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散歩道・67~コロナ禍の大晦日

 新型コロナウイルスに振り回された1年がようやく暮れ行く。こんな1年になると世界中の誰が想像していただろうか。来年はワクチン開発や治療体制整備により、一日も早く日常を取り戻したい。
 さて年末恒例の“来年の宿題”を整理しておこう。今年は新たに、アイアスカイノデT(T表示は高尾山付近で観察したもの)、アオテンマ、アケボノシュスランT、アズキナシ、アマクサシダ、アリノトウグサ、イケマT、イタビカズラT、イナモリソウT、イノデ、イノモトソウ、イワボタンT、ウシタキソウT、ウラジロT、ウリノキT、オウギカズラT、オオイタビ、オオイヌホオズキ、オオフサモ、オニルリソウT、カエデドコロ、カナウツギT、カナビキソウ、カヤランT、キミツルウメモドキ、キバナショウキランT、キバナノマツバニンジン、キヨスミウスツボT、ギンレイカT、クサネム、クサボタンT、クモキリソウ、クモタケ、クワガタソウT、ゲジゲジシダ、コガンピ、コバノセンダングサ、コマキノスミレ、コモチシダ、サクラスミレT、サワギクT、シギンカラマツ、シナサワグルミ、ジャコウソウT、ジュウモンジシダ、ジュンサイ、シロテンマT、シロバナコマツナギ、スズサイコ、センダングサ、ソクズT、タカオヒゴタイT、タチガシワT、タチシノブ、タニタデT、タムラソウT、チドリノキT、チョウジザクラ、ツタウルシT、ツルアリドオシ、ツルギキョウT、ツルリンドウT、ツレサギソウT、トウゴクサバノオT、トキホコリ、トサノクロムヨウラン、トラノオシダ、ナガボノシロワレモコウ、ナツトウダイT、ハクウンランT、ハクサンボク、ハナミョウガ、ハマクマツヅラ、ヒカゲスミレT、ヒトツボクロT、ヒノキバヤドリギ、ヒメシダ、ヒメフタバランT、ヒメミソハギ、ヒメムツオレガヤツリ、フジウツギT、ベニシュスランT、ホソバヒメミソハギ、マルバノホロシT、ミクリガヤツリ、ミコシガヤ、ミズユキノシタ、ミゾシダ、ミゾハコベ、ミゾホオズキT、ミツモトソウT、ミヤマウズラT、ミヤマタニワタシT、ミヤマナミキT、ムヨウランT、モトマチハナワラビ、ヤマウツボT、ヤマウルシT、ヤマサギソウ、ユキザサ、ユメノシマガヤツリ、ランヨウアオイ、リョウメンシダT、レモンエゴマTなどを掲載できた。
 振り返ってみると高尾山に登る回数が増えそこで新たに約50種が増えトータルでは今年267種の新しい植物を観察できブログPart1からの通算は1,929種となった。またカヤツリグサ科やシダ類も勉強して少しずつだが何種類か掲載できた。冬虫夏草のクモタケを発見できたのも嬉しい。
 そこで来年の宿題は以下の通り。見つけてもまた新しい生育情報があり植物観察の楽しさは続いていく。
<当地で生育情報はあるが未確認のもの>
アフリカフウチョウソウ、キクムグラ、キヌガサタケ、キヨスミヒメワラビ、ツクツクボウシタケ、バイカツツジ、ヒメシオン、ホシザキカタバミ、マツサカシダ、ミドリタチツボスミレ、ミドリバアソブ、ユキラッパタケ
<当地で以前見ていたがその後消滅したもの>
アオモジ、キカラスウリ、シロバナカモメヅル、シロバナラショウモンカズラ、マルバフジバカマ、ルコウソウ
<存在は確認できているが、花、果実、種子など部分的に未確認のもの>
イケマ果実、イヌブナ花&果実、カギカズラ花、シナサワグルミ花、ジョウシュウカモメヅル果実、スズカケノキ花、セイヨウバクチノキ花、チドリノキ花&果実、ネコヤナギ雌花、ブナ花、ホドイモ果実、ポプラ花、ミズマツバ花、ムクロジ雌雄花マクロ、ムシトリマンテマ花
<当地希少植物で毎年確認したいもの>
アオテンマ、アキザキヤツシロラン、アケボノソウ、オカスミレ、オニノヤガラ、キミノツルウメモドキ、コマキノスミレ、シロテンマ、シロバナモジズリ、トガリシオデ、ヤノネグサ、ヤビツギンラン
<何度でも見たいキノコ>
アミガサタケ、エリマキツチグリ、カニノツメ、キタマゴタケ、キツネノエフデ、サンコタケ、スッポンタケ、タマゴタケ、ツチグリ、テングノメシガイ
 写真は富士見台公園から見る富士山の夕焼け。今年も拙いブログにたびたびお越し下さいまして有り難うございました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。
 なお本日付で、43年間に亘るサラリーマン生活を卒業しました。
皆様どうぞ良い年をお迎え下さい。
多摩ニュータウンの住人 拝
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奮闘記・28~2020年総括

 植物写真ではなくて恐縮だが、これは私の右膝のMRI画像。今年7月にMRI検査で“内側(ないそく)半月板後節損傷”との診断を受け、しばらくランニング禁止状態が続いた。
 半月板とは膝関節の大腿骨( 太ももの骨)と脛骨( すねの骨)の間にある軟骨様の組織クッションの役目をしており、真上から見るとC型(半月というよりは三日月)で内側と外側にある(両手の親指と人差し指で出来る丸い輪で膝の関節部分を囲うようにするとイメージし易い)。この損傷はスポーツなどによる場合と、40 歳以上では加齢により階段の利用、ハイキング、犬の散歩、段差や溝を飛び越える際の着地などちょっとしたことで起こる場合がある。膝の裏側の痛みを自覚した場合はMRI検査が必要でレントゲン検査では損傷は写らない。
 私の場合はおそらく加齢と山道ランニングの負荷の両方が原因と思われ、膝の裏側の痛みはいつものランニング後の筋肉痛だと思っていた。ところが通常1~2日で消える筋肉痛がなかなか取れず、整形外科でMRI検査を受けたところ損傷が判明した。
 写真は右膝を内側から撮ったもので、左側が膝頭になり中央の白い部分が半月板でその右側の黒い三角形の中が損傷した部分。正常であればここは黒いが損傷した部分に関節液が入り灰色に見える。治療は膝に定期的にヒアルロン酸注射を行い今は快方に向かいつつある。半月板損傷は元通りになることは無いが、腫れが収まればランニングはまた可能になる。
 さて今年のランニングの総括だが、毎シーズン6~7レースに参加していたものが今年はコロナ禍で一変。今から思えば奇跡的に開催された2月16日の“青梅マラソン10キロ部門”に参加したのを最後にすべてのレースが中止になった。そして7月の半月板損傷でランニングをしばらく控えたが、今年前半の貯金があったため9月には11年続けていた年間1,000キロ走破は達成し、今日までの合計は1,076キロになった。
 来年は膝の回復具合にもよるが、できるものならランニングはまだ続けたい。しかしレース参加は自重したほうが良さそうで、2009年の“青梅マラソン10K部門”で始まった私のレース参加は、奇しくも今年2月の“青梅マラソン10K部門”が最後になった。この12年間でフルマラソン4回、ハーフマラソン14回、10キロレース40回、5キロ(駅伝)6回の合計64レースとなり、老体に鞭打ち我ながら良く頑張ったと思う。
 先日のジムでのインボディ測定結果は以下の通り。カッコ内は令和元年12月、平成30年12月、平成29年12月、平成26年8月、平成22年8月の数値。やはり膝のケガで年の後半はランニングが十分に行えず筋量や基礎代謝量が減少し体脂肪が増えてしまった。来年は鍛え直して、少しずつでも以前の数値に近づきたい。
体重62.3kg(←62.8←63.7←62.7←63.7←63.6)
骨格筋量29.0kg(←29.7←30.2←29.9←31.0←30.8)
体脂肪量10.4kg(←9.7←9.6←9.2←8.2←8.7)
体脂肪率16.7%(←15.4←15.1←14.7←12.9←13.8)
基礎代謝量1,491kcal(←1,517←1,538←1,525←1,568←1,555)
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ユズリハ・4~輪生

 清水入緑地外周に生育している「ユズリハ(譲葉)」。ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木で雌雄異株。その葉は長さ20センチほどで、枝先に螺旋状に付く。下から見上げると風車のように見えた。ユズリハは春に若葉が展開すると古い葉が落ちていくので、子に代を譲る親になぞらえ子孫繁栄を表す縁起の良い樹とされている。
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トウネズミモチ

 新型コロナウイルスに振り回された2020年があと1日でやっと終わる。今年の干支は庚子(こうし・かのえね)で“新たな芽吹きと繁栄の始まり”という意味を持っていたが、繁栄には程遠くウイルスの芽生えと繁栄の1年になってしまった。来年はワクチンや治療薬によりウイルスを追い払う1年であって欲しい。2021年の干支は辛丑(しんちゅう・かのとうし)で“痛みを伴う幕引きと新たな命の息吹き、希望”ということのようだ。コロナの痛みに幕を引き、希望が持てる年だと理解したい。
 ちなみに干支とは十干と十二支を組み合わせた60の周期になり、十干は甲(コウ)、乙(オツ)、丙(ヘイ)、丁(テイ)、戊(ボ)、己(キ)、庚(コウ)、辛(シン)、壬(ジン)、癸(キ)で、十二支は子(シ)、丑(チュウ)、寅(イン)、卯(ボウ)、辰(シン)、巳(シ)、午(ゴ)、未(ビ)、申(シン)、酉(ユウ)、戌(ジュツ)、亥(ガイ)になる。
 写真はモクセイ科イボタノキ属の「トウネズミモチ(唐鼠黐)」。中国原産の常緑小高木で6~7月に白い小さな花を多数咲かせ、晩秋に果実を稔らせる。
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ナギイカダ・4~果実

 キジカクシ科(←ナギイカダ科・ユリ科)ナギイカダ属の「ナギイカダ(梛筏)」。雌雄異株で花期は春。冬に直径1センチほどの果実が赤く稔る。葉のように見えるものは末端の茎が葉のように変化した“葉状枝”で先端は鋭いトゲ状になっている。当地では3ヶ所でナギイカダを見ているがどれも果実が見当たらず、ずっと果実を探していた。これも来年の宿題になるところだったが、やっと年末に見つけることができた。果実は液果で中に種子が1~2個入っている。
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