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クロヤツシロラン・7~開花

 鑓水の竹林で開花した「クロヤツシロラン(黒八代蘭)」。ラン科オニノヤガラ属の菌従属栄養植物で、自身では葉緑素を持たず根に形成される菌根菌を介して栄養を得ている。去年、この竹林で果実種子を見ていたので、この開花を待っていた。果実期の草丈は10~15センチになり見つけ易いが、開花時の草丈は2センチほどで花は地表近くにあるため、薄暗い場所で竹の枯れ葉の間から顔を出す花を見つけるのは至難の業。探すのに夢中になっているとやぶ蚊がすぐに襲ってくる。しかし15分の探索でやっと1株見つけることができた。花の横幅は8~9ミリで開花は2つ、後ろに蕾がひとつある。
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クサボタン・2~花

 キンポウゲ科センニンソウ属の「クサボタン(草牡丹)」。1ヶ月前に裏高尾“小仏城山”付近の林道で咲き始めていたが、奥高尾“一丁平北巻き道”では満開になっていた。“草”の名が付くが茎は木質化し冬でも茎の下部が残る落葉低木。カールした花弁のように見えるものは萼片。カール部分の直径は5ミリで萼片の全長は1.5センチほど。さてじっと見ていると、何かの顔のように見えてくる。
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レモンエゴマ・1~花

 シソ科シソ属の「レモンエゴマ(檸檬荏胡麻)」。大正2年(1913年)に高尾山で初めて発見された種で、エゴマに似ていて葉を揉むとレモンのような香りがすることから名付けられている。草丈は30~40センチで、枝先に長さ7~8センチの花序を付ける。ひとつの唇弁花の幅は3~4ミリ。葉を揉んでみたがレモンと言うよりはシソの香りだった。
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キハギ・3~高尾山1号路

 高尾山“1号路”のケーブル高尾山駅付近で見掛けた「キハギ(木萩)」。マメ科ハギ属の落葉低木で、ヤマハギなどに比べると幹がしっかりしているので“木”の名前を付けられている。多摩ニュータウンでは東京都立大学(松木日向緑地)の1株しか確認していなかったが、ここにもあるのを確認できた。花径は1センチほどで旗弁と翼弁に淡紫色の模様がある。
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アケボノシュスラン・1~蕾

 ラン科シュスラン属の「アケボノシュスラン(曙繻子蘭)」。本州から九州の山地の林床に生育する。草丈は10~15センチで、常緑の葉は長さ4~5センチで縁はやや波打っている。8月後半に花茎を立ち上げ9~10月に開花する。写真は蕾で次は開花を観察しよう。これは裏高尾のもの。
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