現実と夢!!

今日は曇り

注目する商品は?

2007-06-09 16:52:33 | Weblog
さて、
私に今後3,4年先を考えた際に、注目する製品を3つ挙げてくれと問われれば
この3つを挙げる。


●スマートフォン
どれだけ日本に普及するか。これが当面のウォッチ項目だ。
現在スマートフォンのグローバルな事実はこうだ。
出荷台数7090万台で56.4%のシェアを獲得しているNokiaがチャンピオンだ。
二番手はMotorolaでシェアは10%そこそこ。
肝心の日本はたった60万台程度の販売でまだまだだ。

因みに弊社はわざわざ大金を使って中国の携帯のセミナーに参加して
サブミットされたレポートには上記のこんな事実も盛り込まれていない。
中国では携帯が売れる要因はこのスマートフォンの要素とデザインが最低限の条件だ。
しかし、こんなことも盛り込まれていない。
残念な会社だ。何がトピックかすら分らない人材の宝庫だ。呆れるしかない。
人選には、十分注意してほしいものだ。
#因みにだが、今デザインの重要性が特に着目されだしている。
#世界が右脳の時代に移行しつつある兆しだろう。
#ダニエルピンクはこういっている。実用性より有意性だと。


●有機ELテレビ
始めてソニーが有機ELテレビの作成に成功した。
商品化はもうちょいかかるが、これは画期的なテレビだ。
なにせペラペラなのだからだ。
さらに言えば、色がとても鮮明なのだ。
テレビの概念を大きく変える可能性を秘めている。
また、今後爆発的に普及が始まる電子ペーパの分野においても
ソニーは始めてカラー動画の再生に成功した。
これはモバイルの分野に革命をもたらすことになる。
当面のウォッチ項目は、生活がどうかわっていくのかだ。


●第4世代の携帯
最も着目すべき特徴は、通信速度だ。
今の光ファイバ並の速度を可能にするらしい。
十分だ。これは不便はない。
ネットでもモバイルでも通信速度は同一となるのだ。
この環境で、どういったアイデアが生まれてくるのか?
もう携帯の小さな液晶はさよならバイバイのアイデアが登場することになることが
強く予想される。
当面のウォッチ項目は、そのアイデアが何かだ。

しかしトップの座に胡坐をかいているNTTはNokiaやIBMを見習ってほしいものだ。
日本の会社でというなら、トヨタを見習うべきだ。
トヨタは世界一になっても絶対失ってはいけないものは何か?という問いの答えが
”危機感”だ。
これは私が最も失ってはいけないと思うアイテムと同一だ。

各コンサルタントから、なぜNTTはペーパレスの文化がないのかと問われたり
経費削減の観点が薄いとか経営がへたくそだとボロカスに言われている場合ではない。
危機感を持ってNTTが生活を変える程のアイデアを生み出すべきなのだと私は思う。