ここでちょっと休憩

ビーチリゾートが大好きな私の旅行記

外資の男

2010-05-30 | 日記

 この男は、不思議な男。

  会社に求める条件は、スニーカーで働ける会社・・・・皮靴嫌い。

 英語をネイティブのように操り、人の3倍仕事をこなす。

 口数少なく、いたずらをするのが好き。

 ノミニケーション(飲み会)なんて、無駄な事に時間を使わない。

 海外出張の時、同行する航空会社上級会員でない同僚の為に、カウンターに

 ラウンジのチケットとメッセージを残す。”ここに居る”

 

 でも、隣の席に座ったりしたら殺す・・・・

  

 英語が得意でない同僚に、視線が向かえば、自分がそれを受ける。

 でも、助けてやるとか、教えてやるとか決して言わない。

 ただ、英語の小説を机に読み終わる度に置いて行く。

 

 その同僚がヘッドハンティングで転職する事になった。

 同僚が辞めれば、彼の所にしわ寄せがゆく。

 なんの相談も無く、同僚はある日こう言った。

 ”僕、明日で最終日です。裏切り者って罵ってください。”

 ”会社は踏み台だ。”

 ”今日お昼奢ってくれますか?”

 ”何が食べたいの?”

 

 鳥肌がたった。

 一番被害を被るはずの彼。着かず離れず、助けてきた人間がなんの相談もせず

 辞めて行くのに・・・なじる事も無く。

 ドライで個人主義、彼は孤高のサムライ。

 

 


宝物

2010-05-23 | プーケット

タイに行ったら、絶対買うもの。アロマ系コスメ。

籠に入れて、ニマニマ眺める。

 

バンヤンのアロマポットに、アロマキャンドル乗せて見て。

うっとり香りを吸い込みます。

これは上海で買った、ローズティー。

お茶で飲んでも、美味しくないので・・・・・目で楽しみましょう。

バスグッズ、眺めながら入浴。

いわくつき、お気に入りのfragonardの練香水。

anaさんでバンコク行った時、何故か私、どんくさい乗客に・・・

座ってすぐ、肘があたってはいけないボタンにあたり、CAさんを呼んでしまい・・

 上着を掛けるフックに、鞄をぶら下げ注意され・・・

 ”あんた飛行機始めてかぁ??!!”っておのぼりさん的ふるまい。

 すっかり、要注意人物とされた私は

 ”ずいぶん嫌われたねぇ・・・”よしおさんが言うほど冷たい対応を受けていた。

 ジュースを頼むのも、お食事頂くのも、寂しかった。

 そこへ、免税品のパンフレットをもったCAさん、こりもせず・・私

”見せてください

”何かご購入されますか?”

”いえ・・・ちょっと見てみたいなぁ・・・と思いまして・・・・”

 

 私は、とてもつまらない事に意地になる・・・こうなったら何か買わねば・・・

 おのぼりさんですが・・・私は一応SFCなのだとアピールしたくなってきた。

 練り香水好きじゃない・・・fragonardはまだ、一瓶持ってる、でも買う!買う!

 

 今度は確信的にCAさんボタンを押したら・・・ちがうCAさんが来られた↘

 ”いつもご利用ありがとうございます”

 ・・・いいえ、ご利用しているのはこの隣の人で・・・私はアワードチケットばっかり  

   利用してます。すみません・・・・

 

 ”あの人に、ご利用ありがとうございますって、言わせたかったんでしょう?”

 ”そうです・・・”

 ”fragonard日本橋高島屋で買えるようになったんでしょう?”

 ”そうです・・・”

 つまらない意地を張りました・・・練り香水ってどうやって使うの?

 つけた瞬間指が香るだけですが・・・つまらない意地は張らぬが得です。

 

 

 


短期集中

2010-05-23 | English

まずは、レベルチェックから始まる。

 英検3級程度の問題を回答し・・・次は英会話力チェック。

 アメリカ人の先生にこのレッスンを受ける目的を聞かれる。

 そして、その会話間で私の弱いところ、間違いやすいところ、出来ない部分を

 見つけてもらう。

 ・前置詞の使い方(in /to/ at etc・・) 

 ・a/theをきちんと使わない(ほとんど使えてない)

 ・r th などの日本人の不得意とされる発音がほとんど出せていない。

 ・文法が弱い

 などなど・・・これは後で解るのだが、これを補うためのレッスンがこの後組み込まれる。

 そして、自分自身もウィークポイントを指摘して貰うことで、これから受ける授業を

 きちんと自覚して受けることが出来る。

 

 さっそく、クラスの中に入る。

 4人クラスの内”はじめての英会話”といえ・・・3人はビジネス英語への導入を

 目的にする人達。

 つまりぃ・・・私以外はビジネス英語を希望している。

 つまりぃ・・・それぞれ仕事で英語に関わる仕事をする可能性があるか、しているか。

  はじめの3時間は、発音の練習。

 バイリンガルの先生が、目からうろこのテクニックを教えてくれる。

 あー私にもrightって言えたぁーーって自分でも解る。

 theがかっこよく喋れる!!

  ”音符も読めるようになりました。楽譜も全部覚えました。

   でも、私はピアノが弾けません。”

 日本の英語教育がこれです。口は楽器と同じです。

 実際使わなくては、音を奏でるようになりません。

 だから、私達は中学・高校・大学と約8年間英語を勉強しても話せるようにならない。

 ・・・・私”もっと英語漬け”やってる時もまねっこして発音すらしてなかった。

 

 

 わたしの出会った先生は、全部で7人の先生。

 ”充実している”この一言に尽きる、人材。

 レッスンのスピードを速めるために、説明は日本語、ロープレは英語。

 バイリンガルの先生の多い事!!

 

 ビジネスで重要な心構えや、ほんのちょっとした出来る人技。

 マナー、言葉のニュアンス。文化の違い。

 一時間足りとも無駄だったと思う時間が無かった。

 活きた英語学び・聞き。話す話す話す。

 

 何よりもうれしかったのは、こんなこと聞いて恥ずかしい?

 こんな会話力で恥ずかしい・・・って思いが無かったこと。

 いままで、聞くのがためらわれるような事でもどんどん聞けた(日本語で)。

 

 先生たちの人柄が何よりも個性的で、ちょいと日本滞在中にアルバイト感覚

 で英会話教師しているって外国人に教わるより、うーんと効果があると思う。

 

 念のため、私の今教えて頂いてる英会話の先生もバイリンガルだし、

 アメリカのアイビー・リーグ出身。

 有名英会話教室での経験も2年あり、熱意をもって教えてくれる。

 なんの不満も無いし、これからも続けるつもり。

 だけど、たまには40時間みっちり集中英会話は、スランプに陥っている感が

 ある時、とても有効だった思う。

 

 

 

 


短期集中・・・

2010-05-19 | English

1週間ほど、お休みがあるよしおさん。

 ”ねぇ、どっか行く?それとも、学校行く?”

 ”学校?”

 ”うん、ARA Academy(英会話・TOEIC専門指導)”

 

 これから2週間の海外出張を控えたよしおさん、英語のブラッシュアップが必要。

 なので、海外旅行行ったつもりで、英会話短期集中合宿へ行ってみた!!

 

 合宿っと言っても、通いです。お泊り合宿の学校もあるけど、今回はお手軽系を選択。

 

 よしおさんはビジネス英会話。

 わたしは、初めての英会話。(クラスのレベルは、TOEIC300~500点程度。)

 

 わたし、TOEICも受けたことないので・・・ここでチャレンジ。

 朝10時から夕方6時までのレッスン。

 クラスメイトは4人。でも、土日は受講生が多いので4人クラスだが、金・土・日・月・

火の連続5日間を選択すると月・火はプレイベートレッスンになる可能性大。

 私達月・火は二人ともプライベートレッスンだった。

 

 5日間終了後の感想。

 一日8時間、みっちり授業を受けたが、あっという間の5日間。

 ちっとも退屈する事も無く、本当に楽しくて、そして英語力もついたと思う。

 もう少し早くここに来ていたら・・・私の英語上達スピードは飛躍的に変わったの

 ではないか?

 もし、今から"英語を話せるようになりたい、でも何から始めたらいいのかわからないって人は

 ぜひ、ここから出発されると有効なのでは無いかと思う。

 また、ある程度は会話が出来るが・・もっとブラッシュアップしたいって人だって

 絶対有効だ。

 書きたい事が沢山ありすぎるので、詳細は又後日・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

  


大橋邸

2010-05-12 | 国内な旅

日航倉敷のお部屋から見下ろされる、大橋邸。

 ”僕はいいです・・・”

 朝ごはんを頂き、2時間半美観地区を散策して・・・・そろそろお昼寝時間の

 よしおさん。

 

 ”まぁ、折角来たんだから、見ていきなさいよ。”

 ”見ようよ!”

 ”いいよー人の家なんて見なくて・・・・”

 

 なんでだろう?男は人の家に興味が無いのか?

 母の誘いを断れるほど、眠いのか?

 そんな、よしおさんをホテルの駐車場に残し・・・女どもは人の家を見学。

 

入場料を払って、5分ほど説明を聞いたら、自由に見学。

靴を脱いでお部屋の中を歩き回れる。

家の中は風通りが良く、少し汗ばむ気温のこの日はとても、気持ち良かった。

  

”冬は寒いだろうねぇ・・・”なんて現実的な発言しか出てこない私達。

今は、開け放してるから明るいけど、暗いだろうねぇ・・・・

  

  

    しかし、中庭を何箇所も設けた、眺めは素晴らしい。

  ここからゆったり、日の流れを眺めるのは、心安らかな生活だろう。

   

 

   不思議だ、記憶は溢れるように蘇る。

   おばあちゃんの家には、ごえもん風呂もかまどもあった。

   今はそこは、空き家になってしまっているけれど。

   私は、小さい頃おばあちゃんがお風呂を沸かすのを見ていた。

   杉の燃える匂いが好きだった。

  

   おばあちゃんが、竹筒で息を吹きかけ火を大きくするのを・・・魔法使いだと

   思った。

    ごえもん風呂は、次の日のお昼まで暖かい。

   そう言えば、おばあちゃんは料理の上手な人だった。

   おばあちゃんの手打ちうどんは絶品で、おじいちゃんが私達が帰るたび

   ”うどん打ってやれ”って言ってくれてた。

    トマトジュース缶は、トマトジュースでは無いと教えてくれたのもおばあちゃん。

   おじいちゃんの育てた、桃太郎トマトを湯むきして、ミキサーでぐるぐる。

   これが本当のトマトジュースの味だ。

   おじいちゃんは、チャイナマーブルが大好きだった。

    いつも、ごろごろさせて、私の口にポンと入れてくれた。

   

  我が家は商売を営んでいて、盆正月関係なしだから、年に2回必ず帰るなんて

  事は無かったから。

  私は、本当はあまり岡山の祖父母には会ったことが無い。

   おじいちゃんは、私が6年生の時に亡くなったからもっと、思い出が少ない。

   だけど、今もちゃんと覚えてる。たぶん、古いものを見たら又思い出す。

   そして、その思い出は、心を暖かくする。

 

 

 

 

 

 

 


やられた・・・・

2010-05-11 | 国内な旅

商店街も面白い。

うわぁ、すごい品揃えのお花やさんだねぇ・・・・

感心して見ている私に

”ここのお値段良いけど、本当に良く出来てる”

 良く出来てる・・・・・?なんと、造花屋さんでした。

 

 歩いていると、後ろから大声で奥様を怒鳴りつけている夫婦が歩いてきた。

 ”怖いから、ちょっと脇にそれよう・・・・”

 ”どうして、仲良く話してるのに・・・”

 よーく耳を凝らして会話の内容を聞いてみると、確かに奥様の体をいたわる内容。

 岡山弁は、声が大きい人だと喧嘩してるみたいに聞こえる。

 

 花屋に騙され・・・声に騙され・・・・素敵。

 


存分に楽しんで

2010-05-11 | 国内な旅

 

  

  美観地区は、メイン通りより脇道にそれた方が面白い。

 藍染のお洋服をみたり、備前焼のお店、ガラス細工のお店。

 どれもセンス溢れたお店ばかり。

 間口は狭いが、奥へ奥へ広がる。                      

 

                              

 

  

       

  

  東京で、パーソナルスペースの狭い街歩きに疲れてる私。

  誰にもぶつかられることなく、のんびりと歩く。

 

                         

                                                       

 

 


好きな場所で・・

2010-05-10 | 国内な旅

よしおさんに美観地区をご紹介。

春の日差しが暖かく、新緑が美しい。

  

もしかしたら、私がおばあちゃんに会えるのは最後かもしれない。

そう思って、やってきたがおばあちゃんは97歳だが、もりもり食欲がある。

 おばあちゃんの好きなものは、いつも今も変わらない。

 つい、半年前に会った時、消化のいい物が良いだろうとおうどん屋さんに入ったら。

 ”肉かカレーが良い。”と言って私達を驚かせた。

 今度も、私達より食欲がある健在ぶりを見せてくれた。

  

 まだ、おばあちゃんが一人で暮らしていたころ。

 叔母から”毎日電話をかけているが、ここ2・3日声の調子がおかしい。”と連絡

 があった。

 3時間車を飛ばして、おばあちゃんの元へ・・・・

 おばあちゃんは、縁に座って私を待っていてくれた。

 私が到着したのは、お昼過ぎ。

 おばあちゃんは、朝ご飯を食べた後からずっと、座って待ってくれていた。

 ”あー安心した。よく来てくれたねぇ”

  次の日、病院に一緒に行って解ったのだが、1週間で飲まなければならない、

 心臓の薬を、3日で飲んでしまっていたらしい。

 どんなに具合が悪くても、娘に心配かけないように、おばあちゃんは叔母に

 嘘をついて元気だと言っていた。

 次は、孫が車で一人でやってくると言うので、心配で調子が良くないのに、

 縁側の外で待っていてくれた。

  それから、家族で試行錯誤して、悩み、試み、おばあちゃんは、老人介護施設

 に居る。

 介護士さん達には、本当に頭が下がる。

 プロにはプロの家族を超える力をお持ちだ。

 一時は、ひどいアルツハイマーで会話も成り立たなくなったおばあちゃんが、

 会話が出来るようになった。

 今は、心臓の薬も血圧の薬も飲まなくて良くなった。

 10年前から、おばあちゃんは年を取るのを止めてしまったようにも見える。

 ”私は、ここで本当によく世話をして頂いているから、こんなに長生きをさせて頂いてる”

 と、おばあちゃんが言う。私達もその通りだと感謝している。

 家族の介護では、今の食欲旺盛、お顔の色つやもよく、ここまでおばあちゃんを

 幸せに出来ない部分もあったから・・・

 

  

  ”おばあちゃん97歳だって”って言うと

  ”97?これはいけない、88だと思っていたけど、97歳まで長生きしたら、

   みんなに迷惑掛けるだけだ、これはいけない・・・・”

  

  いいえ、もう少し長生きしてください。

  あなたには、子供が8人、その配偶者が8人、孫が18人そして、その配偶者・・・

  ひ孫・・・・あーもう何人だか?

  みんな、おばあちゃんから感じたり、学んだり、癒されたりする必要があるから。

   古い町並みを、ぽつりぽつり歩いていると、こんな事を考える。

  

  


倉敷日航ホテルの朝食

2010-05-09 | 国内な旅

和食パーツと洋食パーツに別れている。

  

 ホテルで朝食・・・・全く興味ありません。

 沢山いろいろ並んでるけど、朝あまり食欲無いので・・・・

好きな物を少しずつ取り分けてきた、母の御膳。

 

美味しそうなパンの所に、オーブントースターが置いてあった。

これを見た瞬間に、”おっ?これは美味しいパンが食べられるかも?”

パンを少しと、ベーコンを取り分けて食べてみると。。。。美味しい!!

 朝食欲が無い、よしおさんと母がお米が美味しいと言いあってる。

 一挙に、食欲が増進してきて、私も少しずつ取り分けてくる。

 月に10日はビジネスホテルに泊まるよしおさん曰く。

 ”この値段で、こんな美味しい朝食食べられるなんて・・・奇跡だ”

 

 こんな良い意味で、予想を裏切られるとは・・・・

 古くて、つまらない部屋・・・・・シックで綺麗なお部屋。

 品数合わせの朝食・・・・・・・・品数、品質共に充実。

 

 もちろん、ホテルスタッフの対応も迅速丁寧、気持ちの良いものです。

 

 

  

 

 


倉敷日航ホテル

2010-05-08 | 国内な旅

今年のGWって長いんだねぇ・・・

そう言えば、振り休3日あるんだよねぇ・・・

へぇ・・・長いねぇ・・・

 

 基本的只今ロングバケーション中のいちこ、興味ありませんの。

 ゴールデンウィークや年末年始は我が家は、何もかも物価が高騰するして、

何所から現れたのか?日本は本当に少子化か?と疑いなら街を歩くなんて。

  思考回路の中にありませんのに・・・・

 

 ”えええ、GWにそちらに顔を出そうかといちこちゃんと話してるんです。”

 うとうとうたた寝していたら、よしおさんが誰かと電話で話してる。

 

 ”はいそうですねぇ、おかあさん”

 ???おかあさん??私の??えっ、GWに帰るの私?

 4月10日過ぎ、私、帰省する事になったらしい。

 ・・・・じゃあ、おばあちゃんに会いにゆかねば。

 

 ANAさんでアワードチケット予約して、倉敷と岡山のホテルに予約して・・・

 

 私は、何をするのにも時間が必要なのに・・・年に2回の海外旅行だって、

 3か月以上前から計画するのに・・・20日しかない準備期間って好きじゃない・・

 好きなホテル選べないし・・・仕方なしに予約した日航倉敷。

エントランス抜けた途端現れた、お日様の光あふれた空間。

 

  おそらく、フルブッキングなのだろう。通常あるフロントでチェックインでは無く、

 特別ブースを設けてのチェックイン体制を引き、ゲストがストレスなくスムーズに

 チェックイン出来るようになっていた。

 ANAカウンターもそうだったけど、新人さんが初々しくチェックイン。

  相手のドキドキが私にも伝わって、新鮮な気持ちになる。

 一生懸命な姿が、嬉しい。

 

 お泊りお写真なんて撮るつもりも無かったのに。素敵素敵。

  

3人で2万4千円成り。GWだし、割高なんだろうなぁ。

だから、寝るだけのホテルで良いよねって予約したけど。

素敵なショートトリップ空間。

 

  

 ”うわぁ”っとバスルームから母の声が・・・・

 何事かと見に行った私も”うわぁ”

 大きなバスタブと、レトロなシンク。

 そして、シャワーブースまであるではないですか?

 

 

  

  

 リラックスして入浴出来るように、シャワーカーテンはつけていないそうだ。

アメニティーのシャンプー・コンディショナーは、ノンパラベン。 

 

おばあちゃんに会いに行く日は、ここを常宿にしましょう。

なんと、このリーズナブルなお値段で、朝食まで付いているのです。

 

  

 

 

 

 

 

 


2010-05-08 | 国内な旅

GWは、この人と、おばあちゃんに会いに。

倉敷美観地区入口のまねき犬さん。

おばあちゃんは、97歳。倉敷の老人保健施設に居る。

もう歩く事は出来ない。

記憶も直近記憶は、2分程しかない。

 しかし、それ以外あばあちゃんは、私の知っている30年前のおばあちゃんのままだ。

 

 ”こんにちは、始めまして。お元気ですか?”

 ”はい、おかげさまで元気にしております”

 

 私だって、気付いてくれないかと期待を込めて声を掛けるが、帰ってくる第一声は

 こんな感じ。でも、私の後ろに視線を向けたおばあちゃんの顔はぱぁーと明るくなる。

 ”さち!!、来てくれたんかぁ、ありがたい、ありがたい。”

 両手を合わせて、拝み始める。

 眼を上げて私に向きなおり

 ”いちこかぁ?”

 さちの娘はいちこと繋がる。

 でも、車いすを押して、お部屋に入る5分後には私達の存在は又、ごあいさつから。

  

 話しかければ、きちんと答えてくれるが、おばあちゃんから人に話しかける

 事はもう出来ないようだ。

  車いすから降ろして、車に座ってもらうと、もう運転手のよしおさんの事は、

 忘れてしまっている。

 自分の年齢も全く分らない。

 しかし、私にとって、この人以上に私の疑問に答えられる人は居ない。

 たまに、すごく心が弱っている時、"何の為に自分は生きているのだろう?"と

 10年に一度くらい人は自分に問いかける事があるのではないだろうか?

 

 おばあちゃんから出てくる言葉は、ありがとう。ありがたい。

 美味しい!!嬉しい!!この言葉が大多数だ。

 ”ここ(老健)に居て幸せ?”

 ”うん、先生方(ヘルパーさん)が親切にしてくださるし、自分で作らなくても

  三度三度美味しいごはんを頂ける。そのおかげでこんな長生きさせて頂いて

  幸せだ”

 ”こんな遠い所まで会いに来させて、可哀そうに・・・申し訳ない。ありがとうなぁ”

 ”あーこんなに沢山お金を使わせたら、お前たちが困るだろうに、いいよ。

  いいよ。お前たちが食べなさい。”

 ”これ、頂いてもいいの?あー美味しい。美味しいわぁ。幸せだ”

 

 

 今の彼女を形成しているのは、永い歴史の中培った、習慣だけ。

 人をなじることなく、いつも感謝の心を忘れず、足るを知り、喜びを大きく表現する。

 彼女の生きてきた姿、それだけだ。

 よしおさんは、”おばあちゃん、かわいい”と言ってくれる。

 私にも、彼女は”とてもかわいい”。

 生きてきた証は、残した財産でも、実績でも無く、生きてきた本人そのもの。

 年齢を重ね、体も不自由になり、考える力、物事を判断する力を失った時、

 おばあちゃんに残ったのは、人間としての品性。

 欲を残す人。

 豪を残す人。

 何を残せるかは、人の生きてきた姿次第なのではないか?

 私の生きる意味、もしくは課題は、おばあちゃんのようになれるかだ。

 ”おばあちゃん、おじいちゃんどんな男だった?”

 ”えー男じゃった。男前じゃったし、賢い人だった”

 ”おじいちゃん、戦争の時何してたん?”

 ”陸軍上等兵で馬に乗っとた。綺麗じゃったよ”

 ”おじいちゃんとお見合いで結婚したん?”

 ”違うよ~。恋愛じゃぁ。おじいさんが、演劇場で私を見染めたんじゃ”

 ”おじいちゃんに会いたい?”

 ”会いたくても、死んだんじゃけ、会えんやろ。だけど、おじいさん私が

  生活に困らないようにしてくれてるから、ずっと守ってもらってる”