現実と夢!!

今日は曇り

墓参り代行から透けるもの

2008-11-15 00:23:57 | Weblog
最近、墓参り代行なるものが流行っている。
Googleで検索すると約7万件がヒットする。

これは、墓参りを代わりに行ってくるサービスだ。
掃除もしてお参りもしてくれるというものだ。

東京では、最近墓不足で、
墓がさも駅のコインロッカーのようなものの
一つの箱が墓替わりになっている実情もある。

今や墓の存在感が消えつつゾンザイに扱われだしている
一面もあるようだ。

そもそも墓参りする本来の目的があり、
それを体現化するものが、お参りであり掃除である。
この目的を無視して、単なる作業のみが重用してされている。
つまりその作業さえすればよいので、
自分がわざわざ遠出してまでやる必要はないというとこだろう。

また初詣もそうだ。
これも本来の目的は大幅に軽視され、
境内でお参りするという作業のみが重要視されている側面もあり
今やネットで初詣しておみくじをひける神社仏閣もある。


これが世相というものか。。。で片づけて本当によいのだろうか。
これは文化の衰退につながるかもしれない。


ただでさえ最近の若者はたるんでいるといわれているなか
文化の大事な部分が軽視され、単なる作業のみを行えばよいという考えは
危険だ。

以前絶頂を極めたスイスは大麻が合法化され、若者が堕落したという歴史がある。
日本では大麻の合法化とはいかないだろうが、
こんなことが、ビジネス化しているようでは、こういった最悪な状況すら
連想されてしまうのが怖い。


日本人は愛国心にあふれているのではないのか。
国産品には異常に信頼感をおき、移民なんてありえないという鎖国精神にあふれ
外国で活躍するスポーツ選手の報道は毎日やっている。
テレビで活躍する外国人と言えば、すこしおかしな日本語を話したり
何かキャラがあって少し馬鹿にした、要は上から目線でしか見れないようなタレントばかりだ。

なのに、日本の文化の大事な部分が軽視されているのはとても悲しい。