現実と夢!!

今日は曇り

リニアモーターカ

2008-11-08 22:07:13 | Weblog
これを書いていた暫く後に、リニアモーターカのニュースが報道された。
リニアモーターカの導入は可能というJR東海のニュースだ。



リニアモーターカはもう35年前に構想が練られているが
未だこの日本では実現できていない。
いやはやいつお目見えするのかと思っている人もいるだろうし、
諦めている人もいるだろう。

しかしJR東海は真剣に実現するつもりのようだ。

ここでおもしろいケースがあったので、紹介したい。



まず事実として、昨年JR東海は、2025年に首都圏~中京圏の
営業運転計画を発表しており、建設に必要な5.1兆円を自己負担するとも
いっている。

そういった中で、本当に2025年に開業するべきか?というのが
ケースのテーマだ。


そもそもこの会社は、約1.6兆円の売り上げがあるが、そのうちの約7割が
新幹線という、新幹線様様の企業だ。利益も特に問題はない。
FCFも問題なく、現状が維持されれば年間約3000億の投資が可能なようだ。
つまりFCFで投資可能な3000億円があれば、17年で5.1兆円が調達可能ということだ。
それで、2025年に開業ということになる。

ただ、資金を自己負担となるとやはりこれでは不安だ。
他に資金の調達手段が必要だと考える、つまりリスクヘッジが必要だ。


いくつか他の調達手段は考えられるが、
海外受注開拓が注目に値する。欧州ではBOT式が最近脚光を浴びている。
それをアジアでやろうというのだ。アジアだと半額以下で事業が可能なのだそうだ。
・ このBOT方式でのってくれるところを探す
・ さらにJR東海がノンリコースのPJ債を発出

そして資金調達をするというのだ。


そもそも、名古屋~東京だけの線にどれだけ魅力があるのだろうか。
そうはいっても、
このリニアはとりあえず、JR東海が、国や他のJRが連携が悪く
もう待ってはいられないというのがJR東海の実情だろう。

このケースの結論は、
まずは安くできる海外で展開して、資金調達と実績をつんで
日本で展開をしたらどうかというものだ。


あなたはこの意見に対してどう思うか?


まあ少なくとも、JR事情はあるかもしれないが
1ユーザとして言わしていただければ、
名古屋~東京ってのはいかがなものかと思われる。
最低大阪までは行ってもらわないと駄目なのではと思わざるをえない。
JR東海の技術者部門の言い分もあるのだろうが、
せめてJR西日本とは話し合いを進めて、大阪まで敷設できるようになってから
日本で着工で、全然よいと思う。