犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

卵は白かった

2006-05-08 08:18:44 | 日々の暮らし(韓国~2007.7)

 長らく外国に暮らし、たまに日本に帰ると、「あれっ」と思うことがときどきあります。

 実は今日本に来ているのですが,家族と久しぶりに日本のスーパーに行きました。

 「おっ,卵が白い」

 ま,当たり前ですよね。

 今,韓国のスーパーに並んでいる卵はみな茶色。白いのはまったく見ない。それに慣れちゃっていたので,かえって普通の白い卵が新鮮に見えたようです。

 韓国人によれば,昔は韓国の卵も白かった。
 でも,茶色いやつは有精卵だとか,高級だとか,「モメチョッタ」(体にいい)とか,はては「頭がよくなる」とか言われて,白い卵を買う人がいなくなった。そのうち店からも消えたとのことです。

 韓国はちょっと噂が流れると,全国民が一気になびくからなあ。

 日本にも茶色の卵はあるけど,ちょっと高いんじゃありませんでしたっけ。茶色のはチャボの卵だと聞いたような。

 この話,タイ人にしたところ,タイでもにわとりの卵はすべて茶色だそうです。白い卵は「アヒルの卵」ということになっている。
 彼女が昔日本に留学したとき,スーパーに行って白い卵が並んでいるのを見て、
「日本人はアヒルの卵ばかり食べるのか」
と思ったそうです。


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