間を程度。

私達は 行きは14:00に帰りは12:00のシャトルボートを選択しました。

 帰りのフライトが、18:25分だったから。

 すっごく時間があるようですが・・・・その理由はおいおい。

 

 物腰柔らかで、それでいて機敏動きを見せるスタッフが、出迎えてくれます。

 

 ウエルカムドリンクは2回もてなされます。

 一度は、ここで。

 2杯目は、リゾートに到着してから、好きなドリンクを好きなレストランで頂く事が

 出来ます。

 私達は、プールでビール2度目のウエルカムドリンクとして、2日目に頂きました。

 

 レモングラス・ラベンダー・ジャスミンの3種類から香りを選択。

 この香りが、アロマポット、シャンプー、バスジェルと全てに統一されます。

 お気に入りの香りでリゾートが包まれるのです。

 お部屋に入ると、ふわりと包まれ。

 パートーナーが動くと、ふわりと包まれる。

 きっと、この香りをかぐと、リゾートの幸せだった記憶が呼び起こされる事に

 なるでしょう。


バンヤンを離れる日

2009-10-20 | プーケット

本日は、最終日。

 7時に起きて、アウトバスに浸かって、のんびり身支度。

 そして、いつものカプチーノ

 ふわふわのオムレツ

 ピリリとした香辛料とニョクマヌの隠し味の効いたフードル

 

 幸せな朝食を済ませて、ヴィラへ

  

 朝のお散歩の後は、プールへどぼーん。

 天国での一日の始め方。

 

 でも・・・・今日は最終日。

 クーラーを切って引き戸を全開に開き、パッキング。

 暑くなったら、そのままプールへ。

 プールヴィラの良い所、水着が濡れる心配ないから、最終日の朝だって泳げる。

 

 裸でプールで泳ぐ開放感。

 絶対、試してみるべき。 

 

 チェックアウトは12時なので、12時にカートをお願い。

 ここで、気をつけないといけないことは、バンヤンスタッフは、時間厳守、素早い行動。

 私達が思う以上に、素早いです。

 カート呼んで、その間にコーヒーでもなんて、無理です。

 もう、玄関で待っていてもいいくらいです。

 

 カートで移動するリゾートは、何箇所か宿泊しましたが、ここまで待ち時間に

 ストレス感じずに利用できる所は、ありません。

 (せっかちな当社比です)

 

 チェックアウトの時、マネージャーらしき女性がやってきて

 ”今回のご滞在は如何でしたか?

  いつもどおりご満足頂けでしょうか?

  ご不満やご指摘がありましたら、お聞かせ願えませんか?

  次のリゾートはTHE RACHAへ向かわれるようですが、タクシーを

  ご用意しましょうか?  ”

 最後の最後まで、嬉しい対応。

 2度目の訪問なのに・・・いつもどおりって言われると、なんだかくすぐられる・・

 女ごころ。

 私達の次の予定まできちんと把握してくれての対応。

 乙女心に火が付きます。

 

 さてさて、問題のピックアップは・・・・

 

 朝、よしひろさん おトイレに、私は、朝の写真撮影でヴィラの外に出ている時、

 電話が鳴った。

 確かに、おトイレにもお電話はありますが、ここは花も恥じらう乙女

 ピックアップする訳に行かず・・・・

 なんだったかしら?っと思いながら朝食へ。

 

 朝食から戻ってくると、お電話・・・・ 昨日のドライバーさん。

 

 ”今日12時半にピックアップ行きますが、申し訳ないのですが、

  私の友達が迎えに行きます。

  1000THBでよろしくお願いします。

  シャロンポー以外に寄りたい所はありますか?”

 と電話をくれた。 

 なんだ、彼と彼の車が良かったのに・・・・

 

 12時20分。

 ”508か?”

 と、昨日私の渡した黄色い広告の裏を持つ、おじいちゃんやってきた。

 おじいちゃんかぁ・・・車しょぼいかなぁ・・・スーツケース乗るかしら・・・

 不安をしり目に、玄関に見えるは!!ランクル!!

 

 

 ではありませんでしたが、昔父が乗っていた、古い形のランクルに似た大型車。

 素敵!!

 

 雨が降る中、おじいちゃんの安全運転に、うっとりお昼寝しちゃいそうになる快適さ。

 けっして、のろのろ運転では無く!!しっかりとしたハンドルさばきに、無理な追い越しもないという意味です。

 ”ボートの時間は何時?”

 ちゃんと、時間配分してくれての運転です。

 集合時間は2時半。ボートの出発は3時

 シャロン湾までは45分程度なので、余裕の時間配分です。

 おじいちゃん、大正解!!

 って言うか、

 今回の旅行でプーケットをもっと好きになった。

 難関だった うざい、ドライバーが居ない。

 これで、プーケットでの移動にぐーんと快適になりました。

 おじいちゃんの素晴らしさはまだまだ続く。

 そして、プーケットのドライバーの質の向上武勇伝はまだまだ

 続く・・・

 

 

 

 


老舗の底力

2009-10-20 | プーケット

 

 バンヤンのプライベートビーチは、リゾートから5メートルくらいの道を

 渡った所にある。

 その路に必ず警備員の男の子が立っている。

 雨の時も、暑い日も立っていた。

 

 私達のヴィラからは近いので、滞在中いつも彼を見ていた。

 そして、いつも彼のエスコートで道を渡っていた。

 

 彼は、いつもきちんと、私達をガードするように手を広げて、

 私達に道を渡らしてくれる。

 緑のおじさんが、子供達の登下校をサポートする、あの姿とはまた、違い。

 私達と同じペースで歩きながらガードするのだ。

 

 ”出来る!素晴らしい”

 よしおさん最終日、用も無いのに路を渡り、彼にチップを渡しに行ったほど、

 この行為に感銘を受けていた。

 

 私達がリゾートを歩いていると、全てのスタッフがにこやかに

 ”サワディカーー”と、あいさつしてくれる。

 

 カートで走っているスタッフは、カートを一度止めてまで手を合わせ挨拶してくれる。

 

 ヴィラのアイスボックスの中は、いつ見ても氷が入ってる。

 

 朝起きて、プールを見ると、木の葉一枚落ちてないプールが待ってる。

  

 ひとつひとつは、ほんの些細な事かもしれない。

 だけど、心に響くものがある。

 琴線に響くリゾートそれが、バンヤンツリーかもしれない。

  

 

  

 


プーケットでイタリアン

2009-10-20 | プーケット

 ジャンセイロンの地下には、ローカルなお土産屋。

 アロマグッズ、そして、足つぼマッサージががっつんと軒を連ねている。

 

 デパートにやってきて、呼び込みに合う不思議な空間。

 そうかと思えば、1Fには資生堂も入っている、ご存じのお化粧品売り場も

 あるし、カルフール、映画館、ボーリング場、ミレニアムリゾートホテル。

 プーケットでのお買物はここで、全て揃ってしまう。

 300店舗を有する巨大アミューズメント。

 

 もちろん、ここでもsaleの文字が。。。。

 よしおさんは、アジアではKING OF DUTY FREE以外では殆ど物を買いませんが。

 今回のタイは沢山のナイキグッズを購入。

 日本の、アウトレットショップよりお安く、購入出来たようです。

 

 もう一つ気になったのが、TOKYO HANAKOとTOKYO TAKASHI

 こちらでは、フェイシャル299THBというのをやっており・・・・

 ガラス張りの店内をのぞくと・・・ひげもじゃな男達が、寝ころんでいる。

 女性の数より男性の方が多いのでは?と思われる。

 かわいらしく頭にはタオルが巻かれ、白いパックされている人。

 毛穴のお掃除して頂いている方。

 気持ち良さそうです。

 

 ”僕もやりたい・・・最近お鼻のぽつぽつが気になるの”

 目をキラキラさせた、乙女が一人・・・

 

 じゃあ、ラチャから帰る日、お時間ありますから、その時にここに来ましょう。

 

  彼と知り合って、10年近くなりますが。

 新しい彼を知りました。こんなお手軽なお値段でフェイシャルが体験できるなら

 やってみたい。

 ”スパに行ったら、顔より、肩こりや腰のマッサージが優先だけど・・・

 それに、最近お鼻のぽつぽつが・・・”

 らしいです。

 夜10時を過ぎ、そろそろ小腹がすいてきました。

 本日の夕食は、ジャンクセイロンのWINE CONNECTIONで頂きました。

 さっくりとした薄い生地にサラミの本格派のピザと

 新鮮なグリルしたお野菜をバルサミコとオリーブオイルのさっぱりとしたドレッシングサラダで頂きました。

 

 こちらでは、自分のほしい分だけ、サラミや生ハム、チーズを少しずつ選んで頂く事も出来ます。

 

 食後のコーヒーにスタバに寄ってみると、丁度タクシースタンドの前。

 タクシーの呼び込みをしています。

 10時には、ジャンクセイロンが閉まり始めるので、11時の今は最後のお客を呼び込み中。

 スタバに入る前に、

 ”バンヤンまでいくら?”と聞いてみた。

 ”700THB”

 

 バンヤンからタクシーに乗るからじゃなくて、どこでも相場が決まったのね。

 7年前なら300THBで一日タクシー観光できたのに、物価は上がったのねぇ・・

 と今すぐタクシーに乗る気のない私達は単なる確認のつもりだった。

 しかし、相手にはこちょこちょ話の日本語解るはずが無い。

 どうやら、”あかんわぁ、高いなぁ。違う人探そうかぁ”と話していると勘違い。

 

”わかった、600THBでどうだ?”

 びっくりしたのは、私達。

 ”えーやっぱり、交渉したら安くしてくれるんだ!”

 ”そうみたいだね・・・”

 ”なんだ、昨日もあのまま、乗り続けずアウトレットで降りて交渉すれば良かったのかも?”

 ”でも、あの場所じゃあ、流しのタクシーも居ないし・・・あれはあれで仕方無かったよ。

 ご飯も食べたかったし”

 なんて、顔しかめながら日本語会話していると・・・

 

 ”あーいいよ、いいよ500THB”

 集客係、最後のお客を獲得する為に最終処分セールのオウンゴール。

 ”えっ、いいの?決まり。でも待ってね、スタバ寄るから”

 集客係、ただでは家に帰らず、お客を乗せてから帰るのか?

 自らドライバーを勤めてくれた。

 

 とても不思議な人だった。とても信頼厚い顔立ちだった。

 車は、SUVでスーツケースも楽々で入るし、新しそうだし、もちろん車内も綺麗。

 無口だし。運転も、安全で上手い。

 

 途中で、急にハザード焚いて、ある店の前に車を止めて、窓を開けると

 奥さんらしき人に、”バンヤンまで行ってくるわ”とでも言ったのか?

 女性に声を掛けてから おててフリフリ出発。

 

 なぜか、この行為が私の心をガツンと響いた。

 この人には大切な人が居る。

 その大切な人を心配させない行動もきちんとできる。

 この人すっごく信頼出来る!!

 

 夜11時、パトンからラグーンまでの道のりは山越えで、険しい。

 日本とは違い、街頭の無い真っ暗な道を、ぐるぐる急カーブを乗り越えなければ

 ならない。

 又、この道をこの人は一人で帰るんだぁって思うと・・・なんだか500THBが心苦しくもなり。

 

”ねぇ、明日、シャロンポーまで行くんだけど、乗せて行ってくれない?”

”うーんシャロンポーまでは遠いから1200THBだったら”

 値切って悪いと思ってるけど・・・1200THBは高すぎる・・・

 空港から乗せてもらったドライバーは空港からシャロンポーまで900THBって

 言ってた。

 でも、問題はTHE RACHAのカウンターがどこにあるか分からないから、

 探してもらわなきゃいけないかもしれないし、変な人の車乗りたくないから・・・

”1000TBでお願いしたんだけど”

”いいよ”

 あっさり、交渉成立で、彼との会話はそれだけ。

 私は、車から降りる時に広告の裏に、部屋番号とピックアップの時間と名前を

 書いて彼に渡した。

  

 

 


ドライバー

2009-10-19 | プーケット

”パトンまで行きたいから、ローカルタクシー呼んでくれます?”

”700THBです”

レシェプションで、タクシーを呼んでもらい。

コストを教えてもらう。

 

 ”こんにちは。ジャンクセイロンまでお願いします”

 ”ハイ”

 しーーーん???!!

 何が起こってる、プーケットドライバー!!!。

 無駄な会話やしつこいセールスはしない事にしたのか?

 それとも、バンヤンからゲストにウザクしたら、もう使わないぞっと圧力でも

 かかっているのか?

 相変わらず、綺麗に掃除された車たち。

 雨季のせいか?車の外観もピカピカ。

 走行距離は10万キロは超えていても、まだまだ年数は立っていなさそな

 タクシーばかり。

 

 ラグーンエリアからパトンまでは、くねくね山路。

 ラグーンからプーケットまではまっすぐなハイウェイ。

 なので、コストは同じ。どちらも30分ほどでしょうか。

 

 快適な車内環境の中、ジャンクセイロンへ到着。

 車内での会話は、

 ”タイは何回目ですか?”

 ”4回か5回かしら?サムイやホアヒンにも行ったことがあるのよ。”

 ”あータイを愛してくれているんですね、嬉しいです”

 って会話くらい・・・すごーーく、楽しい感じ。

 

 2年訪れなかっただけで、どんどん成長するプーケット。

 多くの場所で、運賃表が設置されており、金額は一律。

 直接ドライバーが接触してくるのでは無く、大抵集客係りのような人が

 運賃表片手に、集客してドライバーの元へ連れてゆく。

 車だって、みんなきちんとしているし、礼儀正しい。

 現地に到着してから、金額をアップしてくる事も無いし。

 しつこいセールスも無い。

 確かに、タクシー代はアップしているが、こうやってドライバーの生活が安定した

 せいで、お土産屋に連れっていたりしてバックマージンをもらうようなアルバイト

 をしなくても良くなったのかも?

 運賃表を持って金額を提示されても、

 ”ハイパー!!ロットノイダイマイカー?”

 って言えば、金額を下げてもくれる。

 かと言って、うるさいセールスが始まる訳でも無い・・・不思議・・・

 

 


リゾートでの一日

2009-10-19 | プーケット

川の流れる音で、目が覚めた。

音は、よしおさんがアウトバスにお湯を張る音だった。

 時計を見ると8時。

 アウトバス・・晴れ?!

お日様で煌く、プールが見られる、飛び起きた。

 いそいで、引き戸を引く・・

 どんより、曇ったお空。

 救いは、雨が降っていないこと。

 

”お風呂入ったよ”

 二人で湯船に、寝っ転がって、空を見上げる。

 やっぱり、曇り空。

 でも、温かいお湯につかりながら、外の空気を感じると

 ”あー幸せだ”

 しばらく、じーっと寝っ転がる。

 

 お風呂からあがって、ふかふかのタオルに顔をうずめ、体に巻きつける。

 あー気持ちいい。

 タオルに包まれるって、なぜだろう?ほっとする。

 

 ゆっくり、朝食を楽しみ。

 ひそやかに、ゲスト鑑賞。

 人種、スタイル、ファッション。

 さまざまな、人間達。

 家族、夫婦、カップル、新婚。

 さまざまな、人間模様。

 

 自転車に乗り、リゾートを散策して。

 雨に濡れそぼって、ヴィラに戻ってみると・・晴れ間が・・・・

 

 

 ポンとボタンを押すと、温かいコーヒーが。

 コーヒー片手に、サラで一休み

 

 そのままを服を脱いで、プールでひと泳ぎ。

 プールヴィラの、良いとこはここだ。

 水着に着替える必要も無く。

 水着跡無く、綺麗に焼ける。

 焼きたくない人は、ヴィラの中で足だけ付けて、くつろぐ事も出来る。

 

 ひと泳ぎした後は、よしおさんは、お昼寝。

 私は、本読み。

 緑に囲まれて、風を感じながらなら、何をしたって気持ちいい。

 心がゆーったりほぐれてゆく。

 気づいたら、私も眠っていた。

 

 ふっと、目を覚ますと、よしおさんと目があった。

 ”お腹空いたね・・・”

 ルームサービスを頼む。

 

 B・L・T と ビーフバーガー

 バンヤンのディナーメニューは前回の時、すっかり幻滅したけれど、ランチは

 絶対にお勧め。

 お昼寝して、お腹も大満足。

 

  

 ”マッサージ行こうよ”

 バンヤンのプライベートビーチに行くと、おばあの店がある。

 真黒に日焼けした、おばあ達が、1時間500THBでマッサージしてくれる。

 2時間で二人で1800THB ロットノイダイマイカー?

 いいよ。

 交渉はすんなり成立。

 

 彼女たちの使うのは、メンタムみたいなクリーム。

 でも、百戦錬磨の彼女たちの腕は、そんじょそこらのセラピストじゃあ太刀打ち出来ない。

 そこに、このバンヤンスパギャラリーで購入した、マッサージオイルが加われば、

 まさに極上スパ。

 

 ・・・・のはずだった・・・

 雨季には、お客が少ないせいか?

 私のセラピストはただのおばあか?

 まるで猫に舐めれてるかのように・・ザーラザーラ・・・ザラザラ。

 セラピストは、指先センサーでコリをほぐし、リンパを流す事だけがスキルでは無い。

 あの、まるで指紋が無いかのように、しっとりとした指先が必要なのに・・

 私のおばあは猫舌の手を持つ女だった・・・

 お客が少なくて、手がすっかり乾燥ぎみだ。

 自分でも分かるのか?オイルを持参したにもかかわらず、私は背中にタオル

 を乗せられ、タイ古式マッサージに変更されていた。

 横目でよしおさんを見ると。

 オイルでしっとりつややかな肌になり、ぐっすり眠ってる・・

 

 おばあ達は、携帯で電話しながら、メールしながら、片手間マッサージ。

 それでも、片手はきちんとつぼを押さえてくれているが・・・・

 2時間マッサージを受けて、記憶があるのがほんの一時だけだから。

 猫舌を除いては、なかなかの腕前だったのだろう。

 不思議な事に、マッサージを止められると、目が覚める。

 だから、ただベットに寝かされていた訳では無いと思う。

 

 なのに・・・起こされて、おばあに再開すると・・・

 

 ”あれー違う人だ!!”

 よしおさんのおばあも違う人!!

 

 そう叫んでる、目の前でまたもや、おばあ交代。

 私の新しいおばあは、優しく掌を包み込んでマッサージし始めた。

 

 あーあんただよ、その手だよ。セラピストの手。

 指紋も、指の関節も無いのか?って思うほどしなやかな手。

 あーもっと早くに出会いたかった・・・・

 だけど、彼女の仕事は最後の仕上げ。

 掌を、腕、肩をさっさと一揃えの、目覚めの儀式程度。

 

 どうやら、30分単位くらいで、おばあ達は交代しながらマッサージしてくれていた

 らしい。

 お客の少ない時のワークシェアリングだ。

 そう考えて、記憶をたどると、タイ古式マッサージになったり、足でマッサージに

 なったり、違うバージョンになっていた。

 まーなんであれ、気持ち良かった事には変わりが無いので、良いのだけれど。

 

 ヴィラ戻って、日が落ちるまで、プールで過ごす。

 この後は、眠らない町パトンに出かけよう。

 

 

 

 

 

 

 


お日様の威力

2009-10-17 | プーケット

 

左 2007年9月27日

右 2009年10月7日

 お日様って偉大ですね。

 生かすも殺すもお天気次第って感じでしょう?

 同じ場所、同じ時期。ほぼ同じ時間。違うのは、お日様の存在。

 雲の存在とも言えますが。

 

 写真を並べて見て、イメージ膨らんでしまいました。

 地球の環境が変化して、緑が失われて、空気が汚れたら・・・

 上の写真は、単なるお天気の違いですが、こんな感じに地球が変化するのかも・・

 

 

 バンヤンツリーでは、1泊する毎に2ドル分環境保護に貢献できます。

 シーツもタオルも、交換して欲しいものだけ交換してもらえます。

 (無駄な洗濯をさけて、水・電力の消費を抑る、水汚染を回避)

 ヴィラで無料のお水も、リサイクル瓶が使われ、お水を詰め替えて使っています。

 タオルなど備品の多くが made in Thailand

 

 私は、便利な生活に慣れた、そしてそれを、諦めることの出来ない弱い人間です。

 そんな私が、英会話を習うようになって、少し考え始めました。

 ”global warming” 

 ”over population”

 そんな、言葉の題材で自分の意見を述べなければならない事が発端でした。

 一旦、興味を持ってテレビのチャンネルを回せば・・

 ネットを徘徊してれば・・・少しずつ意識が芽生えてきました。

 今、私達の実行している事は、

 室内温度の調節は、衣服や部屋の模様替えで。

 (今年の夏クーラー3回だけ時間にして5時間くらいの使用で快適な夏でした)

 水道水を飲む・国産物を購入(フードマイル)

  ゴミの分別

 電気、水道料金削減

 

 まぁ、ほとんど主婦の節約ですね。

 地球に貢献しているとは言えませんが・・意識する生活と意識しない生活

 では違いが出るのでは?程度。

 お財布と体にいい事しかしてない・・・・

 

 私は、おばあさんになっても、この青空や緑の美しさが見たい。

 大好きなリゾートだって、自然がなきゃ存在しない。

 もう少し、自分の出来ることを増やそう。

 

 

 

 


雨の日の楽しみ方

2009-10-17 | プーケット

2年前のプーケット、9月下旬で存分にお日様を楽しめた。

 しかし、少し大人になったのですから・・違う楽しみをしなさいと言うことでしょう。

 

 

 

 

 

 

   しっとり、雨音を聞きながら、芸術を愛でなさい。

   センスを磨き、それを心の引き出しに入れなさい。

   そう言うことでしょうか?

  

 

 

 

 


サイクリング

2009-10-17 | プーケット

 

 

  プールヴィラのある位置は、ほんの少し、レストランや、ライブラリーと

 離れているせいでしょうか?自転車が2台用意されています。

 普段自転車に乗らない私達は、たまにのる自転車が大好きです。

 

 自転車でリゾート内を散策。

 どうぞ、この広大なリゾートの敷地を探索してください。

 はっきり申し上げます。

 本気でウォーキングする覚悟がおありなら、良いですが・・・

 華奢なリゾートサンダルで、歩いてみようなんて、おやめください。

 せっかく、アロマオイルで、しっとり柔らかなつま先が、大変な事になります。

 

 私達は、自転車で楽しく散策のつもりが・・いつの間にやら・・・迷子になる始末。

 

 でも、それだけでは飽き足らず、あろうことか・・・・リゾートからラグーンエリア

 への散策も試みたのです。

 キャナルビレッジに向かい・・そして、帰路に立とうとした道半ば・・・

 

 さっきまでの曇り空が・・土砂降りに・・・

 

 急きょ、ラグーンホテルへ避難。

  レシェプションのスタッフは、大変親切で軒先でたたずむ私達に

 ソファーを勧めて頂き、少しの間、そこのロビーで座らせて頂いておりました。

 

 しかし、やはり・・・スコールでは無く、シトシト降りそぼるのです。

 ラグーンホテルには、アンサナスパが併設されており、大変お手軽な

 お値段で・・・スパでも受けて帰ろうか?ってくらいの長雨です。

 

 なにぶんにも、ワタクシ・・デジカメを持参しておりまして・・・濡れて帰る訳には

 参りません。

 

 なかなか、弱まりそうにない雨あしに・・・無い知恵を絞り始めました。

 ”よし、おトイレでサニタリーバッグを失敬して来よう!!それにデジカメを

  入れて帰ろう!!”

 大変、名案に思えました。

 しかし、ここラグーンホテルは、バンヤンほどラグジュアリーで無く・・・そんなものは、

 ありませんでした。

 ”そうだ!!ギャレリーかお土産屋があるはず、そこで何か買えばビニールに

 入れてくれるはず!!”

 ”すみません、ホテル内にはショップはないんです・・・”

 

 仕方ない・・・・レシェプションの女性に

 ”すみません・・・プラスティックバッグもらえませんか?バンヤンから自転車

 乗ってきたんですけど、デジカメがあって・・・濡らしたくないので・・・”

 チェックアウトピーク時の12時、私達は、彼女のお手間を取らす事に。

 

 しかし、彼女

 ”いいわよ、ちょっと待ってて、お金はいらないわよ”

 と、どこかに電話をしてくれました。

 少しすると、レストランのスタッフと思われる方が心よくビニール袋をくださいました

 

 ビニール袋にデジカメを入れて、雨の中を再び自転車にまたがり、帰ってゆく

 おじさんとおばさん・・・・

 少しは、年齢を重ねたのなら・・・雨季のタイ。

 朝から、降ったりやんだりの本日、自転車って・・・やめときなさい・・・

 ほらごらんなさい、なんだかお顔もお化粧落ちて、怖い事になってるし・・・