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北軽井沢番外編・54~ヒナスミレ

 10連休なので、昨日とりあえず朝5時半に東京を出発して軽井沢まで逃げ出したが、予想通り大混雑。それでも高速道路の渋滞は免れ北軽井沢の山小屋に着いた。いつも見ているベニバナイチヤクソウの葉を確認してあたりを見回していると小さなスミレが咲いている。これは以前、高尾山で見た「ヒナスミレ(雛菫)」だ。こんなところに咲いてくれるとは大感激。ヒナスミレはスミレ科スミレ属の多年草で、北海道南部から九州まで分布しており、特に太平洋側の山地に多いようだ。
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ニョイスミレ

 長池公園“ながいけの道”で咲き始めた「ニョイスミレ(如意菫)」。この界隈のスミレの中では一番遅く咲き始める。タチツボスミレなどに比べると小型のスミレで花径は1センチほど。花弁は白く唇弁に濃紫色の筋が入る。普通に庭(=坪)に咲くことから「ツボスミレ(坪菫)」とも呼ばれる。
 さて15年前にブログを始めてからこの界隈で確認できたスミレは先日のヒゴスミレやアリスウィターを加えて全部で26種類になった。以下に示すと、アカネスミレ、アケボノスミレ、アリアケスミレ、アリスウィター(アメリカスミレサイシン)、ウスアカネスミレ、エイザンスミレ、オカスミレ、オトメスミレ、ケマルバスミレ、コスミレ、シロバナエゾノタチツボスミレ、シロバナタチツボスミレ、スミレ、タカオスミレ、タチツボスミレ、ナガバノスミレサイシン、ニオイタチツボスミレ、ニョイスミレ、ノジスミレ、パピリオナケア(アメリカスミレサイシン)、ヒゴスミレ、ヒナスミレ、ヒメスミレ、フイリゲンジスミレ、プリケアナ(アメリカスミレサイシン)、ムラサキコマノツメになる。当地に生育するという情報でまだ見つけられないものは、ミドリタチツボスミレと奇形のノジスミレ(距が二股になる)の2種。また上記のうち高尾山で見たものは3種類(アケボノスミレ、シロバナエゾノタチツボスミレ、ヒナスミレ)だが、高尾山ではスミレは40~50種類あるという。これらは令和時代の宿題としてじっくり探していきたい。
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ホウチャクソウ・1~下柚木地区

 下柚木の“大学セミナーハウス”付近の林内に咲く「ホウチャクソウ(宝鐸草)」。イヌサフラン科(←ユリ科)チゴユリ属の多年草で、花の姿を寺院の屋根の四隅に吊り下げられた飾りの“宝鐸”に見立てている。花被片は6枚で長さは2~3センチ。良く似たナルコユリやアマドコロはアマドコロ属で、花茎は花の直前で分枝する。
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セイヨウカリン

 野猿街道下柚木交差点付近の水路沿いに植栽されていた「セイヨウカリン(西洋花梨)」。バラ科マルメロ(marmelo)属の落葉小高木で、江戸時代初期(1634年)に中国から長崎に持ち込まれたという記録があり、そのままポルトガル語の「マルメロ」と呼ばれることが多い。果実はカリンと同じく生食はできないのでジャムや蜂蜜漬けにして利用されている。マーマレード(Mamalade)の語源はこのマルメロという。
 今日は都会の喧騒を避けて、朝早く出発し北軽井沢の山小屋に避難している。予想通り軽井沢も大混雑で、明日は早々に帰京する予定。いつも野沢菜と峠の釜めしがお決まりのお土産。
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アメリカスミレサイシン・3~アリスウィター

 上柚木の愛宕小学校横の遊歩道を駆け登っていると道端に赤紫色のスミレ。今まで見たことがない品種でプリケアナ(Viola sororia'priceana')のようだが中心部の色が赤紫色で違う。調べてみると、やはり「アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)」の一種で「アリスウィター(Viola sororia 'Alice Witter')」と呼ばれるもの。北アメリカ原産で、プリケアナとレッドジャイアント(Viola sororia 'Red Giant')との雑種のようだ。
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