現実と夢!!

今日は曇り

就職氷河期

2011-03-27 15:49:49 | Weblog
就職活動について色々最近は言われている。
100社受けても内定が出ない人がいるとか。
そんなことは10年前からあったわけであるが、
売り手市場というヘンテコリンな時期を経て、その数が増えているのが
問題なのだそうだ。

国が発表した内容によれば、
大卒予定者で、12月1日で内定率は68.8%で過去最低だそうだ。
昨年に比べて、4.3%低いのだそうだ。
ちなみに、昨年は駆け込み需要があってか、最終的には91.8%になったようであるが
今回はそこまでいかない可能性が高い。

しかし、メディアではこの表面的な事象ばかりを取り上げて
問題だといっている節があるが、それはなぜか?ということを正確に
とりあげている所は少ない。
不景気だから?答えはNoである。

事の本質は、各企業は、国際化を進めるために、日本人の採用を
大幅に削減している所にある。
何も外人が欲しいというわけではなく、グローバルに活躍できる人材が欲しいと
言い出した企業が増えてきているという点だ。
これを日本人は満たせていないということだ。

先日アジアのメーカと打ち合わせをしたが、彼らは普通に3ヶ国語を話し、
海外を行ったり来たりしている。
それが、日本となってくると、先進国はまだいいけど、海外に住みたくないって人は
ゴロゴロいる。
実際、今の子もマニュアル通りという感じの人が多いようにも思われる。

今後20年を考えると、彼らを採用してもどうなのかと思わざるをえない
グローバルメーカは多いかもしれない。

今はグローバル企業が、社内英語化や採用基準にTOEICの基準を設けるなど
先人を切って大きな動きを見せつつあるようであるが、
他岸の火事ではないことを認識しておいたほうが良い。


今のあなたにとって英語は関係ないかもしれないが、
英語はできるにこしたことはない。このSNS時代においても英語ができると
世界はぱっと広がる。
ビジネスに於いても英語ができると、思わぬツナガリができることもある。


採用におけるこの動きは一時的なものではなく、構造的なものであることが
予想され、ことの本質は、就職できなくてかわいそうではなく、
グローバル化になるための用意がまったなしになっているということであることだ。
その最初のラインは英語だということも暗喩している。

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