ここでちょっと休憩

ビーチリゾートが大好きな私の旅行記

一難去って、また一難

2011-08-20 | クアラトレンガヌ

目覚めはそれでも、早かった。

 7時には起き上がって、又リバース

 朝食によしおさんは、何やら美味しそうなオムレツを頂いておりましたが・・・

 私は、水分補給にいそしむのみ。

 空の胃から、胃液を出すとシンドイので、とりあえず・・・ヌードルのスープのみを頂き・・・

 お部屋に戻って、ベッドで横になる・・・

 起き上がれない・・・・

 

 よしおさん、せっせとパッキングしてくれて、ポカリを作り・・・ぼーーとテレビ観賞。

 

”ごめんねぇ・・・退屈でしょう?WIFIエリアまで移動する?”

 スッピンの寝不足のアラフォー、帽子をかぶって、チェックアウト。

 

 1時間ほど、ライブラリーのソファーで眠った頃。

 のどが渇いた・・・とレストランへ行こうとしたところ、レシェプションのスタッフに声を

 掛けられた。

 ”実は今日、雨で道が洪水を起こしてまして、通行止めになってます。

 通常1時間の道のりが、周り道をすると1時間半ほどかかります。もう空港に向かわれた

 方が良いと思われます。ホテルの車をご用意しましょうか?”

 ぼーーとしながらも、無意識にポケットから紙きれを出して、よしおさんに手渡した。

 後は、任せたよ、私の旦那様。私には何の判断力も残っておりませんよ。

 

 ”じゃあ、すみませんが、この番号のタクシードライバーに、もう迎えに来なくてよいって

 連絡してくださいませんか?ホテルの車用意してください。”

 

  ”ボーーん”鐘たたき長老の合図が・・・・

 

 目を向けると、行きに連れてきてくれた、おじいちゃんドライバー・・・

 ”あなた達のフライトまでまだ、3時間半あるけど・・・今日雨降って遠回りしなきゃならないから

  迎えに来ました。”

 

 出来る!!おじちゃん出来るよ!!GOOD JOB !!

  後は、知りません・・・どんな悪路だったのかも知りません。

 私は、ぐっすり眠っておりました。

 よしおさんがどれだけ、おじいちゃんにチップをはずんでくれたのかも知りません。

 

 ちなみに、飛行機に乗ったとこも、クアラルンプールの空港からタクシーに乗ったとこも

 よく覚えていません。

 意識がもうろうとしていた訳では、ありませんが・・・ただひたすら、医療の充実した

 クアラルンプールに早く着かねば、ホスピタリティーに溢れたリッツで気を失おうと・・・

 ひたすら、歩みを進めておりました。

  

 


ここからが、私のバスルーム生活

2011-08-20 | クアラトレンガヌ

 朝食が遅かったせいか、この日はランチ無しの、早い夕食。

ビーチサイドのレストランで夕食。

 ぷりぷりの魚介に舌づつみをうちご機嫌。

逃げ場のない 自然たっぷりのリゾートではレストランは充実してる。

  

 

 ご機嫌で、お部屋に戻り・・・テレビを食い入るように見て・・・

 せっかくのリゾートに来て私達何してるんだ??

 昼間はネットサーフィン、夜はテレビ。

 

  突然、飛び起きた。

 何か物音がした訳でも無い、ただ ぱっと眼が開いた。

 なんで、起きたんだろう?

 クーラーが効きすぎてるのか、なんだか寒い。

 よしおさんは大の字で寝っ転がってる。よしおさんは寒いと団子虫みたいに丸まってる。

 丸まってなくて、大の字って事は ちょっと暑いって事だ。

 

 なんだか、気持ち悪い・・・・それからは、リバースの始まり。

 おトイレに座って、こんどは、便座を抱えての繰り返し。

 

 やばい、魚介と相性が悪かったのか?こんな、僻地じゃあ、いくら医療が充実している

 マレーシアとは言え、病院まで行けるのか・・・

 不安なになりながらも、心配症のいちこさん、装備は万全。

 ポカリスエットの粉を、ミネラルウォーターに溶かして、とりあえず飲む。

 正露丸や、下痢止めの入った、常備薬袋を眺めて、思考を凝らす。

 ・・・・駄目だ、もし菌にやられてるなら、とりあえず体内から出すためにリバースを止め無い

 方が良いだろう。

 悪い物は、全て出してやろうと、2Lのポカリを抱えて待機。

 バスルーム、8畳もの広さがありそうな広々空間。

 ドアを閉めれば、クーラーの冷気とは無縁だし。よしおさんはクーラーの中に居られる。

 

 今回旅に用意した本は2冊。お部屋ではネットはつながらないので、これだけが頼り。

 しかし、1冊は読破済みで、もう1冊も残りページ数はわずか・・・あーー午前2時

 どうやってやり過ごす・・・・・本が読む余裕があるくらい・・元気・・・・ただ上下から出るだけ。

 

 そう言えば、ライブラリーからよしおさんが借りて来た本がある。

 

よしおさんの借りて来た西村京太郎さんと、バスルームで格闘。

 おトイレを往復しながら、本を1冊と5分の1冊読み終わった頃。

 

 もしどこかの段階で意識を失ったらと、心配症の本領を発揮し始めた。

 旅行の手配は、私の仕事だから、緊急時のレスキュー先の一覧などよしおさんに伝えて

 置かなければ・・・出来るだけ日本語対応可能なインターナショナルな病院で、

 料金カード払いの保険提携の病院が良いなど伝えたいわぁ・・・

 

 機嫌良く眠っているよしおさんの手をそーっとつついてみる。

 よしおさんは、非常に寝起きの良い男で、

”私、死ぬかもしれんよ・・・”

 小さな声で呼びかけると、パッチと目を開けて

”大丈夫、大丈夫だから、ねんね、ねんね・・・ーー”

”気持ち悪いんよ・・・さっきから吐いてるの・・・

 

 ”はっ、すみません、すみません、いちこちゃん大丈夫??”

 なんで、この人は謝っているのか?でも、なんだか眠くなってきた。

 よしおさんを起こしたくせに、横に丸まって眠りに落ちた。

 


2011-08-19 | クアラトレンガヌ

 目を覚まして、がっかりする。

雨のリゾート滞在って・・・つまらない。

 グレーのお空。リゾートも輝きを失う・・・

雨が好きって人もいるし、私だってけっして、雨が嫌いなわけじゃない。

でも、こんな海見ても・・・気分は上がらない。

 そして、海辺に生活圏をもった事の無い私には、この荒れた海の波音が怖い。

 ここで、津波が来たら・・・・そんなイメージばかりが膨らむ。

 

  

朝日を浴びながら、アウトサイドでの朝食が好き。

 だけど・・・雨じゃね・・・

 席に着くと、飲み物のオーダーを聞かれバイキング。

 ヌードルブースでは、優しそうなお母さんが、好みに合わせて調理してくれる。

 卵麺に野菜は・・・これとこれ入れてね・・

 あっさりしたスープに好みの調味料を入れる。

 少し肌寒い朝には、ほっと安心する一品。

 

 ”いちこちゃん、うろうろしてきた割には、あまり取ってきてないね”

 ”なんかさぁ・・・ここってベジタリアン朝食?ハムとかベーコンとか無いんだよねぇ・・”

 

 周りを見渡すと、何やらベーコンとか食べている人が居る。

 どこにあるんだろう?

 あれ、あそこの人は、卵料理食べてるよ・・・

 テーブルの載ってる朝食メニューを見てみると、セミビュフェでhot meal はオーダーする

 方式らしい。

 気づいた時には、ヌードルを2杯も食べた後・・・・・でもさぁ・・なんで聞いてくれないの??

 

 お部屋では、ネットがつながらないので、ライブラリー近くのwifiエリアへ

ソファーに寝っ転がって、よしおさんはメールチェック。

私はネットサーフィン。

 あーこうやってゴロゴロしていると、雨音も心地良い。

 気温も少し、肌寒いくらいで心地良い。

 

”はぁ?まじで・・・”

 メールチェックしている、よしおさんが突然そう呟いた。

”何?どうしたの?”

”ヨーロッパ系の社員、国から帰国命令が出て、大阪に移動するらしい・・・・”

”どういうこと?原発の水素爆発で放射能の危険があるから、東京には滞在出来ないって・・。

 各国から、会社に社員の帰国要請が来てるらしい。”

 

 

うろうろしていると、鐘の長老の前に出た。

”おはよう、ニュースみたか?”

”うん、原発 ボーンってなってたね。”

”良かったね、死ぬところだったね。マレーシアにもう住むか?”

”日本に帰るよ(*^_^*)”

”大丈夫なのか・・・”

 

・・・・・大丈夫かって言われても、帰るとこ日本しかないんだけど・・・

 雨だし、ニュースも気なるから、かなりの時間NHKを見ているから、帰っても命の危険は

 ないと思うけど・・なんだか不安になる。

 実際、NHKの報道と海外メディアの報道には温度差がかなりあった。

 原子力建屋の屋根が吹っ飛び・・・その映像の背景は、広島ドーム・・・

 唯一の被爆国が二度目の被爆・・・

 

 

  なんだか、あまりのこの のどかな風景とギャップがありすぎて・・・・

 

リゾートをお散歩していると、なにやら 動物の声がする・・

 でも、私が知っている、動物の鳴き声じゃない。

 声をするほうを、見てみると・・・・お猿さん。

今、出来るだけこの綺麗な空気を吸っておこう。 

 

成田に飛行機降りなければ、関西空港で降りて実家に帰ればいいや。

 

 

 


雨のリゾート

2011-08-17 | クアラトレンガヌ

さぁ、何しましょう・・・・・・所で、このベッドは何でしょうか?

お子様用でしょうか?お昼寝用でしょうか?それとも・・・バスルームで

一晩過ごす人用でしょうか?

おそらくそうでしょう。

パートナーがメインベッドで寝ているのを、起こさないように読書に過ごす人にも最適でしょう。

 

 

 

雨のリゾートを散策

雨といったら、SPAでしょう。

リッツカールトンとの姉妹店だそうです。

みんな、考えることは同じ、予約はお早めに。

 なんにも、すること思いつかないし早いけど夕飯にしましょう。

Di Atas Sungei

 レシェプション近くのレストラン。

 入口の黒板に、おおよそのメニューの金額が書かれています。 

 私達は、大して気にもせず、入店。

 

すっごい、元気なウェイターがやってきた。

”はぁい、ここはメニューが無いんですよ。あなたの食べたい物を私がお手伝いして

素敵なディナーにしましょう。”

わぁーーって怒涛のように流れる英語と、テンションの高さに・・・耳閉じる。

 

 ”なんじゃ?”二人で目を合わせてきょとんとする。

 いまさら、さようならって帰る訳にも行かず・・・腹を据えて彼の言葉に耳を傾けることに。

 とりあえず、本日のお勧めあたりを聞いてみる。

 シーフードと野菜とスープが食べたいかなぁ・・・でも量はそんなに多くなくても良いんだよねぇ。

 エビもイカもぷりぷり。

 エビのガーリックいためと、イカのオイスターソース。

 とれたて新鮮野菜。カレースープのヌードル。焼き飯。

  

 

 美味しかったけど・・・そんなにお腹すいて無かったし・・

 彼の言う、small とか、 little は完全に1人前です。

 結局、食べきれず・・・・・・

 楽しい雰囲気だし、スタッフの気配り目配りも 素晴らしい。

 

 


Tanjong Jara Resort

2011-08-16 | クアラトレンガヌ

Tanjong Jara Resort

マレーシア政府観光局さんのプリンセスキャンペーンで当選したホテルです。

今も素敵なキャンペーンやってらっしゃるからぜひ応募を!!

 

 タクシーから降りると、ボーンと鐘の音が出迎えてくれた。

 長老みたいなおじいちゃんが、ゲストが到着する度、ボーンと鐘を一叩き。

 このおじいちゃんが、すごくかわいい。そして、面白い。

 ”日本人か?”

 ”そうです。”

 ”津波大丈夫だった?家族は安全か?”

 ”はい、大丈夫です。ありがとう。”

 ”あなた達は、とても賢い。ここは、安全だよ、ゆっくり過ごすんだよ”

 

 

ウエルカムドリンクを頂きながら、チェックインを済ませていざ、お部屋へ。

私達の2泊3日の滞在は、3月15日から17日。

つまり、ローシーズンです。そして、天に見放されたかのように、毎日雨・雨・雨。

お天気が良ければ、それはそれは美しいリゾートだったんじゃないかと・・・

地震があって、日本を脱出。

今となっては、存分に楽しんでくれば良かった後悔していますが、あの時は

すごく不謹慎なことをしているようで・・・実際、東京によしおさんの家族を置いて出かけた訳で。

 事実、アラフォー二人並んで、お父さんに叱られた・・・・

ですので、全く、リゾートの素晴らしさをお伝え出来ません。

 

bumbung room

シェイドからの木漏れ日が美しい、落ち着いたお部屋。

リゾート気分が上がります。

    

バスルーム

 

アメニティーはオリジナル。シンクは当然ダブルシンクですね。

広々とした、バスルームには、バスタブ、レインシャワーのシャワーブース。

実は、一晩私は、ここで過ごしたので・・・・・

非常に快適な空間です。