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ジュウモンジシダ・4~輪

 オシダ科イノデ属の「ジュウモンジシダ(十文字羊歯)」。主軸の基部の部分から直角に1対の軸が伸びて刀の鍔のようになり、初心者でも一番わかり易いシダ。図鑑などでは円状に拡がり刀の鍔の部分が繋がって輪のように見えるものがある。高尾山中をあちこち歩いて半円状のものなどいくつも見たが、なかなか真ん丸というものが見つからない。写真は“6号路”で見つけたもので、全方向に葉を伸ばし中心に輪ができていた。
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サクラスミレ

 高尾山“5号路”の山頂付近で見つけた鮮やかな色のスミレ。ここでは初めて見る種だが、とりあえず「サクラスミレ(桜菫)」と判断した。スミレ科スミレ属の多年草でその色や大きさから“スミレの女王”とも呼ばれている。花色はソメイヨシノやヤマザクラなどとは異なり濃赤紫色になる。花弁の先端にやや窪みがあることが桜の花びらと似ていることから名付けられている。
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ニリンソウ・6~果実

 裏高尾“蛇滝”付近で見つけた「ニリンソウ(二輪草)」の若い痩果。表面には白い短毛が生えている。ニリンソウは通常は2つの花を付けるが花期が異なる。それは最初の花が開花期の気象条件や昆虫が訪れずに受粉できなくても、第2花、場合によっては第3花が咲くことで結実の機会を増やしている。とは言え花後の群落を観察してみるとセツブンソウなどに比べ、果実を見ることは少ない。花期をずらす工夫はしているもののその結実率は低いと思われる。ニリンソウはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
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ゼンマイ・2~若葉

 ゼンマイ科ゼンマイ属の「ゼンマイ(薇)」。先日は新芽を見ていたが、その後の様子を見に来ると胞子葉と栄養葉が展開し始めていた。緑色のものが胞子葉で褐色の幅広の羽片が栄養葉。胞子葉を“男ゼンマイ”と呼び栄養葉を“女ゼンマイ”と呼んでおり、“男ゼンマイ”を採取すると株が枯れてしまうので、山菜とするには“女ゼンマイ”のほうを採取しなければならない。
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