もし、貴方がプールサイドで よく冷えたビールを飲みながら。
心地よい潮風に吹かれて・・・うとうととお昼寝を楽しんだり・・・
目の保養に、すらりと長い美しい脚を、サングラスの奥から見たければ。
海が抜群に綺麗で、白亜のリゾートに妻を連れて行きなさい。
貴方が、デイベッドでうとうとして、かまってやらなくても。
妻は、海を空を水をインテリアを風景を写真撮るのに忙しくて、気づきません。
もちろん、気の利いた会話や、絶妙なうなずきも必要ありません。
貴方は、念願だったぼーーーとしていれば良いんです。
妻は、波の音やレストランからのミュージックに酔いしれていますから。
少々迂闊に30秒長く、よそのレディーを見ていても・・・
妻には貴方がサングラスをかけて居ても、たとえ顔は違う方向を向けて、
人間の限界に挑戦するように眼の玉だけギリギリ目の端までやったって、
貴方の見えているものはバレているものです。
だけど、今ここに居るあなたの妻は、景色に目を奪われています。
いつものように、急に後頭部に痛みを感じることはありません。
たとえ、不用意に見えたままに妻の水着姿を表現しても・・・
妻の心は全てに癒されて天使のように、優しくなってます。
”えー幸せで・・少しぽっちゃりしたかしら・・・”
と、上の空で聞き流してくれる事でしょう。