岐阜の画廊 文錦堂

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私の一押し作品!!《鬼ヶ島井戸・井戸/大前 悟 展より》

2015-03-15 12:10:50 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は、心配された天候も大きく崩れることなく、朝から青空が広がる爽やかな日曜日となりました。

さて、7日から開催致しておりました「ー楽・鬼ヶ島井戸ー 大前 悟 陶展」も、本日大盛況のうちに無事最終日を迎えることが出来ました。
7年ぶりの個展開催ということで、「乙御前写赤」「黄」などギャラリー“初”発表となる作品が出展されるなど話題も多く、大前さんの気迫が伝わった個展会場には会期中県内外から多くの愛好家の方々が足をお運びになられました。
この場をお借りしまして、本展開催にあたり多大な御協力を頂くと共に素晴らしい新作を発表して下さった大前さん、そして皆々様方に厚く厚く御礼申し上げます。

それでは、今日も「ー楽・鬼ヶ島井戸ー 大前 悟 陶展」から「私の一押し作品!!」と題して、選りすぐりの出展作品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、大前さんにとって終生のライフワークともいうべき作品である「井戸」です。

一昨年に東京 根津美術館にて開催された「井戸茶碗展」は大前さんに多大な影響を与えたそうで、それまでの考え方が一新されたそうです。
今展では、通常の「井戸」と共に島の原料だけで作った最新の「鬼ヶ島井戸」作品が出展されました。
土の色、小貫入、梅花皮、質感など見応え十分に仕上がった大前さんの「井戸」作品。
特徴の一つに、大前さんが石雪(せきせつ)と称す石ハゼを中心に雪の結晶の様な貫入が入る面白い景色があり、多くの来場者の目を楽しませてくれました・・・。



   大前 悟 作 「鬼ヶ島井戸茶碗」 H 9.0×D15.5cm・・・・・¥129,600-

 高台脇に生じる迫力満点の梅華皮(かいらぎ)。



   大前 悟 作 「鬼ヶ島古井戸茶碗」 H 6.2×D14.3cm・・・・・¥108,000- 

 大前さんが石雪(せきせつ)と称す、石ハゼを中心に雪の結晶の様な貫入 。

「楽」作品同様に、まるで茶碗の様な存在感を放ち古格を漂わせる「ぐい呑」は多くの酒器党の“心”を鷲掴みしました。
「鬼ヶ島井戸」「井戸」の作風の違いもお楽しみください・・・。



   大前 悟 作 「鬼ヶ島井戸ぐい呑」 H 4.5×D 8.2cm・・・・・(売約済



   大前 悟 作 「井戸ぐい呑」 H 4.7×D 8.3cm・・・・・(売約済

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私の一押し作品!!《楽/大前 悟 陶展より》

2015-03-13 11:38:19 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日も岐阜は、朝から青空が広がりの陽気に包まれています。
昨日もお伝え致しましたように、明日から岐阜市梅林公園にて「第62回 ぎふ梅まつり」が開催される為、画廊の前の道路沿いにはのぼり旗が立ちました。
是非、今週末はを鑑賞がてら文錦堂へと遊びにいらして下さいますようご案内申し上げます。

 第62回 ぎふ梅まつり 会場: 岐阜市梅林公園 開催日:期間 3月14日(土)~15日()

それでは、今日も「ー楽・鬼ヶ島井戸ー 大前 悟 陶展」から「私の一押し作品!!」と題して、選りすぐりの出展作品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、「井戸」作品と共に大前さんの代表作となった「楽」作品です。

昨年には赤茶碗専用の薪窯を築窯されるなど、今やすっかりと「楽焼」の名手として広く知られるようになった大前さん。
「楽」を志すきっかけとなったのが樂焼 初代 長次郎も使用されていたという「聚楽土」との出会いだったそうです。
希少な「聚楽土」を用い、時間を掛けて手びねりで制作された茶碗は、変化や装飾的な要素が削ぎ落され、その静粛な姿の中にも凛とした力強さを感じさせます。



   大前 悟 作 「黒四方茶碗」 H 8.9×D10.8cm・・・・・¥162,000-



   大前 悟 作 「黒茶碗」 H 9.3×D11.0cm・・・・・¥162,000-



   大前 悟 作 「赤茶碗」 H 9.2×D11.8cm・・・・・¥162,000-



   大前 悟 作 「赤茶碗」 H 9.0×D12.0cm・・・・・¥162,000-

まるで茶碗の様な存在感を放つ「ぐい呑」は、今展でも大人気でした。



   大前 悟 作 「黒ぐい呑」 H 4.7×D 6.7cm・・・・・(売約済



   大前 悟 作 「赤ぐい呑」 H 4.5×D 6.3cm・・・・・(売約済

「聚楽土」独特の柔らかな土質を手に感じ取ることが出来る大前さんの「楽」作品は、長きにわたって使い込んでみたいと思わせます・・・。
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私の一押し作品!!《黄作品/大前 悟 陶展より》

2015-03-12 13:32:10 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は昨日のも止み、朝から晴れ間が広がっています。
文錦堂から徒歩5分ほどの場所にあり岐阜市の“梅”の名所としても知られる、梅林公園の約50種1,300本の梅が現在見頃を迎えています!! 
ぎふ梅まつりも開催されますので、是非今週末は梅を鑑賞がてら文錦堂へと遊びにいらして下さいますようご案内申し上げます。
第62回 ぎふ梅まつり 会場: 岐阜市梅林公園 開催日:期間 3月14日(土)~15日()

 

さて、現在開催中のー楽・鬼ヶ島井戸ー 大前 悟 陶展」 【 ~15日()】も、早いもので中日を迎えました。

それでは、今日も昨日に引き続き、ー楽・鬼ヶ島井戸ー 大前 悟 陶展」から「私の一押し作品!!」と題して、選りすぐりの出展作品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、昨日ご紹介致しました「乙御前写赤」作品と共にギャラリー“初”発表となった「黄」作品です。

日頃から「仮説」を立てては実験を繰り返し、制作を行っていく大前さん。
「もしも長次郎が黄色の茶碗を焼いたなら・・・」と大胆な発想で、「黄瀬戸」の釉調に近い作品と「楽焼」バージョンによる2タイプの「黄」作品を発表されました。
大前さんらしい自由な発想によって表現された「黄」作品は、彼の新たな代表作の誕生となる予感がします・・・。

先ずは、土や釉薬など原料全てを淡路島で採取した「鬼ヶ島」による「黄」作品から。



   大前 悟 作 「鬼ヶ島黄茶碗」 H 8.2×D11.0cm・・・・・¥162,000-



   大前 悟 作 「鬼ヶ島黄ぐい呑」 H 5.0×D 6.8cm・・・・・(売約済

続いては、「楽」バージョンも。 本年1月に開催した「酒器展 2015」にて、“初”の発表となった「白」からの流れの一環によって生まれたそうです。



   大前 悟 作 「黄ぐい呑」 H 8.8×D11.6cm・・・・・(売約済

そして、最後はなんと「黄瀬戸」作品も。 あくまでも参考出品ということながら、今回「黄瀬戸」も発表され、その完成度の高さに多くの愛好家が驚きました!?



   大前 悟 作 「黄瀬戸ぐい呑」 H 5.2×D 6.2cm・・・・・(参考出品
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私の一押し作品!!《乙御前写赤/大前 悟 陶展より》

2015-03-11 11:36:33 | 工芸
未曾有の大震災からはや4年の月日が経ちました・・・。
東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を改めてお祈り致しますとともに、被災地の1日も早い復興を切に願っております。(祈)

皆様、おはようございます。 
今朝の岐阜は、昨晩から降り続いたにより辺り一面銀世界に覆われました。

さて、現在開催中のー楽・鬼ヶ島井戸ー 大前 悟 陶展」 【 ~15日()】ですが、悪天候にもかかわらず朝からご常連のお客様方が足を運んで来て下さいます。
本当に有難い限りです。(感謝)

それでは、毎展恒例となっています「私の一押し作品!!」、今展からも選りすぐりの出展作品をご紹介していきたいと思います。
大前さんの “気迫” が伝わってくるかの如く逸品揃いとなった今展でしたが、取分け今展の目玉作品だったのがギャラリー初出展の「乙御前写赤」作品です。

光悦の赤楽の名碗「乙御前」を模した作品ですが、樂焼 初代 長次郎の作品を追求してきた大前さんにとって光悦に辿り着くことは必然の流れだったようです。
光悦の作品同様、緊張感をはらみ、ぎりぎりまで造形を追求された大前さんの美意識を強く感じさせる作風に仕上がっています・・・。



   大前 悟 作 「乙御前写赤茶碗」 H 8.8×D11.6cm・・・・・(売約済



   大前 悟 作 「乙御前写赤茶碗」 H 8.5×D11.5cm・・・・・(売約済

「茶碗」以外にも、ギャラリー初出展に合わせて「ぐい呑」を初めて発表され人気を博しました。



   大前 悟 作 「乙御前写赤ぐい呑」 H 5.0×D 6.6cm・・・・・(売約済



   大前 悟 作 「乙御前写赤ぐい呑」 H 5.3×D 6.8cm・・・・・(売約済



   大前 悟 作 「乙御前写赤ぐい呑」 H 5.2×D 7.2cm・・・・・(売約済

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「大前 悟 陶展」会場奥風景。

2015-03-10 08:52:57 | 工芸
皆様、おはようございます。

今朝の岐阜は晴れ間が覗いていますが、午後から次第に天候が崩れ、夕方からはも降るそうです。

さて、現在開催中のー楽・鬼ヶ島井戸ー 大前 悟 陶展」 【 ~15日()】。
おかげ様で、ギャラリー“初”出展となった「乙御前写」「黄作品」が出展されるなど話題も多く、連日多くのお客様に足をお運び頂いております。

本日10日(火)20:00より 弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)でも今出品作品を順次掲載し販売させて頂く予定です。

それでは、昨日に引続き、7年ぶりの開催となったー楽・鬼ヶ島井戸ー 大前 悟 陶展」の会場風景をご紹介致します。



会場奥に進むと、木工家 岡田 敦氏とのコラボ作品による食器類などが整然と並びます。
伊賀蓮弁皿に根来の漆塗が施された作品は、不思議な趣を感じさせます。



会場奥中央には、「井戸」作品と共に今や大前さんの代表作ともいえる黒・赤による「楽」茶碗が存在感を放ちます。



 額は、大前さんの知人で高野山真言宗 潮音寺住職でもあられる南岳 杲雲さんの作品。

「鬼ヶ島信楽大片口」「黒高麗」による花器群、そして“初”発表となった「黄茶碗」が並びます。



続いて、文錦堂の新たな名物コーナーである違い棚には「井戸」作品などが来場者の目を楽しませます。 



最後は、人気の「酒 器」コーナー。 今展でも逸品揃の多種多様な酒器が出展され、多くの酒器党の方々が悩まれていました・・・。



明日からは、多くのお客様方から大好評頂いている「私の一押し作品!!」を作品別にご紹介していきます。 乞うご期待!!
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