カレー侍 (Curry Samurai)

samuraiがお届けするカレープラスα(アルファ)を徒然なるRockな日々の雑感とともに。

神田「ルー・ド・メール(Loup-de-mer)」

2007-02-18 | 千代田区
samuraiです。

今日は神田にある「ルードメール」とういお店にやってきました。



今日も例によって仕事が押しまくり、神田の駅に着いたのは
すでに開始から1時間以上経過した後。
神田の駅からは徒歩3分という好立地なのですが、
ほぼ路地裏という位置にあるため、駅から15分以上かかってしまいましたw。

なわけで、着いた時には全員赤ら顔。
テーブルの上には、既に戦歴を物語るようにワインの空き瓶がゴロゴロと。
いかん、完全に出遅れているじゃないですか!
ということで、ビールを飲みながら
・白のワインを同時にいただくという行為で一気に追いつくことにww。



店内はフランスの片田舎を思わせる店内。
ブルーの壁に落ち着いた間接照明が、大変いい感じですね。



さて、今日はコース料理をいただくことに。

まず一発目は「ワインビネガー漬けのピクルス」。



きゅうり・パプリカ・玉ねぎ・セロリ・ブロッコリーのピクルス。
あまり酸味の強いものは苦手なのですが、
これは全くイヤな酸味がないんですよ。
しかもほのかに甘さすらも感じさせる逸品。
う~ん、一発目からこのお店の格の高さを思い知らされます。

そして、お次は「自家製パンとカマンベールチーズ」。



カマンベールチーズは、提供する前に表面をさっと温めているらしく
表面は固めでなかはとろーり。
パンは、傑作という他ないですね!
僕は自分でも時々パン作りますが、
これだけ作れれば気持ちいいだろーなぁと。



表面がかりかりで、中はもちふわ。
小麦自体の甘さが香るパンは、もう最高ですよ奥さんw

さて、お次は「鶏・豚・牛のゼリー寄せ」。



ソーセージに、各お肉の煮込みがテリーヌのように上品にまとめられています。
煮込まれて濃縮されたお肉の旨みをじっくりと噛み締められる逸品。
付け合せのいちじくも上品で優しいお味。
いやー、レベルが高いですね

そして、「鶏肉と野菜のコンフィ」。



ナス・ズッキーニ・アスパラ・大根・パプリカ・しいたけ・トマト
素揚げにしたり、グリルにしたりして、
それぞれの野菜の持ち味を一番引き出せる調理法で。
その上に鶏肉のグリルがのるという、まあ贅沢な一品です。



各お野菜の濃密な旨さは言うに及ばず、鶏肉のしっかりした滋味が
もうたまんないっすね!!
野菜ひとつひとつがしっかりと自己主張しながら、
決して鶏肉の持ち味を壊さない。
また、このトマトの甘さ!!
フルーツかと思いました。
いやー、ホント何をいただいてもグレード高いですね~!!

そして、本日のメイン、「シェフ特製ビーフカレー」です。



お皿が運ばれてきた瞬間に香る、麝香のような魅惑的な匂い。
うーん、おいしそうですね。

で、この付け合せについてきた「大根の梅酢漬け」。



これが、花のようなかぐわしい香気を放ち
思わず春の訪れを思わせる一品。
これは爽やかですね~!

さて、ではカレーをいただいてみますか。



これだけ食べた後、欧風カレーというのはかなり胃もたれしそうな感じですが、
こちらのカレーは全くそんなことを感じない。
濃厚な赤ワインのコクを醸しながら、それでいて軽いんです。
しかも、こちらのカレーは「dancyu」で金賞を受賞したという逸品。

牛肉はもう角煮以上に柔らかく、それ自体が赤ワインの濃厚な味を孕んで。
しかも、口当たりは甘めながら、その奥にしっかりとした辛さを内包。
これが、単純な辛さではなく、かなり重層的な辛さ。
なかなか、欧風でこれだけのレベルはないでしょうね。
いや~、こりゃおいしいですね!!

ということで、大変堪能させていただきました。
みなさん、ありがとうございました!
ホント楽しかったです!!

ということで、二軒目は東京のある種アンダーグラウンドな世界に
潜入してまいりました。
それはまた後日お届けします。



【お店情報】

神田「ルー・ド・メール(Loup-de-mer)」

住所:東京都千代田区内神田2-14-3

電話:03-5298-4390

営業時間:平日11:30~14:30 17:30~21:00
日曜12:00~14:30 17:30~20:00

定休日:土曜日、祝祭日