現実と夢!!

今日は曇り

モノの値段が上がっても賃金があがらない

2008-01-25 21:57:26 | Weblog
スタグフレーションという言葉がある。
これは、簡単に言えば、「不況時の物価上昇」状態を意味している。


今の日本を見てみよう。
原油高、各小売商品価格の上昇が散見されるのに
賃金が一向に上昇しない。おそらく2008年の春闘では賃金問題は
解決の日の目を見ることはない。

まさに、スタグフレーションの状態になりつつあると言える。


日本では、特殊な状況が発生する傾向にある。
それは、一部の富裕層が、不動産や高級品に支出を増やすがために
さも、インフレとなりつつある状況が発生する。

しかし、実際は雇用率がアップしているわけではなく、
金持ち以外は、賃金が上昇しない。

今の日本では、収入のはっきりとした2極化が発生しているため
実際、一部の富裕層の動きによって、その他の人たちは、
まったく実態を伴わない経済の動きに直面してしまうわけだ。

要は格差問題の発生なわけだ。


一部の金持ち達の動きで、一般庶民は苦しい生活に迫られる。


しかし、今の日本はそういう状況とは少し異なる側面がある。

それは
コストプッシュインフレの発生が日本を苦しめている ということだ。
コストプッシュインフレとは、モノの原料の値段が上昇することによる
物価の上昇だ。

このコストプッシュインフレの原因が、
世界的な投機マネーというのが、今の特徴だ。


つまり、世界の資産家の資産運用のために
企業が苦しみ、そして私たちの生活が苦しめられている。
何故、世界の大富豪のさらなる金儲けのために
私たち庶民が苦しまなければならないのか。
これは、おかしな問題だ。



実際問題、スタグフレーションが発生したらとんでもないことだ。
サービス残業がドンドン増えているのに、月収が変わらないようなものと
考えれば少しはイメージはわくのだろうか。



このおかしな問題を個人的なレベルで解決していくために、
あなたはどう対応していきますか??