goo blog サービス終了のお知らせ 

犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

西川口アゲイン

2019-11-18 23:22:44 | 飲む
 ひと月ほど前、ソウル時代の知り合い(Kさん、Yさん)と西川口で飲みました(リンク)。

 ソウル時代は、もう一人、Sさんも飲み仲間で、次に飲むときはSさんを呼ぼう、という話になっていました。

 Kさんが、仙台にいるSさんに連絡し、Sさんは都合をつけて、東京に来てくれることになりました。週末なら私も大阪から帰省するので、土曜日に会うことに。

 ところが、2人の子どものいるYさんのうほうが、「週末に一人で飲みに出かけると家庭が崩壊する」と大げさなことをおっしゃって、不参加。

 私とKさんとSさんの3人で飲むことになりました。このメンバーで飲むのは1年振り。1年前は新大久保で羊の串焼きを食べました(リンク)。

「新幹線ですか?」

「いえ、今回は車です。新幹線より安いかと思ったら、高速とガソリン代合わせるとたいして変わらないですね。車はKさんの家に置かせてもらってます」


 1か月前と同じ店に向かいました。

「手掴み料理と火鍋があるんです。今日はちょっと寒いので、火鍋にしませんか」

「いいですね」


 ところが行ってみると、全席予約で満席。中国人の団体のようです。

「残念」

 中華料理屋の多そうな道を歩いて行くと、「鉄鍋料理」の看板が見えました。

「火鍋とは違うのかな」

 写真を見ると、テーブルに大きな鉄の鍋が埋め込まれています。

「珍しいね」

 滕記熟食坊というお店。しかしここも満員で、近くにある2号店に案内されました。
どのテーブルも団体のお客さんが鉄鍋を囲んでいます。

 ところが、鉄鍋は、1セットがとても大きくて、6人分。

「これ、半分の3人分にしてくれませんか」

「できないです」

「そこをなんとか」

「ダメです」


 片言の日本語で拒否されました。

 仕方なく、鉄鍋はあきらめ、タッパル(鶏の脚)ほか、いくつかのつまみに紹興酒を頼みました。

 それらがなくなったころ、

「店を変えようか」

「さっき、羊の串焼きの看板がありましたね」


 KさんもSさんも羊の串焼きが好きで、ソウルでは朝鮮族を集まっているカリボン洞とか東大門あたりで、よく食べました。

 入ってみると、韓国焼酎もありました。羊は1串80円。新大久保よりかなり安い。西川口の地代が安いのでしょう。

「とりあえず、20本ください」

 お酒はチャミスル。女主人は朝鮮族で、日本語、中国語、朝鮮語がペラペラ。しばし、朝鮮語(韓国語)で歓談しました。

「こちらは在韓26年、私は11年、Sさんは8年です」

「みなさん、長いんですね」


 チャミスルを3本ぐらい空けたでしょうか。5時集合で飲み始めたのに、11時近くになりました。

「仙台は明日帰るんですか」

「ええ。まあ、明後日でもいいんですけどね」

「せっかく東京に来たんだから、明日も飲みませんか」


 ということで、翌日の日曜日、新大久保の韓国居酒屋「こっちお」(リンク)で待ち合わせ、その後ワバーという韓国バーを回るなどして、遅くまで飲み歩くことになったのでした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「之の字歩行」の文政権 | トップ | 秩父宮ラグビー場 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

飲む」カテゴリの最新記事