コメンテイターのKさんと、新宿職安通りの韓国バーに行きました。
「久しぶり」
一人で店番をしていたアガシは、前に新大久保の韓国バーに勤めていた。昨年Kさんと飲んだときは、前の店で会いました。
犬「今日はいろんなものを食べましたね」
K「亀の手、蝸牛、豚の金玉、豚のおっぱい…」
ア「豚の金玉??? どこで?」
「朝立ちでしょう?」
と、そのとき突然、カウンターの端にいた別のお客さんから声をかけられました。
犬「えっ、朝立ち、知っているんですか?」
客「私、さっきまでそこにいたんですよ」
K「ぼくたちもですよ!」
犬「どのへんにいました? ぼくたちは入り口の近くでしたけど」
客「奥のほうでした」
実は、この日、韓国バーは3軒目。最初、神田のスペイン料理屋でKさんと待ち合わせ、Kさんが前から食べたがっていた「亀の手」を食べました。亀の手とはフジツボの仲間の貝の一つで、磯の香りのプンプンする珍味です。
一軒目はそれ以外にイベリコ豚の生ハム、エスカルゴ、白金ブタのパテ、アンチョビーの塩漬けを食しました。
二軒目は神田のコリアンバーを覗いたけれど、高そうだったのでやめ、やはりKさんが「いつか行きたい」といっていた、新宿しょんべん横町の「朝立ち」に。ここは有名なゲテモノ屋(→リンク)で、豚の金玉の刺し身、子宮の刺し身、カエルのあらい、サンショウウオなどがメニューに並びます(もちろん、ほっけとかハラミとか、ごく普通の食材も豊富です)。
この日は、おそるおそる「カエルのあらい」を注文してみましたが幸いなことに品切れ。すでに美味であることを確認済みの「金玉の刺し身」と、初挑戦の「豚のおっぱい焼き」を注文しました。
おっぱいは、こころもち脂肪が多めかなという程度で、ふつうの豚肉の味。トントロに近いかもしれません。
メニューをよく見ると、「亀の手」もちゃんとあった。わざわざ神田のスペイン料理(やや高価)に行くこともなかったと悔やみました。
犬「朝立ちはよく行くんですか」
客「いや、初めてです」
犬「ぼくは二回目です。ほんとうに奇遇ですね」
この広い新宿で、マイナーな店のはしごが一致するとは…。
しばらくして入ってきたのは外国人。日本語がぺらぺらです。
リチャード「はい、これお土産」
つい最近、韓国に行ってきて、前日に帰国したとのこと。店のアガシに韓国のまんじゅうをお土産に買ってきて、われわれもご相伴にあずかりました。
犬「日本語、お上手ですね」
リ「まあね。25年、住んでますから」
犬「25年!」
在韓20年のKさんの上を行きます。なんでも、日本のアイドルにはまっていて、一時はアイドル紹介の連載を雑誌に書いていたとのこと。今はレストランを経営しているオーストラリア人。
ア「最近、韓国語の勉強してるらしいんですよ」
かくいうアガシも、高校時代、両親の仕事の都合で両親とともに日本に渡ってきて、来日5年目、両親は帰国して昼間は大学(私の娘と同じ大学、同じ学年、同じ学科!)に通い、夜は韓国バーでバイト。そんなに平凡な人生を送っていない。
この世の中、いろんな人がいるもんです。いろいろな人に出会えるのも、飲み歩きの醍醐味です。
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神田のバーはボトルを入れてしまえば高くはないと思います。
そろそろ珍味の食べ歩きしましょう。
いろんなものを食べた一日でした。