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私の一押し作品!!《徳利編/武末 日臣 展より》

2015-09-16 20:08:01 | 工芸
皆様、こんばんは。

今日の岐阜は曇り空に覆われ、昼過ぎからはも降る生憎の天気となりました。

今日はお客様からご所蔵品の売り立てを依頼され、名古屋へ終日出かけておりました。
あまりの量だった為、後部座席無しの業務用のハイエースをレンタカーし、なんとか全てを下見会場へ運ぶことが出来ました。
明日が売り立て本番ですが、お客様のご期待に応えられるようなんとか頑張りたいと思います!!

さて、大好評のうちに閉幕した「~対州~ 武末 日臣 作陶展」
会期終了後もその余波はジワジワと広がりを見せており、改めて武末作品の人気の高さを感じております。

それでは、今日も「私の一押し作品!!」と題して、選りすぐりの逸品をご紹介致します。 今日ご紹介させて頂く作品は、皆さんお待ちかねの「徳利編」です。

先ずは、武末先生の終生のライフワークである「井戸」作品から。
今もなお、月の半分は韓国 通度寺(トンドサ)に滞在し、あちこちの窯跡巡り発掘調査をされる武末先生。 古い陶片から、轆轤の挽き方などを学ばれています。



   武末 日臣 作 「井戸徳利」 高11.4×径10.0cm (売約済

 まるで片身替わりの如く器半分に青みを帯び、所々ほのかに御本も見て取れます。



   武末 日臣 作 「井戸徳利」 高 9.6×径10.0cm (売約済

続いて、白泥の刷毛目にダイナミックに描かれた鉄絵の景色が味わい深い「鉄絵徳利」を。 
李朝時代の本歌の鉄絵徳利は、そのほとんどが韓国忠清南道の鶏龍山で焼かれたことから、別名「鶏龍山徳利」とも呼ばれて現在でも人気です。



   武末 日臣 作 「鉄絵徳利」 高13.2×径10.4m (売約済

そして、徳利の全面に黒釉(鉄釉)が掛けられた2作品も。 別名「黒高麗」とも呼ばれ、その素朴な作行きにより古来より人気を集めています。



   武末 日臣 作 「黒釉俵型徳利」 高 9.6×径 8.8cm (売約済



   武末 日臣 作 「黒釉白花徳利」 高 8.2×径 8.0cm (売約済

次回は、「茶碗・花入編」です。 乞うご期待!!
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