松木日向緑地の林縁に咲く「キンラン(金蘭)」。ラン科キンラン属の多年草で草丈は50~60センチになる。花は外花被片(萼片)が3枚、その間に側花弁が2枚あり、下部に蕊柱(雄蕊と雌蕊が合着したもの)を支えるように唇弁がある。当地ではキンランやギンランが多く見られ、普通の遊歩道脇などでも咲いている。
高尾山“5号路”で見つけた「ウラジロ(裏白)」。ウラジロ科ウラジロ属のシダ植物で、暖地の山肌ややや乾燥した場所にも生育する。我が家では正月飾りで毎年買っているが、実際に生えているのは初めて見た。確かに名前の通り裏面は白い。
イヌサフラン科(←ユリ科)チゴユリ属の「チゴユリ(稚児百合)」。当地では公園や緑地で多く見られる。これは内裏谷戸公園の林内で見つけたもの。この日は日差しが弱くほとんど下向きで萎んでいたが、この一輪だけが前向きだった。
南大沢2丁目にある“奥山半僧坊大権現”付近の林縁で見つけた「コバノガマズミ(小葉鎌酸実・小葉莢迷)」。ガマズミ科(←レンプクソウ科←スイカズラ科)ガマズミ属の落葉低木で、ガマズミより開花が1ヶ月ほど早い。当地では南大沢東緑地、南大沢みどりやま公園で株を確認していたが、ここにあるのは初めて知った。