現実と夢!!

今日は曇り

人工衛星 きずな

2008-03-01 14:14:32 | Weblog
つい最近、日本のe-japan計画にもとづいて
計画が進んでいた、きずなの打ち上げが成功した。

というニュースが流れた。


きずな は要は衛星を使って、インターネットを
行うというものだ。

国曰く、
「インフラが整備されていない地域でも超高速で
インターネットが可能となり、情報格差の問題が解決される。
また、地震等の大災害でインフラがぶっこわれても
この きずな があれば、大丈夫」というものだ。



なんともすごそうじゃないか。。。と思うなかれ。


なぜか?


以下に見てみよう。

まず、
やっと打ち上げにまでいたってたので
これから約5年間にもわたって実験を繰り返すのだそうだ。

さらに、国がいう超高速は、
今やNTTが光ファイバで提供している速度とあまり変わらず
今や通信速度でいえば、価値はない。

大災害の面はこうだ。
きずなでインターネットを行おうとすると
受信アンテナが必要なのだが、
大災害のときに、100歩譲って
その受信アンテナが壊れていないとしよう。
このアンテナが壊れていないならば、おそらく携帯の基地局も
そう被害を受けているとは考えにくい。

そう考えれば、特に携帯で事足りるといえる。
さらに、2011年頃には第4世代の携帯が登場しているだろうから
通信速度は今の光ファイバ並みになっているし、携帯のネット事情も
大きく改善されているだろう。
つまり、災害時にもそう価値はないといえる。


ちなみにこの研究には、370億円が使われている。
さらに、ビジネスタイプの通信をしようとすれば
それなりに大きな受信アンテナが必要なのだが、
なんと、2000万円もするのだそうだ。

誰が使うのかこんなシステムを。
大金をどぶに捨てているようなものだ。

しかも実用化されるのは6年以降先の話。
いやはや、すでに宇宙のゴミと化しているのではないだろうか。


このきずなは日本には必要ない。
彼の行く末は2つに一つだ。
①大金をドブにすてた。高い社会勉強料ととらえれて
 バイバイと言って土星に向けて、飛んで行ってもらうか
②発展途上国をサポートする方向に舵を切る。



まさか、私たちの血税をつかって
くそ高い受信アンテナを設置して、普及に努めることなんかがないと
心から祈っています。


HPを見ると大層立派な技術を搭載しているようだが、
将来をみて研究費を投資するという、人はいないのだろうか。



税金をかえせ、としか思わないニュースでした。

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