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ユキザサ

 キジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)マイヅルソウ属(←ユキザサ属)の「 ユキザサ(雪笹)」。笹に似た葉で純白の花を雪に見立てて名付けられている。花被片は6枚で花径は7~8ミリ。雄蕊は6本で花被片より短い。果実は秋に赤く熟す。以前、軽井沢で見たことがあったが、久し振りにここ片倉城跡公園で見ることができた。
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イワタバコ・2~殻

 高尾山“蛇滝”の岩に着生しているシワシワの葉。そこから長さ20センチほどの枯れた茎が伸びていて先端には果実の殻が数個残っている。この殻の形はアキザキヤツシロランコクランに似ており、これは間違いなくラン科のものだと思い込んで、高尾山に生育するラン科植物を図鑑などで調べたがどれも当たらない。止む無く当地の専門家に尋ねると、これは「イワタバコ(岩煙草)」とのこと。イワタバコはラン科ではなくイワタバコ科イワタバコ属の多年草で山地の湿った岩場に生育する。ラン科との思い込みはまだまだ修行が足りない。確かに2年前、ここでイワタバコの花を見ていた。
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ウラジロ・2~年齢

 高尾山“5号路”に生育している「ウラジロ(裏白)」。ウラジロ科ウラジロ属のシダ植物で、名前の通り葉裏が白い。ウラジロは1年目は渦巻き状の芽が1対立ち上がる。2年目は前年の2枚の葉の間から葉柄を伸ばしその先端から新たに2枚の葉が出る。3年目も同じように葉が出て積み上がっていく。そのため段の数を数えればその株が何歳なのかわかる。写真を見ると1段目の葉は枯れているが、2段目、3段目まで数えられ、これは3年目の株ということがわかる。日本では3段くらいで終わるようだ。
 正月の注連飾りや餅の飾りに使われるが、それは2枚の葉を夫婦に譬え、その次の代に夫婦ができて、またその次の代に夫婦ができるというように子孫繁栄の縁起物とされている。
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ウラジロチチコグサ

 都立大学北側の歩道脇で見つけた「ウラジロチチコグサ(裏白父子草)」。キク科ハハコグサ属の多年草で南アメリカ原産。葉の表面には毛が少ないが、葉裏や茎に白い毛が密生し真っ白に見える。茎の上部に長さ4ミリほどの頭状花を多数付ける。チチコグサと同じく、花期に根生葉は残っている。
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クゲヌマラン・2~開花

 ギンランの距が無くなった変種の「クゲヌマラン(鵠沼蘭)」。ラン科キンラン属の多年草で、昭和10年に藤沢市鵠沼で発見されたことで名付けられている。クゲヌマランには距の痕跡がわずかにあるが、距が全く無くなったものをヤビツギンラン(矢櫃銀蘭)と称している。
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