現実と夢!!

今日は曇り

政治と感心

2012-01-14 16:37:49 | Weblog
国民の政治無関心ぶりは今さらあえて言う必要のないものだ。
それは色々と要因があり、これというものはないかもしれない。
そこでここでは一つ、小選挙区比例代表制について触れたいと思う。


そもそも選挙は人に投票するのではなく、政党に投票するものだろう。
しかしながら小選挙区制度は人に投票しており、
実は4割の票数で議員の8割を決めている現状がある。
こういった事実があるものだから、席数がただ欲しい政党は
タレント議員などを擁立するわけだ。
かれらが当選したからといって、何ができようか。
私は疑問で仕方がない。
橋下徹のような稀有な例はあろうが、そういった志のタレント議員を
私はそう知らない。


タレント議員に投票することが政治への参加とはとてもいいにくい。
関心への入口だという見方もあろうが、あまり効果がないように思えてならない。


また小選挙区で戦う人材は、しっかり論戦をして欲しいところだ。
舌戦はしているのであろうが、はっきりいって欧米の選挙における
論理的な議論を垣間見ることは少ない。
そういったことを行うのは最低限の義務だと感じられる。


小選挙区の話とは少しずれるが、
かつて大前研一が東京都知事に立候補した際に、
圧倒的に都民の知名度があった青島幸男が当選したわけであるが、
本当に日本を東京から変えるなら、どちらが当選したほうがよかったのかは
火を見るより明らかなことだ。


こう書いてみると、小選挙区制度があることで
国民が政治家に高い議論を求めなくなり、知名度選挙の側面が強いことを
容認してしまっている現状が否めない。


色々と議論のしようはあろうが、一度小選挙区を廃止してみれば
党の政策のみが論点になるのであろうから、否応なしに少しは頭を使わなければならず
タフな国民が増えるのではないだろうか。


自分の生活がよくなればそれでよい、という結果思考ではダメなことは
もう分かっている人は多いはずであるから、完全に政治家に委ねるのではなくて
自分の求める生活のためにはこういったことが必要のはずで
なにがしをしていかなければならない、という自分の考えを持って行って欲しい。



一つ、小選挙区制度の見直しはそれの醸成につながる可能性があると思うのであるが
いかがであろうか。