現実と夢!!

今日は曇り

事故

2015-03-08 11:21:31 | Weblog
自動車の事故の件数は大分と減り、死亡者の数も少し昔のことを考えると

大分と減っている。

これを年齢層別にみてみると、特に中年層である25~64歳の死亡者が激減している。

また25歳以下の死亡者も減っている。これはそもそも25歳以下の人は

車に乗る機会が少ないということが大きな原因の一つである可能性が高い。

さて、65歳以上はどうか、という点で見ると、実はこの層の死亡者数は殆ど変化がない。





自動車での死亡者数は確かに激減しているが、高齢者の死亡者数は

合いも変わらず減っていない。

これから車の技術の進歩で事故自体は減るのかもしれないが、

確実に高齢者が増えていく日本において、この事実は不気味である。





さて、交通事故で最近注目を浴びているのが自転車での事故だ。





事故の件数自体は増えているが、死亡者という観点で見ると

実は減っている。

自動車と違って自転車の場合、ぶつかられるということが原因として

高い可能性もあるが、やはり自転車においても死亡者のなかで

高齢者の割合が圧倒的に多い。

しかし、ここも自転車を運転する人の多くが高齢者になることを

考えていくと、死亡者の数は増えていくセグメントもある可能性がある。



マクロで見ると、自動車も自転車も死亡者の総数は減ってきている。

しかし、今後V字を描く可能性は否めない。

自動車は技術の進歩が老化による判断力の低下を補ってくれる可能性はあるが

自転車はそうもいかないだろう。





今は高級な自転車や電動自転車が底堅く売れている時代で

自転車に着目されているが、10年先の交通を考えた場合

それは自転車専用道路の整備を行うという公共事業で本当に十分なのか

考える必要がある。



私は、ある一定の年齢以上の人は、自転車を禁止され

自転車に変わる何か、例えばニンジャのもっと安全性を高めたような乗り物が

世に出される未来を思い描いている