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イワタバコ・2~殻

 高尾山“蛇滝”の岩に着生しているシワシワの葉。そこから長さ20センチほどの枯れた茎が伸びていて先端には果実の殻が数個残っている。この殻の形はアキザキヤツシロランコクランに似ており、これは間違いなくラン科のものだと思い込んで、高尾山に生育するラン科植物を図鑑などで調べたがどれも当たらない。止む無く当地の専門家に尋ねると、これは「イワタバコ(岩煙草)」とのこと。イワタバコはラン科ではなくイワタバコ科イワタバコ属の多年草で山地の湿った岩場に生育する。ラン科との思い込みはまだまだ修行が足りない。確かに2年前、ここでイワタバコの花を見ていた。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (ディック)
2020-04-30 22:03:12
この写真からイワタバコだとわかるというのはすごい。
花はきれいですねぇ。
一度見てみたい。
 
 
 
ディック様 (多摩NTの住人)
2020-05-01 07:56:04
コメント有り難うございます。最初はランの仲間だと思い込んでイワタバコに行きつきませんでした。また花の頃に訪れたいと思います。
 
 
 
ちりめん皺 (ぶちょうほう)
2020-05-01 10:07:39
多摩NTの住人様 こんにちは
イワタバコの生葉は胃腸病に効く・・・・ということで、この葉を採取するために谷筋を片っ端から訪ね歩いたことがあります。
(もちろん株の中の少しだけ葉を摘み取り、株の存続には配慮しておきましたが)
そんな経験があり、お陰様で沢の岩場から滑り落ちたこともある代わりに、希少植物にもたくさん出会えたことがあり、イワタバコを見ると懐かしさがこみ上げてきます。
 
 
 
ぶちょうほう様 (多摩NTの住人)
2020-05-01 13:06:37
コメント有り難うございます。この葉が生薬になるのですね。イワタバコは岩場で滑るような場所に生育していますね。今年はまたこの花を見たいと思います。
 
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