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サクラタデ・5~長池公園

 4年に一度、いや一生に一度の日本でのラグビーワールドカップ開催。初戦のロシア戦は逆転で好スタートを切り、その勢いのまま劣勢と思われた優勝候補の一角のアイルランドにも逆転勝利。日本国民のラグビー熱は一気に沸騰した。私は大学生の時に母校の応援で何度も国立競技場に通いルールは熟知しているが、ラグビーに全く縁の無かったカミサンもTBSドラマ“ノーサイド・ゲーム”で基本的なルールを覚え今回のゲームは理解できているようだ。
 4年前のイングランド大会で日本は優勝候補の南アフリカを破り“ジャイアント・キリング(Giant Killing=番狂わせ)”や“ブライトンの奇跡”として世界を驚かせたが、今回の実況ではNHKの豊原謙二郎アナウンサーが、日本勝利の瞬間に『ノーサイド! 日本勝ちました! アイルランドを倒しました! 日本、前回大会南アフリカに続いて2度目のジャイアント・キリング! もうこれは、奇跡とは言わせない!!』 と絶叫した。先日のNHK大河ドラマ“いだてん”では、1936年(昭和11年)のオリンピックベルリン大会で河西三省アナウンサーが絶叫した『前畑、がんばれ!! 前畑、がんばれ!!』のシーンがあったが、豊原アナのこの名実況も後世に伝えられるだろう。これから日本ラグビーチームが世界の強豪の一角となるよう心から応援している。ちなみにオリンピックベルリン大会の際の河西アナは『がんばれ!』を30回以上叫び、レース日だった8月11日は“ガンバレの日”となっている。
 その日本チームの赤白のボーダーデザインのジャージの胸には桜のエンブレムがある。桜は日本を代表する花であることは世界中に知られているが、そのエンブレムに込められた意味は、桜の刹那的な美しさと凛々しさから“正々堂々と戦い、破れる時は美しく散れ”ということのようだ。日本チームの愛称“ブレイブ・ブロッサムズ(BRAVE BLOSSOMS=勇敢な桜の戦士たち)”は、2003年オーストラリア大会で日本の健闘ぶりを見た海外のメディアが名付けたという。
 写真は長池公園“第1デッキ”で見られる「サクラタデ(桜蓼)」。タデ科イヌタデ属(←タデ属)多年草で花径は7~8ミリ。桜の花弁のように見えるものは萼片で花弁は無い。
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アカネ・3~富士見台公園

 アカネ科アカネ属の「アカネ(茜)」。野山で普通に見られるつる性多年草で、花径はわずか3~4ミリ。花冠は5裂のものが多いが4裂や6裂のものもある。アカネの名前は赤い根に由来しており、この根を煮出して“茜染め”に利用する。これは富士見台公園の植栽に絡んでいるもの。

『茜色の約束』 作詞・作曲:水野良樹
歌:いきものがかり 平成19年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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アカバナ・5~上柚木地区

 上柚木地区の水路で咲き始めた「アカバナ(赤花)」。アカバナ科アカバナ属の多年草で花径は1センチほど。光が弱いとなかなかパッチリと開いてくれないが、この日は大きく開いて迎えてくれた。さてこの水路は道路脇の深さ1メートル、幅1メートルほどのコンクリート製。断面は凹形になっている。底を流れる水は深さ2~3センチで、アカバナは水路の底の両縁に十数株咲いている。道路に這いつくばって上から覗き込めば写真は撮れるが、この日のランニングシューズは新調のゴアテックス(防水)仕様。そこで両手を上部の縁で支えて、両足を大の字に開いて川底の両縁に着地する。川の水がシューズの横を流れるがそれ以上沈めないように踏ん張ってカメラを向ける。絞りやシャッタースピードなど調整せずただピントを合わせるだけ。野道でそんなことをしているオジサンの奮闘姿を想像しながら花の写真をご覧いただきたい。
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シラヤマギク・4~霧降の道

 長沼公園“霧降の道”に咲いている「シラヤマギク(白山菊)」。キク科シオン属の多年草で、この公園では各所で見られる。草丈は1~1.5mになるが、伸び過ぎると自立できず、傍に頼れるものが無いと倒れてしまう。先日の強風のためか、この花も道端に寝ていたが、起こして隣の枝に立て掛けてあげた。
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キツリフネ・1~花

 ツリフネソウ科ツリフネソウ属の「キツリフネ(黄吊舟・黄釣舟)」。葉の下から花柄を伸ばし、先端に長さ3~4センチの唇形花を付ける。後方の距の先端は垂れ下がるが、同じ仲間のツリフネソウの距は渦巻き状になる。花期は7~9月で、咲き始めの頃は閉鎖花が多い。これは長池公園“第2デッキ”のもの。
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