現実と夢!!

今日は曇り

生活保護

2006-07-22 12:53:58 | Weblog
生活保護は国民が文化的に最低減の生活を営むための
いわば最後の砦である。憲法でも記述されている。

今や100万以上の世帯が生活保護の受給者となっている。
大きな数字であると私は思う。

しかし今の行政の対応は一体なんだ、
何を考えているのだろうか。アホや。

この生活保護は平等で差別支給は禁止されている。
俺でもしってるこのレベルのことを
なぜ、軽視しているのだろうか。

ここにも国と地方との壁があるのだ。

今まで国は3/4地方は1/4出し合って
生活保護金を捻出していた。

それがこれからは国が1/2、地方は1/2となるようだ。
地方分権化の流れの一環だ。

地方がその方針に待ったをかけた。
とてもではないが、そんなに負担することができないのだそうだ。
それは困りますよ地方さんと国は言うわけだ。

それで何が起こるのか?

生活保護の申請に来た人を門前払いするのだ。
実際、現に地方では経費削減のために、
門前払いは普通に起こっている。

本当に困っている人に
「友達に援助してもらえ」とか
「働き口なんて一杯ある。甘えているんじゃないの」とか
言って門前払いしているのだ。

情けない話だ。
こうなってしまったのには理由が二つある。
行政のコスト意識の低さというかアホさで、
国民から犠牲にせざるをえないという考え。
次に、不正払いが減らないことだ。

この不正払いとは
親に仕送りをもらっていながらそれを隠し
生活保護を受給したりする人が実際いるのだ。
等々

本当に生活保護の対象の人なのかそうでないのか
見分けることがなにより重要である。

なんの努力もせずに、
おっとしているか、門前払いの努力を。
全体的に生活保護者の数を減らそうなんて愚かな考え。

勿論、生活保護者が増えている根本的原因にメスを
入れることが重要だが、
地方分権にしてしまったら、地方毎に差がでてしまう。

地方分権は経済の活性化を促進させるものだ。
国民とは地方で定義が変わるものではない。
日本共通のものだ。であれば国が全面的に支援していく
べきだと思う。


生活保護を受給することに恥を感じる人が多いようだ。
この豊か過ぎる国で、餓死者が後を立たない事実は
一体何を訴えているのだろうかよく考えてほしい。