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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

必要な人

2009年03月04日 | 定年後の徒然日記
元気で楽しく余命20年を生き抜く条件とは?
考える要件は次の五つだった。

①年相応に健康であること。
②経済的に自立していること。
③老後の人生を楽しむ趣味や娯楽があること。
④友人がいること。
⑤自分を必要とする人がいること。

①②③については既に書いたので、今回は④と⑤について。
④友人がいること、⑤自分を必要とする人がいること、両方とも「必要な相手」の存在がテーマです。

友人がいること、
「友人」といっても幅があるでしょ。

やぁ元気か?たまには一杯飲ろうか、
会えば楽しく、冗談を言いながら酒を楽しめる軽い友達から、
共に悩み、共に泣き、共に喜び、人生も語り合い、友に何かあれば馳せ参じる。いわゆる「生涯の友」もあるよね。「義兄弟」なんてのもあったっけ。

朋あり遠方より来る、亦楽しからずや
人知らず、而して慍らず、亦君子ならずや

四川の友人と飲む時の口癖です。

「友」を語る歌はたくさんありますね。

友よ 夜明け前の闇の中で
友よ 戦いの炎をもやせ
夜明けは近い 夜明けは近い
友よ この闇の向こうには
友よ 輝くあしたがある

岡林信康の「友よ」は時代を感じるなぁ。

やるせない思いを胸にともだちは去りました
今日という日のくることはさけられぬことだったのでしょう
友達は遥かな旅路に今一度立たないかと
手をとってふるえる声でいったけどあきらめたのでしょう

拓郎のラストコンサート、6月にあるんだって。行きたい!

妻をめとらば才たけて みめうるわしく情ある
友をえらばば書を読みて 六分(りくぶ)の侠気四分の熱
名もなき旅を行くなかれ 名もなき道も説くなかれ
甲斐なきことをばなげくより ひたりてうまき酒に泣け
恋のいのちをたずねれば 名を惜しむかな男の児ゆえ
友の情をたずぬれば義のあるところ火をも踏む

鉄幹の詩にある友は重いなぁ

友を思う歌って、なんか一方通行の友情のような気がしない?
案外、相手の友の思う友情はもっと軽かったりして
学生時代の友人関係が還暦に至るまでずっと続いているってあまり聞かないし、ましてや会社の同僚としての友人なんぞ会社を辞めればそれっきり。
軽い友人関係で十分なんだけどね。移り住む場所場所で新たな友は生まれるもんだ。もっとも、こちらから友を求めなければ友は出来ないけど。
語り合える、冗談言い合える、楽しみ合える、呑み合える友がいるだけで十分だよ。

自分を必要とする人がいること。
「自分を必要とする人」にも友人と同様に幅があるけど、必要の重さに関わらず、自分を必要とする人の存在は自分が生きている意味そのもの。

自分をもっとも必要とする人は妻だと思う。(たぶん…)
妻のこれからには自分が必要と思うけど、反面で自分は妻の存在を彼女が思う以上に必要としている。
いずれにしても、自分を必要と思う誰かがいる間は余命を生きぬく価値があるということだから頑張らなくちゃ。