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北軽井沢番外編・19~ツマトリソウ

 亜高山帯の草地や林縁に生育する「ツマトリソウ(褄取草)」。サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草で、花弁の先端にかすかな紅色があるのを、和服の褄取りに喩えている。ツマトリソウは、植物では珍しい7弁花になるのが普通だが、まれに6弁や8弁のものがある。写真は6弁で、残念ながらここではこの一輪しか見つからなかった。
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北軽井沢番外編・18~レンゲツツジ

 浅間山麓に広がる溶岩の中で鮮やかに咲いている「レンゲツツジ(蓮華躑躅)」。ツツジ科ツツジ属の落葉低木で、蕾の様子がレンゲの花に似ていることから名付けられている。レンゲツツジの全木には、猛毒のグラヤノトキシンやロドヤポニンなどが含まれており、食べると、めまい、血圧低下、呼吸停止を引き起こすこともあるようだ。馬や牛はこれを食べ残すので「ウマツツジ(馬躑躅)」や「ベコツツジ(べこ躑躅)」などとも呼ばれる。花の蜜にも毒があり「オニツツジ(鬼躑躅)」の別名もあるので“鬼押出し園”には良く似合う。
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ノビル・1~開花

 “絹の道”の坂を駆け下りてくる時に見つけた「ノビル(野蒜)」。ヒガンバナ科(←ネギ科←ユリ科)ネギ属の多年草で、根が食用になる。この界隈の道端では良く見られるが、開花せずムカゴのものが多い。そこでこうして開花しているのを見つけるとつい立ち止まってカメラを向けてしまう。
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北軽井沢番外編・17~ヒカリゴケ

 “鬼押出し園”の溶岩の穴で見られる「ヒカリゴケ(光苔)」。ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属の原始的なコケ植物で1科1属1種の貴重な存在。名前の通り暗い穴の中で光っているように見える。実はヒカリゴケ自身が発光するのではなく、洞窟内に入るわずかな光をレンズ状の細胞の原糸体という部分で反射して黄緑色に輝いて見える。長野県佐久市の岩村田は、明治43年(1910年)、当時の中学生が“光る土”として学校へ届けたことがきっかけで、日本で初めてのヒカリゴケ発見の地となった。
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北軽井沢番外編・16~オオヤマフスマ

 山小屋の庭に咲く「オオヤマフスマ(大山衾)」。ナデシコ科オオヤマフスマ属の多年草で、草丈は10~15センチ。花径は1センチほどで雄蕊は10本ある。3年前にも見ていた花だが、ここに咲くことをすっかり忘れていた。
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