ミャンマー語で果物のことをアティーと言います。
ティーは「実がなる」という意味の動詞。そこに動詞を名詞化する働きをもつアがついて、果物という集合名詞ができます。
ティーは樹木を表す名詞に後接して、果物の名称を作ります。
例えば
マンゴーは、タイェッティー
バナナは、フンガピョーディー(語頭は、hngaという珍しい音節です)
ドリアンは、ドゥーインディー
ティーは直前に母音がくると有声化してディーになります。
りんごは、パンディー
パパイヤは、ティンボーディー
うーん、何やら響きが卑猥…。ちなみにティンボーは「船」という意味です。形が船に似てる?
タイ語でりんごはアッペン。英語のアップルから来た外来語です。ミャンマー語にりんごを表す固有語があるのは、気候的にりんごの栽培が可能で、昔から作られているからでしょうか。
ココナッツは、オウンディー
ミャンマー料理を代表する麺類に、オウンノォカウスエーというのがあります。
カウスエーは(お米の)麺、オウンノォはココナッツミルク。スープにココナッツミルクが入った麺です。
オウンがヤシを表し、そこにティー(ディー)がつけば、ココナッツ。ノォはミルクの意味です。
前回、牛をヌワーと言うことを紹介しましたが、ヌワーにノォがつくと、ヌワーノォで牛乳になります。
ミャンマー語の名詞は、このような複合語が多いので、少数の単語を覚えるだけで、語彙を効率的に増やすことができます。
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シャン族の麺料理というものが出てきましたが、タイ料理のクイテッィオそのものでした。
食材の名前もタイ語に近いものもあり、双方で影響し合っていることがわかりますね。
鶏の挽き肉のあっさりした米麺でした。