現実と夢!!

今日は曇り

交通安全白書

2007-06-15 23:18:03 | Weblog
つい最近交通安全白書が公開された。
65歳以上の人の死亡件数が多い とかいうニュースレベルの話ではなく
いかに警察庁がアホかという根拠をこの白書から読み取ろうと思う。


交通法の強化で、飲酒運転の死亡事故は最近激減だ。
しかし、実は飲酒していない人の事故発生件数はつい最近まで
飲酒運転の発生事故の約5倍だったのだ。
おいおい、どこに着目して強化しているんだ。着目点が違うだろ。
簡単にできることしかやらない。公務員のお家芸だ。


また、警察庁はシートベルトの着用率をあげようとやっきだ。
データとしても着用率があがっていることで、死亡件数が減少しているといっているし
そんなチャートも存在している。
ニュースでもメディアはそんな警察庁の働きをたたえる番組を
ちらほら放送しているが、効果はどれほどのものか。


シートベルトの効果なんて統計データからはたかがしれている。


最近は自動車乗車中での死亡事故の件数は右肩下がりだ。
しかし、内訳をみてみると、減っているのはシートベルトを非着用時の
件数であって、
シートベルト着用時の死亡件数はここ最近あまり変化がない。
去年にいたっては双方、死亡件数は殆ど同件数だ。
勿論致死率は、非着用時は着用時の10倍だ。
とはいっても非着用時の致死率は最近では減少傾向だ。
要は、シートベルトを着用していても死亡件数は減らない。
むしろシートベルトの着用率が上がっているのだから、死亡に関しては、
ますます効果はあまりないのだ。
ただし効果のある部分としては、多少あって、死ななくてもいいのが負傷ですんだということだ。


なぜこうなっているのか。これはおそらく車の事故に対応する機能が
格段にあがっているからだろう。
これは高速道路での事故発生件数と死亡者&負傷者との関係から読み取れる。
本当にそうなのか?どこかの車の事故対策をちゃちゃと調べれば証明完了だろう。


警察庁のシートベルト着用運動のおかげで、死亡者がへっているのではなく
車の性能アップの貢献が大きいことが読み取れる。

あー、あやうく騙されるところだった。


因みに鉄道における事故は増えています。頑張れ鉄道。
目を見張るのは、平成2,3年は死亡者数が突然増えていることだ。
なぜか?これはバブル崩壊のあおりを受けての自殺です。
大変だったんですねこの時代は。