犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

JLPT(日本語能力試験)

2022-08-26 23:51:41 | 日々の暮らし(2021.2~)
 D(三女の夫、フィリピン人)は、7月に日本語能力試験5級(JLPT、N5)を受験しました。

 それに備えて、英語で書かれた日本語学習書『げんき』を勉強していました。

『げんき』の解説によれば、Ⅰを終了すればN5合格、Ⅱを終了すればN4に合格できるとのことです。

 JLPTの試験は年二回あり、今年の第一回は7月3日。Dは6月になっても『げんきⅠ』が半分ほどしか進んでいなかったので、(今回はちょっと無理かな)と思っていました。

 結果の発表は、8月の後半。全問選択式の問題なのに、ずいぶん時間がかかります。きっと、国内だけでなくたくさんの国々で実施されているので、その集計などに時間がかかるんでしょう。

「お父さん、合格しました!」

「ほんとう? よかったね。おめでとう!」

 結果は、合否だけでなく、点数も発表されます。

「何点だったの?」

「117点です」

「すごいじゃん。120点満点?」

「いえ、180点です」

「180点満点で117点?」


 JLPTは、だいたい6割とれれば合格と聞いたことがあります。

 調べてみると、JLPTの各レベルの合格ラインは意外に低かった(リンク)。

N1:100点
N2:90点
N3:95点
N4:90点
N5:
80点

 レベルによって多少違いがありますが、N5は正答率が半分以下(44%)でも合格なのですね。

 まあ、N5の場合、日本語能力としては低すぎて、資格としての意味はあまりないからかもしれませんが、日本語の初学者を励ますために、特に甘めに設定されているようです。

 現在発表されている最新のデータ(2021年7月)では、全世界の合格率(N5)は67.5%ということです。

 次の試験は12月。Dには、次のレベルであるN4の合格を目指してがんばってほしいものです。

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