新宿「中村屋本店４階 Racontez（ラコンテ）」

今日は新宿の「中村屋」を紹介します。
場所はアルタ前を右に曲がり、明治通り方面に３０ｍほど行った右手にあります。



新宿でカレーといえば「中村屋」と返ってくるほどその認知度は大きく、
カレー通の方も、そうではない方も、レトルトやカレーパン、菓子パンなどで
一度はお目にかかっているのではないかと思います。

さて、新宿中村屋は６階に分かれており、
各フロアにより、微妙に違いがあります。

地下はパン料理とコーヒーが主体の喫茶店タイプ。

１階はお土産物コーナーや、カレーパンコーナーがあり、
その奥にお店があります。
カレーももちろんですが、オムライスや軽食などもあり、
ティーサロンタイプです。
価格も若干お安めです。

さて、２階は中村屋の心臓部とも言える「ルパ」があります。
こちらで食すカレーが、言わば本物の中村屋のカレーと言えるでしょう。

３階はフランス料理のレストランとなっていて、
ハイソな空間になっています。

さて、本日は格闘技の練習後。
野獣たちが選択したのは４階。
そう、こちらはバイキング（1600円）です。

ちなみに５階は、中華とフレンチが楽しめる宴会場になってます。

では、さっそく行ってみましょう！

こちらのバイキングはカレー６種類、ナン、サフランライス、
サラダ、デザート、ドリンクに至るまで、全て食べ放題！！
時間制限がありますが、90分なので問題ないですね。

サラダ類。



デザート類。



そして、カレーたち。



その横には薬味が付いています。



さて、それをお皿に盛り付けてと。

まずはサラダ類。



お次はカレーを。



それでは、いただいてみますか！

ではまず「シーフード」から。
具はあさり、イカ、小エビ。
魚介のダシが溶け込んだルーはまろやかで、
魚介のぷりぷり感とともに口の中で踊るようです。

では、「ポーク」。
ナスと豚肉がベストマッチ。
ルーはシーフードよりも若干塩気が強いものの、
サフランライスと一緒に食べると、味が引き締まっていい感じです。

次は「ナスのキーマカレー」。
豚挽き肉と小口に切られたナスが、ちょうどいい具合ですね。
これが一番油が多い感じですが、以外にするすると入ってしまいます。

さて、「おくら入り豆カレー」。
これがいい意味で、一番期待を裏切ってくれました。
豆カレーというと、大体レンズ豆を想像してしまいますが
こちらはグリーンピースとレッドビーンズ。
見た目の彩りがいいですね。
レンズ豆のように、時間が経つともそもそとした食感にならないので、
バイキングとして出すには正解かもしれないですね。

続いて「具だくさん野菜カレー」。
ナス、じゃがいも、ピーマンなどがゴロゴロと入ってます。
味はチャツネがかなり利いた感じの甘口。
結構子供連れの方も多かったのですが、
こちらなら大丈夫ですね。
（横にいた家族連れの子供は「辛い辛いっ」と泣いてたので（笑））

そして、最後は中村屋といえば「チキンカレー」。
具はじゃがいもと鶏肉という伝統的な構成。
じゃがいもは事前にバターで炒めているらしく、
ルーに負けず、しっかりとした味わい。
鶏肉も下味の妙というか、それ単体で食べてもおいしいぐらいの
やはり中村屋という感じのお味です。
ただ、「ルパ」に比べるとスパイス感や辛さに欠けるので、
マサラと唐辛子を加えると、だいぶ感じになると思います。

で、総評なんですが。
食べ放題のバイキングとしては、かなりのレベルにあると思います。
おいしいですね！！
ただ印象的だったのは、全体的に香りの強いスパイスや、辛さといったものが抑え目で、
かなり万人向けの味に調整されている事ですね。
中村屋のチキンカレーといえば、クミンとカルダモンの強いものという思い入れがある方は、
軽い肩透かしを食ってしまうでしょう。
（実際、僕もそうでしたが）

６種類のカレーをいただきましたが、
どのカレーも平均以上の水準なんですよ。
ただ、突出した何かがない。
バイキングの方向性としては、間違っていないと思いますが、
中村屋という看板を目指して来る方のために、
もうちょっと変化球をお願いしたいですね。

ただ、普通においしくカレーを食べたいという方であれば
こちらはかなり満足していただける内容だと思います。
店内も、食べ放題特有のザワザワした雰囲気はないですし、
新宿の喧騒を離れ、落ち着いていただけるのはポイント高いですね。


【お店情報】

「新宿　中村屋本店４階 Racontez（ラコンテ）」

住所：東京都新宿区新宿3-26-13

電話：03-3352-6161

営業時間 ： 11：00 ～ 16：00（昼）
　　　　　 17：00 ～ 22：30（夜）
（注：これは４階の営業時間です）

定休日：無休