オトメスミレ・3～松が谷地区

　松が谷地区の道端で見られる「オトメスミレ（乙女菫）」。スミレ科スミレ属の多年草でタチツボスミレの花弁が白くなる品種。距まで白くなるシロバナタチツボスミレとはまた違う品種で、オトメスミレの距の部分は薄紅色になる。去年、3年振りに出会えて喜んだが、今年もまた見ることができた。その名の通り乙女のような立ち姿が美しい。この美人さんがピンボケにならないように這いつくばってシャッターを押す。

『僕はアマチュアカメラマン』　小西六さくらカラーCM
作詞･作曲:三木鶏郎　歌:灰田勝彦　昭和26年
（JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略）

コチャルメルソウ・2～日影林道

　ユキノシタ科チャルメルソウ属の「コチャルメルソウ（小哨吶草）」。果実の形が楽器の“チャルメラ”に似ていることから名付けられている。草丈は20～30センチだが、花の直径はわずか5～6ミリ。花弁は5個で魚の骨状に7～9裂し外側に反り返る。雄蕊は通常は5個だが写真のものは7個見える。これは裏高尾“日影林道”に生育しているもの。辺りを見回せば20本以上の株が見られる。

シキミ・4～内裏谷戸公園

　内裏谷戸公園の林縁に咲く「シキミ（樒）」。マツブサ科（←シキミ科）シキミ属の常緑小高木で、花や果実のみならず茎や根にまで毒がある。昔、土葬をしていた時代は、墓地が狼や犬や小動物に荒らされるのを防ぐために植えられ、今でも墓地で見ることが多い。花には芳香があるようだが、枝が高く鼻を近づけられない。