何か最近変なんだ。
食欲が無いし、痩せてきたし、元気がないし、口が臭いし、一日中寝てばかりだし、みように甘えてくるし、あらぬ方向をじっと見つめてガオガオするし…
で、病院へ行ったのよ。
「ふうむ…なるほど…確かに痩せましたなぁ…ふむ…口、臭いますねぇ」
…
「食欲無いって、どのくらい食べるんですか?」
以前は中位の缶が3個はいけてましたけど、最近じゃ小さな缶2個がせいぜいなんです…それもトロミ風の柔らかいやつ…
「水は?」
ま、普通かなぁ…
「ガオガオと意味のない唸りをあげるのは甲状腺機能低下によるもので…老齢によくある症状なんですね。」
「口の臭いは腎臓機能低下による典型的な症状ですねぇ。歳をとるとこういう症状がよくみられます」
そうなんですか…
「歳取るとあちこち問題は出てきますよね。まあ、しょうがないかなぁって…。とにかく血液検査してみましょう。」
「じゃ、血取りますからね、痛くないからね、じっとしてね」
プス
フギャァ~~~~~~~~~~~~
ジロ 大丈夫だかんね すぐおわるかんね 痛くないかんね
「検査の結果が出るまで少し待っててね」
30分後
「ふうむ…やっぱり腎臓機能、低下してますねぇ…。肝機能も低下してるなァ…・」
はあ…やっぱり休肝日もうけないと駄目ですかねぇ
「? でも、他の血液データは悪くないですよ。ま、全体としてバランス取れてるし…歳を考えたら良しといえるレベルですねぇ」
「念のため甲状腺の機能も確かめておきましょうかね」
はい…お願いします。
「じゃ、もう一度血取りますからね」
(えっ?また採血?さっき血取ったんじゃないの?)
「はい、チクっとしますからね、はい、我慢ね」
エッ?えっ?
フギャ~~~~~~~~
痛くナイカンネ すぐ終わるかんね 心配ないかんね お父さんついてるかんね 泣かないの 男だろ ほら、もう終わるから…
「はい、もう終わりましたよ」
おぅおぅ痛かったねぇ 怖かったねぇ 痛いの痛いの飛んでけ~~! ね、もう大丈夫、悪いお医者さんだねぇ 早くおうちへ帰ろ
「なんせ推定年齢16~17ですからねぇ。普通の猫の寿命はとっくに過ぎているけど、ここまで元気で生きてこられたのも飼い方が良かったからですよ」
そう言っていただけると嬉しいです…グスン
「ま、老化現象は防げませんので、ゆっくりのんびりさせてあげてください。」
そうします
「老化現象は防げませんので、ゆっくりのんびり過ごすことが大切です。決して若いつもりで▽〇♯♭♪◇などやってはいけません。判りましたね。」
はあ????
なんか気になってさ、家に帰ってから写真撮ったのよ。
改めて顔見ると…歳とったなあ・・・。洗面所の鏡でオレの顔見たら・・・お前も歳とったなあ。歳相応に生きるって難しいなぁ。俄かに寂寥感に襲われたよ。