決断
ぼくちゃんの写真と共に、不幸のメールがやってきた。
友人に二人目の子供が生まれた。
あーーーー又、お祝いしなければ・・・・知らせてくれない方が、いい事もあるのよぉ・・・
綺麗な秋晴れの日、彼女はお嫁に行った。
彼は私に小さかった時のことを話してくれました。
いつでも、彼はお父さんの自転車の後ろが大好きだった。
その日も、お父さんの自転車の後ろでご機嫌だった。
ふっと見上げると、真ん丸なお月さまがずっとついてくる。
”お父さん、お月さまがずっとついてきてるよ。”
”おっ、ほんまやなぁ”
”あっ、大変、お父さん抜かれるかもしれへんよ”
”よっしゃ、負けへんように、お父さん頑張ってこぐわなぁ!!”
お父さんはパワーアップして、びゅーんと自転車をこいだ。
私は、こんな彼の家族なら愛すことが出来ると思った。これが、私の結婚を決断した時でした。
そう彼女はスピーチした。
今・・・・・彼女は彼の家族ではなく、自分の家族として愛している。
ぶつぶつ、喧嘩もしているけど・・・・