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ウラジロ・2~年齢

 高尾山“5号路”に生育している「ウラジロ(裏白)」。ウラジロ科ウラジロ属のシダ植物で、名前の通り葉裏が白い。ウラジロは1年目は渦巻き状の芽が1対立ち上がる。2年目は前年の2枚の葉の間から葉柄を伸ばしその先端から新たに2枚の葉が出る。3年目も同じように葉が出て積み上がっていく。そのため段の数を数えればその株が何歳なのかわかる。写真を見ると1段目の葉は枯れているが、2段目、3段目まで数えられ、これは3年目の株ということがわかる。日本では3段くらいで終わるようだ。
 正月の注連飾りや餅の飾りに使われるが、それは2枚の葉を夫婦に譬え、その次の代に夫婦ができて、またその次の代に夫婦ができるというように子孫繁栄の縁起物とされている。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (平家蟹)
2020-04-30 19:26:50
前年の葉から新芽が伸びる様子はよく見ていますが3段になっている様子は確認したことなかったです。
今度よく観察してみましょう。
普通3段で終わりですか、更に重なったら盛大な藪になりそう。
 
 
 
子孫繁栄の縁起物 (ディック)
2020-04-30 22:01:05
ははあ、この写真は全部同じ株なのですね。
説明を読むまでは、一番下の枯れた葉は別の株だと思っていました。
>子孫繁栄の縁起物
なるほど、納得しました。
 
 
 
平家蟹様 (多摩NTの住人)
2020-05-01 07:47:46
コメント有り難うございます。前年の葉から芽が出る様子は面白いですね。3段以上になったら背丈ほどの藪になりますね。
 
 
 
ディック様 (多摩NTの住人)
2020-05-01 07:54:56
コメント有り難うございます。シダはなかなか見分けにくいすが、この段々をみるとウラジロだとわかります。
 
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