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私の一押し作品!!《逸品揃の徳利編/古谷 道生 遺作展より》

2014-01-16 09:41:47 | 工芸
皆様、おはようございます。

今朝の岐阜は、真っ青な青空が広がり、澄んだ空気がとても心地良いです 。

さて、先週末から開催致しております、本年度文錦堂企画展第一弾!! 「~~ 古谷 道生 遺作展」 【 ~19日()】も、いよいよ終盤戦へと突入です。
生前の道生先生と深く親交があられたコレクターO氏が長年に亘り収集された珠玉のコレクションを、是非この機会にご高覧下さい。

それでは、今日も「~~ 古谷 道生 遺作展」に出展された作品から選りすぐりの逸品をご紹介致します。
今日ご紹介するのは、多くの道生ファンの方々が感嘆の声を上げられたほど逸品揃いとなった「徳利編」です。 

先ずは、大ぶりな器形に、深く澄んだ青色のビードロが豪快に流れ落ちる景色が合わさった



   古谷 道生 作 「伊賀徳利」 H16.6×D10.0cm (売約済

続いて、大胆にヘラ目が入った器形に、の洗礼を激しく受けて生じたであろう変化に富んだ多彩な景色が合わさった、



   古谷 道生 作 「信楽窯変徳利」 H14.4×D 8.6cm (売約済

最後は、趣の全く異なる3種類の「信楽」徳利を。 最初の作品は、道生先生の最後の個展図録にも掲載されています。



   古谷 道生 作 「信楽徳利」 H13.6×D 9.0cm (売約済



   古谷 道生 作 「信楽徳利」 H14.5×D 8.4cm (売約済



   古谷 道生 作 「信楽徳利」 H15.0×D 8.8cm (売約済

古琵琶湖層の粘土で作られる信楽焼と伊賀焼ですが、道生先生が緋色の信楽焼を作られる時はビードロの伊賀焼よりも耐火度を少し高く、さらに粗く調整した蛙目粘土を使用されました。
灰が載りにくいようにする為だったそうですが、時には、黄瀬土にブレンドして安定させることもあったそうです・・・。

※黄瀬土・・・道生先生が紫香楽宮跡の西にある場所で発見された土で、ざんぐりと真っ白に焼き上がるのが特徴です。

明日は、これまた逸品揃いの「花入編」です。 乞うご期待!!
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