ここでちょっと休憩

ビーチリゾートが大好きな私の旅行記

転んでもただでは起きたくない

2008-10-06 | 南アフリカ

南アフリカから帰って、ネイションワイドにメールで何度も、クレーム・交渉をしたが、

余計に、いらだちが募る一方だった。

南アフリカ観光局に相談してみたりしたが・・・お話を聞いていくれて同情してくれるだけだった。

 年末年始の南アフリカの旅は、事件の連続。

帰国後もちっともふんわりと旅の余韻に浸ることも無く、イライラとする事ばかりだった。

保険の手続き、ストレスの掛かる作業の連続だったが、少し光が見えてきた。

まず、いつも加入しているが、一度もお世話になった事が無かったAIU海外保険。

生まれてから、一度も保険金の請求をした事が無かった。初めての経験で戸惑いながらも、長文レポートを書き、持ちうる限りの裏づけ資料を添付して送付した。

もちろん、現地でも事件が起こる度、AIUに連絡を入れて必要な書類、対応の仕方等は相談した。

別に、何か助けてくれる訳でもなく、ひたすら、保険適用外ですという長い長い説明をしてこちらの電話代かさんでくれただけだったが・・・・この通信費も保険対象としてドコモの請求書も添付した。

よしおさんの携帯に”遅延付帯保険の支払い”の連絡が入った。

・行きはエミレーツがロストバゲッジした為、国内線の飛行機に乗り遅れてしまい、新たに国内線の航空券を買いなおした。

・帰りはネイションワイドにオーバーブッキングされて、リファンド無しでカウンターから追い払われ・・・国際線チケット全てに乗り遅れてしまった。勿論ジョハネスバーグから成田までチケット新たに購入

航空会社はロストバゲッジもオーバブッキングも免責が認められており、旅行者に保障をする義務が無い。(でも、多くの場合はシートのグレードアップや代換えチケットをくれる、EU加盟国ではリファンド義務があるみたいだけど)

私達にAIUの保険金が降りたのは、行きは宿泊を伴わない場合の1万円(一人当たり)帰りの宿泊を伴う場合3万円(一人当たり)。

合計二人で8万円保険が降りることになった。

 

 なによりも、ありがたく素晴らしい対応をしてくれたのは、エミレーツ航空だった。

私達は、ロストバゲッジされた友人を捨てて、自分たちだけ国内線に乗るわけには行かなかった為、国内線に乗り遅れて、新たに購入しなければならなかった、国内航空券代を補てんしてほしかった。

 なんと、エミレーツさんは、どんな激安の航空券でもいいから購入したエコノミーチケットをグレードアップしてくれてるという素晴らしい証明書をくれた。

私達厚かましくも、ILLツアーのエミレーツエコノミーをアップグレードして頂いたのだ。

 念願だった、ドバイに行けたし。おまけに、このツアーのエコノミーチケットのマイルもスカイワードに貯めることが出来たので・・・・南アフリカ片道+初搭乗ボーナスマイル+ドバイエコノミー往復で=20,000マイル貯めることができました。

 

もちろんイーストアジアの特典航空券にかえられます。

 

 P.S

 英会話の先生は、無事に全員帰れただけでも感謝しなければと教えてくれた 。

 私達夫婦は英会話を辞めた。

 そのせいで私の仕事に支障をきたした、私に言いがかりをつけるのは辞めてと

 先生に言われた。

 先生から預かったスーツケースを早く送れと督促まで頂いた。(丁寧な言い方だっけど)

 

  でも、このことがきっかけでマシューと出会うとこが出来た。

  このことがきっかけで、英語をより真剣に勉強するようになった。

 

 大きく、転んだけど、ただじゃあ起きない。起きたくない。

 

 

 

 

 

 

 


アメックスゴールド様

2008-10-06 | 南アフリカ

えっ、チケット8人分ある。キャセイ!!

いくら?

一人35万円朝の5時、ハッピータイム、箸が転んでも笑い転げる時間。

アメックスのゴールドカード、海外サポートから連絡が入った。
”よし、帰ろう!!”夫婦で70万円也、即答。

決して我が家は金持ちでは無い。共働き、子供なし。

多少の余裕は在るが、70万円が痛く無いわけがない。

でも、ジョハネスバーグー香港ー成田 エコノミー。

その、チケットは全てのストレスから開放してくれる。

もし、ここがドバイだったら、何日でも泊まって安いチケットが手に入るの待てるが・・・ここは世界一の犯罪都市。

これ以上ここにいたら、命さえ奪われてしまうかもしれない。

予約を入れて、チェックインするまでキャンセル料は取られないという。

保険にチケットを持ち、後は空港のカウンターを開くのを待って、片っ端からチケットを探すことにした。

朝6時まだ眠い目をこするパパとママだったが、快く私達を空港まで送って行ってくれた。
結局、アメックスゴールドは無いものまで在る様にする力があったようだ。

他の航空会社のカウンターも巡ったがチケットは見つけらなかった。

キャセイに乗り、香港に降り立つ事が出来た

 私達12月29日~1月6日の間に、韓国、ドバイ、南アフリカ、香港4カ国の空港に降り立った

たぶん、どんなに年を取ってもこの旅の事は忘れないだろうと思う。

そして、二度と南アフリカに行くことは無いと思う。

優しい人達にも出会えたし、美しい景色も見たけれど。

もう、行かないし、行きたいと言う人にも心よく薦めない。

あんなに時間を掛けて、お金を掛けて行く価値のある場所だとは思わない。

同じだけの時間があるならヨーロッパに行ったほうがいい。
ただ、もしこんな素晴らしい仲間が居るのなら、行っても良いかもね

旅行に行く前に2回ほど飲み会で顔合わせをしただけの8人が、誰一人欠けても、無事に日本には帰って来れなかったと思う。


人種は違ってもやはり人の心は伝わる ?

2008-10-05 | 南アフリカ

KK GUEST HOUSE AT OR TAMBO INTERNATIONAL AIRPORT

 

おまわりさんに私達お礼がしたかった。

おまわりさんは、”お金は受け取れない!・・・・じゃあ、ジュースを買ってくれと

白い歯を輝かせて笑ってた。

ゲストハウスに入ると、ママがお腹すいてない?飲み物いらない?と聞いてくれる。

子供達は、私達に至れり尽くせり。

夜中の12時過ぎて突然のゲストにたいして、とても手厚いもてなしだった。

私達8人の他には、もう1組ゲストがいた。

ゲストルームは4つしかないので、なんとママ達のお部屋まで提供してくれた。

リビングにPCがあり、使っても良いかと聞くと自由に使わせてくれた。

プリンターもコピーも貸してくれた。

軽食と朝ごはんとインターネット、飲み物込みで420R(二人分で)でした。(約8千くらい。)

よしおさんは南アフリカで食べたご飯の中でここで食べたものが一番うまかった!!っと言っていた。

私は長時間緊張していたせいか、どんなに良いにおいがしていても、何も口をつけることが出来なかった。

腹ごしらえをして、お酒を飲み、皆に笑顔が戻った。
南アフリカの夜中の2時。

日本は朝9時を迎える。

日本に電話を掛け始めた。

2台の携帯電話をフル活用して、旅行会社、知人、航空会社ありとあらゆる。

思いつく限りの場所に電話した。

私達の国際線の航空チケット買った旅行会社はチケットはありません。のただ一言。

何一つ力にはなってくれなかった。

誰も知らない旅行会社、先生がいつも使っていると言う旅行会社。

行く前から使えないと分かってたけど、緊急事態に陥ってもやっぱり使えなっかた・・・・。

インターネットでも、必死にチケットを探した。

 

 誰も、ベッドに行くことが出来なかった。

 いつまでもリビングに居座って、ひたすらネットと携帯と、アドレス帳を見つめ続けた。

 

 初めて、海外を旅すると言うことを知った。

 どれだけ、自分が無恥で無力かという事を知った。

 

 でも、政治も警官も腐敗していると思っていたジョハネスバーグの警察官は旅行者を守るため、一日中国際線と国内線をパトロールしてくれている。

 お金も要求せず、3時間近く私達に付き合ってくれた3名のおまわりさん。

 私達が、空港からタクシーに乗るまで見送ってくれた。

 

 一晩中、一睡もせず私達と付き合ってくれた、ホテルの子供たち・・・

 私達が眠らないから・・・セキュリティーの為、誰かが私達を見張っていないければならなかったのではないか?

(勝手に国際電話をかけたり、家のものを盗まないように・・・)

 夜中なのに、ママはいやな顔せず、最高のもてなしをしてくれた。

 自分たちの部屋まで提供してくれて、自分達は床で眠っていた。

 

 すごく、嬉しかった。 

 あの日、嫌な嫌な汗をたくさんかいて、胃はきりきりして、悲しくて、悔しくて、腹立たしくて、沢山走って、本当に疲れていた。

精神的に体力的にも疲れていた。

 こんな時、助けてくれた人達の心の優しさはとても、ありがたかった。

 

 



 


いつになれば、休めるのだろう

2008-10-05 | 南アフリカ

 

自動販売機にジュースを買いに行った仲間が、何故かおまわりさんと帰ってきた。

”おまわりさんがホテル紹介してくれるって”そう言った次の瞬間私の携帯がなった。

南アフリカの日本大使館だった。

”大丈夫ですか?今どこですか?”ほっとした。

”空港の中に居たおまわりさんがホテルを紹介すると言ってくれていますが、大丈夫でしょうか?”

”空港のおまわりさんなら大丈夫です。絶対に道でタクシーを拾ってホテルには行かないで下さい。ホテルの送迎を使ってください。明日又空港に戻られる際もタクシーには乗らないでください”そう教えてくれた。

夜12:00すぎ大使館の人は電話をくれた。

携帯の着信履歴をみると、何度も電話をくれていた。

 

”ホテルに行く前にもう一度国内線ターミナルまで戻りたい。犠牲になってくれた二人がこっちに向かってるかもしれない。最終便が到着するまで待ってくれないだろうか?”

おまわりさんもホテルの人も快く承諾してくれ、そして、”国際線から国内線までの道は危険だから、ついて行く”と言ってくれた。

 行きは日本男子2人南アフリカ男子2人。
 

 

 帰りは日本男子3人日本女子1人南アフリカ男子2人。

8人がまた出会えた!!
私達はいいからとチケット譲ってくれた人達はとてもとても、優しい。

必ず来ると信じて空港で待った人達はとても優しい。
皆でただ、有難う、有難うと言い合った。

”チケットをゆずってくれて、ありがとう”

”私達を探してくれてありがとう”

 

おまわりさんに見送られて、ホテルの車に乗った。

車は赤信号をどんどん無視して、進む。

赤信号で停止すれば、強盗に襲われる危険があるからだ。

 

突然車が高い塀の前で止まった。扉が自動で開き、見えたのは一軒家だった。

 背中に一筋汗が流れた。冷たい、冷たい汗だった。


 家に連れてこられた。殺されるかもしれない。

 

ドアに手をかけようとした時

 

 

わぁ~っとチビッコが出てきた

満面の笑みを浮かべて、ママとパパを出迎え、そして、ゲストの私達のスーツケースを運んでくれた。

 

ケープタウンの空港から、ずっと緊張していた心がやっとくつろぐのを感じた。

ぎゅっと握り締めたこぶしを開いたときのように、体に血が流れるを感じた。



怖い 失望

2008-10-05 | 南アフリカ

PM10:10分ジョハネスバーグの空港に到着した。

エミレーツが飛び立つのは10:30分間に合うかもしれない。

期待を胸一杯して見た、国際線の空港は誰も居ない、私達3人だけがぽつんと立っていた。

カウンターの電気も消され、薄暗い空港。ぼー然と立ち尽した。

誰も居ない空港はとても不気味だった。

あんな空港を見たのは初めてだった。

 

 

向こうから先人隊3人が歩いてきた。

エミレーツの事務所まで行ってくれていたのだが、駄目だったらしい。

何故かその事務所に案内してくれた人に100ランド(約2000円)くれと言われたらしい。

そしたら、中に入れてくれると。

持ち合わせが30ランドしかなかったので、それで中に入れてもらったらしい。

誰も居ない、中に・・・・・

 

私達は彼ら2人だけでも飛行機に乗れなかった事を残念に思った。

しかし、また6人になれた事がとても心強く感じた。

ほっとして、私達は少し落ち着くことにした。次を考えるまで10分くらい、ボーとしても大丈夫だろう。


 


世界一の犯罪都市に向かう

2008-10-05 | 南アフリカ

飛行機の中で落ち着くと、この飛行機の到着時間はpm10:00だと分かった。

ジョハネスバーグは国際線と国内線が600m離れている。

でも、走って、そしてエミレーツの出発が遅れてくれていたら帰れるかもしれない。

そこで、二手に分かれる事にした。

第一夫婦はひたすら走って国際線まで行く。

飛行機をなんとしても止める。

駄目ならこの夫婦だけでも飛行機に乗って帰国する。

 

第二夫婦の夫は残りの3人分のパスポートを持ってチェックインに備える、飛行機の乗れたとしても、残りの3人を待ってもらえなければ、パスポートをもって空港に残る。

私達夫婦と第二夫婦の妻は荷物をピックアップする。
走った、32歳以上43歳未満走った。

先陣チームエミレーツの事務所にまで駆け込んだ。後人チームはカートに山とスーツケースを積んでひたすら走り。

途中でおまわりさんに注意されたようだったが、ひたすら走った。

 

行きは、この600メートルはお日さまが居る明るい時だった。

しかし、あの悪夢の日は夜だ。明々と街頭で照らされているが、この街を荷物をもって小柄な日本人が歩く事を、怖いと思う余裕すらなく走った。

私は決して黒人差別主義ではない、しかし、集団の彼らは表情も見えずただ目の前にいるだけで、身がすくむ。



永い、永い1日

2008-10-05 | 南アフリカ

 

 

帰国当日、先生の娘さんが以前ケープタウンに住んでいたときの荷物を持って帰ってくれと頼まれた。

先生たちの帰国日は私達より2日後にだった。

ロスバゲッジした人たちは、荷物が無いから。

  

私達は手荷物機内持込用スーツケースとカバン、預けるスーツケースは夫婦で1つだったので、一つスーツを持たされた。

全員スーツケースを渡された。

悲劇は・・・ここに密売物が入っていたというものではない。

悲劇は荷物を持って空港に行きチェックインする時に起こった。

私達のnationwideチケットはキャンセルされているというのだ???

私は心配だから先生にリコンファームしてくれとお願いしていた。

彼女は”大丈夫”と言っていた。そして、何度も頼む私をみんなの前で。

”もう、いちこは心配性なんだから アハハハh”と私を笑い物にしていたのだ。

チェックインカウンターで騒いでいる最中に先生は・・・・・消えた。

 

先生は別荘に帰ってしまった。

理由は推測するしか,今は無いが、二日後に帰国する先生と娘さんのチケットもキャンセルされていたから、その予約した時の、プリントアウトを取りに帰ったのだと思われる。

往復2時間彼女は空港から消えた。

 

私達は唯一のネイティブスピーカーと肌の白いランクの高い人間を失った。

それでも、私達は一生懸命交渉する人、他の航空会社をあたる人、先生に預かった荷物を見張る人、皆それぞれの役割分担を果たした。

国際電話を使える携帯を持った私達夫婦は、先生の携帯に帰ってきてくれるように電話をするが、電源が切ってあるのか?電波が悪い場所に居るのか繋がらない。

日本大使館に助けを求めるが、とりあえず粘って交渉するしかないと言われる。

時間は刻々と過ぎていった。NATIONWIDEの最終便は飛び立ってしまった。

ようやく、先生が空港に戻って来た。

何しに帰っていたのかは不明のままだ。

問いただしたら、”私を非難するのは間違ってる、あなたはひどい人間だと”罵倒し始めた。

 先生はその勢いでチェックインカウンターで大声で騒ぎ始めた。

 裁判も辞さない。マスコミに言う。etc・・・騒いだ。

 するとカウンターに居たネイションワイドの職員は全員立ち上がり、事務所に戻ってしまった

 常軌を逸っした騒ぎまくる女は相手に出来ないというように・・・

 


 先生は少し、冷静さを取り戻し、マンゴウ航空のカウンターに行き6人分ジョハネスバーグに行きチケットを見つけてきた。

結局私達はネイションワイドの代換えチケットではなく。

自分達でまたチケットを購入する事になった。

ジョハネスバーグに行けば国際線が沢山出ているので、まだ帰国できるチャンスが広がるというのだ。

帰国予定だった経路

1/4 ケープタウン   18:15---20:30 ジョハネスバーグ
  ジョハネスバーグ 22:30---08:30 ドバイ
1/6 ドバイ 03:00---16:45 韓国
  韓国       18:50---21:00 成田

最悪20時間以上トランジット時間があるドバイまで行くことが出来れば、成田までの便を捕まえる事が出来る。

そうすれば少しでも出費を押さられる。

しかし、ジョハネスバーグで路頭に迷う可能性の方が高い・・・でも悩んでいる時間は無かった。

しかし、その日帰国するのは8人。購入できるチケットは6枚。

 

 

一人の女性と一人の男性が

”夫婦で来ている人達は離れちゃ駄目。私は月曜日仕事大丈夫だから帰って”と声をあげた。

彼女と彼はそうウソをついた。

 

 

 彼女は自宅でエステサロンを開いている、今回の旅行もお客様に許していただいて、厳しい日程で参加されていた。

もちろん月曜日もフルブッキングだ。

私達6人は二人を残してジョハネスバーグまでマンゴウ航空に乗り込んだ。

ウソは承知だけど考えられる余裕も無かった。

この中で夫婦で離れる勇気もなかった。  

先生にていよく、厄介払いされているのも解っていたけど、それでも私達には代わりの道を見つける余裕も無かった。

8人の大人が、パニックに陥っていたのだ。早口の英語でまくしたてられ、自分の話す英語に、”Pardon?””Pardon?”を繰り返されるだで、ストレスは冷静さを苛んでゆく。

大きな体に、表情の読みにくい黒い肌に包まれた顔は、意図せずとも私達にストレスを与える。


ケープタウンでの始まり

2008-10-05 | 南アフリカ

始まりは、日用品のお買いもの。

スーツケースの無い旅行者達は、真冬の日本からやってきた。

下着・服・靴・バス用品・化粧品全てのものをそろえなければならない。

同行者の望んだものは、出来るだけ安いもの。

スーパーへ出かけることになった。

もちろん、レンタル別荘に滞在する私達は食料品も調達しなければならない。

100%の食料自給率を誇る南アフリカ。

野菜は新鮮で、とても美味しかった。日本でもおなじみの野菜が、本来の味を教えてくれた。レタスの美味しいこと、パプリカのみずみずしいこと。

ビネガーと塩、ブラックペッパーだけで信じられなゴージャスなサラダが生まれる。

全ての、食料を買うことは楽しかった。

しかし、トイレットペーパーを始め、サランラップ、調味料まで

たった3日の滞在にこれらの物を買うのはどうしたものだろう。

私はいつもニュージランドの滞在の際は、友人たちと貸し別荘をシェアしていた。

もちろん1か月以上の滞在、一人2万円も出せば自炊生活費がまかなえて、とてもお得だ。

1か月滞在するも1週間滞在するも、同じ金額になる。

たった3日間、貸別荘はお得ではない。

総勢11人のパーティー、2軒の家を借り。

おまけに到着日がずれた組があり、5日間を11人で割る・・・・なんだか理不尽だ。

ロストバゲッジした人達には気の毒だし、私達夫婦は唯一荷物のあることを感謝しなければならないとこは、理解していたが。

貴重な3日間の1日を、ディスカウントストアーめぐりに費やし、ほとんどベンチで

座って待つことになった私達は、不満が募っていった。

南アフリカでもまだ、治安が良いケープタウンだが、スーパーの裏に連れ込まれて、ナイフで脅されてお金を取られる事も少なくない。

 みんなから離れて行動することは、厳禁だときつく言われた。

だから、結局座ってみんなを見ていた。


最初の災難

2008-10-04 | 南アフリカ

旅行会社に荷物のピックアップはどこですればいいの?と尋ねると

成田から韓国はアシアナなので、韓国でピックアップして、エミレーツに乗り継いでくださいと言われた。

 でっ、本当は・・・・荷物はアシアナにチェックインの際にエミレーツのチケットを見せて、ピックアップするのは国際線の最終地、ジョハネスバーグ。

 

私達ともう一人の同行者は話を信じて、成田ーインチョンのチケットだけでチェックインしてしまい・・・

一度、韓国に入国して、荷物をピックアップしなければならなかった。

他の同行者達は、旅行会社にそんな問い合わせもせず、チェックインカウンターで正しいやり方を聞いていたので、荷物はスルーさせていた。

 

 

インチョンでのトランジットは5時間もあったので、荷物のピックアップのため入国したのは不幸中のラッキー。広いインチョンを十分に探索できたので、国際線で5時間閉じこもっていた同行者達よりは充実した時間を過ごすことができた。

 しかし、韓国インチョンで私たちは5時間という時間があったから、韓国で入国審査を受けたあとでも十分にスーツケースを受け取り乗り継ぎをすることは可能だったが、これが2時間ほどしかなったら、大丈夫だったのか?

今更ながら怖くなる。私たちはなんで、こんな怪しい旅行をキャンセルしなかったのか?

キャンセル料がおしいからか?なぜ、払い込んでしまったのか?
出発3日前にnationwideの行きの便が無くなった時にはすでに80%のキャンセル料を取られる事になるまで、何故キャンセルしなかったのか?それまで十分辞めてもいい理由があったのに・・・

ジョハネスバーグまでの旅は順調だった。

しかし、ジョハネースバーグのターンテーブルに乗ったのは、私達の荷物だけだった。待てど暮らせど他の人たちの荷物が出てこない。

なんと、エミレーツはインチョンで85人分の荷物を積み残したらしい。

私達と一緒に荷物を預けたもう一人の同行者の荷物も出てこなかった。

 

このことが判明して、バゲッジクレイム処理の為カウンターの長い列に並び。

ようやく処理が終わった時。乗継国内線出発30分前だった。

急いで、国内線に向かうと・・・・・チェックインは終了していた。

 

あっちで次の便のチケットを買ってください・・・・

30分前のチェックインに10分遅れてしまった。

入国審査を受けていた時間分・・・

そして、新たに国内線のチケットを買うことになった・・・・

 

ロストバゲッジされた他の同行者の荷物が手元に戻ったのは、日本に帰国後1週間以上たってからだった。

 でも、今から考えるとそんな事本当に些細な出来事だった。

もっと、恐ろしく腹立たしい事がこの旅行に待っているなんて、思いもしなかった。


 

 


何故だろう?

2008-10-03 | 南アフリカ

私の母は変わった人だった。

英語の成績だけが悪い私に、決して、”もっと頑張って勉強しなさい”と言う人でなかった。

その代りに、英語は勉強するものではなく、英語はコミュニケーションの一つだと言うことを教えることした。

 高校一年生の夏、アメリカのワシントン州にホームステイに行かせる事にした。

それが、私の初めての海外だった。1か月。

その後、私は1か月という期間で、ニュージーランドに何度か滞在する海外を経験した。

 

結婚してからは、二人で10回の海外旅行、11回目が南アフリカだった。

 

旅慣れたつもりだった。

 しかし、その自信はこの旅でことごとく打ちのめされ。

 海外を知らぬ自分の無恥さを思い知らされた。

 

 

旅行会社への支払いはカードで払うと3%の手数料が必要と言われた。

タイやインドネシアでそんなこと言われる事はよくあるが、日本で言われたのは始めてだった。

請求書は他の生徒さん6人分まとめての金額でメール来たので2人分の物をくれと言うと、メールに請求書のようなきちんとした形ではなく文章でただ金額が書いてあった。

勿論収入印紙なんてものは貼ってない。
領収書を送れと請求したが未だ届いていない。


成田から韓国までのアシアナ航空は電話するとEチケットの番号で座席指定が出来た。

エミレーツはスカイワードに入らなければ座席指定できないと言われた。

旅行会社に電話してエミレーツ座席指定くれるように連絡するとスカイワード(マイレージクラブ)に入らないと駄目だと言われた。

JALマイルが貯まらないのは辛いがなにぶんにも長旅、ここは我慢してとスカイワードに入るとインターネットでEチケットの番号で座席指定が出来たが、なんと私達以外の人の分も座席指定が出来る。

”つまり、誰か一人でもスカイワード番号をもっていれば同じEチケット番号の人は全員座席を確保できる”と言う事が分かった。

じゃあ、いちこはたいしたJALマイルを持ってないから捨ててよしおさんだけJALマイル貯めようという事にした。

すると、旅行会社はJALに確認したところディスカウントチケットではJALマイルは貯められないと言ってると言った。

しかし、同行の人はJALマイルを貯めていた。私たちがそれを知ったのはエミレーツを降りた後だった・・・

 いまだにあの時の心境を自分でも理解できない。

 よく知らない旅行会社に先生に言われるがまま、申し込んで、金額は日を追うごとに上がる。

 頼りの旅行会社から得る情報は尽く、あてにならない。

 それでも、辞める事が出来なかった。

 

 二日かけてケープタウンに到着した夜、 先生が成田で1万円もする化粧水を、手荷物検査の時に取られたと激怒していた。

彼女は、機内への液体持ち込み制限を知らなかったのだ。

私達は、こんな人を信用して、信頼して南アフリカまで行った。


今から思えば・・・・

2008-10-03 | 南アフリカ

旅費がどんどん上がってゆくのに、心の中では南アフリカに行ってみたいという

冒険心に似たものがどんどん大きくなっていった。

 

12月1日、ジョハネスバーグ~ケープタウンで乗る航空会社、Nationwide が業務停止になっているとネットの検索に引っかかった。

よしおさんと必死に英語サイトを読んだ。自分達の読解力に自信が無い為、先生にメールして、調べて頂くように依頼した。

そして、かえって来た返事は、航空会社が代換え輸送をするからあなたの心配する事じゃない。あなたは全く心配性なんだから・・・と鼻で笑われた。

でも、やっぱり心配な私は南アフリカ観光局に電話すると、電話口出てくれた女性は12月1日南アフリカから帰ってきたばかりで、その段階でnationwideは一切飛んでなかった、是非、キャンセルして違う便をとる様に薦められた。

その話をしても、先生は私の無知を笑うだけだった。

世界各地を旅してきた人のその言葉を信じていた。

しかし、私たちより先に南アフリカへ出発した先生と娘さんから、国際電話がかかってきた。

 ジョハネスバーグからケープタウンへのnationwideが飛んで居らず、8時間待って他社の飛行機を用意してもらったらしい。

nationwideは12月7日から一部の飛行を許可されていたが、夕刻の便はまだ許可が降りていない。

私たちは急いで違う便を予約し直す事になった。

しかし、帰りの便は飛行スケジュールにきちんと明記してあるので、キャンセルすると100%キャンセル料が取られるとの事で、行きはkululaで帰りはnationwideで行く事になった。

今まで、詐欺にあう人ってよっぽど馬鹿だと思っていた。

しかし、今なら分かる、だまされてしまう人の気持ちが・・・・

けっして、先生は詐欺だったり、私達をだました訳でない。

 しかし、やはり駄目だとわかっていても、泥沼にはまってゆく、蟻地獄に自らどんどん足を踏み込む人間の気持ちが、私には初めて分かった。


南アフリカの本当に怖い事

2008-10-03 | 南アフリカ

マシューの前の英会話の先生はイギリス人のおばちゃんだった。

私達は彼女に英会話を教えてもらい始めてすぐ、南アフリカのケープタウン旅行の話を聞いていた。

 ”行きませんか?一緒に。”

 

私達二人で南アフリカまで行くことなんてあるだろうか?

簡単に行こうと決断できる場所ではないが、英会話の先生と一緒なら安心できる。

何かに押されるように彼女との旅行を決断した。

参加したのは彼女の生徒達、夫婦4カップル・シングル男性2人・女性1人

ハリウッドの女優さんや俳優さんが別荘を持ってる素敵なリゾート地でミリオネーゼの別荘に泊まってリゾートを楽しみましょう。

エミレーツ18万で行けるのよ。

初めの誘いはそうだった、年末年始のその時期にこれは安い。

実際に書面となって一番始めに頂いた旅行のお誘いの知らせは、
成田からケープタウンまでの飛行機代29万。
プライベートハウス6泊7日4万9千円。
空港への送迎1万円。
34万9千円となっていた。

あーそうだよね、飛行機代年末年始だし18万じゃ行けないよね。

ミリオネーゼの別荘に1泊7,000は安いよね。

それでも、気持ちはすっかり行きたくなってるから、このオファーで旅行に行く決断をした。

しかし飛行機がなかなか取れなくて・・・次に提示された金額は総額37万なり。

国際線飛行機代は旅行会社へ27万円、国内線ジョバーグ~ケープタウン代はインターネットのディスカウントチケットで3万8千円は同行する日本人の男の子へ。

別荘代は先生に。

内金を入れたり、銀行振込したり、なんだかいくら払ってのか分からなくなって来た。

なんで、国際線と国内線をつなげて旅行会社で購入しないの?と聞くと、旅行会社に頼むと高くなるからと言われた。

実際私たちの申し込んだ旅行会社に問い合わせると往復7万円強。

でも、信じられなくて、他所の旅行会社に問い合わせると、国際線の航空会社の提携先で国内線を買うと一区間往復で1万円くらいだと言われた。

日程は

12/29 15:30 成田-------18:10 ソウル
23:55 ソウル-----05:35 ドバイ
12/30 10:15 ドバイ-----16:25 ジョハネスバーグ
18:20ジョハネス---20:30 ケープタウン

2日かけて南アフリカまで行くフライトスケジュール
この日程で出発して、1月4日の18時には、ケープタウンを出発です。


別荘には4泊5日だけど、別荘の返金は無かった。


ホテルと違って、滞在しなくても確保しなければならないから・・・

旅程表を見るだけで疲れてきそうだ・・・


世界のクリスマスツリー

2008-05-24 | 南アフリカ

Le Franschhoek hotel のクリスマスツリー併設する

Camelot Spa

1時間20分580ランド。
コースはSeaweed Aroma Hydrobath + Aromatheapy

 

韓国インチョン空港のツリー

香港の空港のツリー

ドバイ空港のツリー

9日間の間に韓国・ドバイ・南アフリカ・香港4カ国の空港に降り立った。

そして、4カ国のツリーに出会った。宗教とは関係なく。クリスマスツリーは存在する。


Wine Lands

2008-05-24 | 南アフリカ

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

ケープタウンの西方は、地中海性気候で豊かな土でブドウ栽培に適している。

ここ30年南アフリカのワインはコンテストで優勝などして世界的に認められるようになっている。温暖化が進む今、フランスより、どんどん美味なワインを産出し始めるのではないだろうか?

私達の廻ったのはフランシュフック、少し車を走らせると、ワイナリーが点在している。お酒の飲めない人も、併設するレストランでの食事を楽しんだり、美しい景色を見たり楽しめるポイントはある。