日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

「東京オアシス」とツチブタ

2011-11-13 21:45:43 | 映画

相変わらす一人になると邦画ばかり見るふさおまき(おす)であります。

今日は、「マザーウォーター」以来のオアシス計画様の作品で。

舞台は古都から首都へ。

謎のツチブタを見ようと思いながら、最後にはしごをはずされる力の抜ける笑いに

ケセラセラ的ニュアンスがあって、やや気持ちを安定させるところもあったのですが、

でも千葉動物公園をロケ地に選んでしまったところで私的にはアウトになってしまいました。

映画を見るより、自分を見てしまいますね。

とくに満足感の低い作品の場合。

「かもめ食堂」がとても気に入って、「マザーウォーター」も深く記憶に宿って。

だけど「東京オアシス」に共鳴できないのは、多分に3つのストーリーが乗る舞台となる、

「コンビニと高速」「映画館」「動物園」が、どこにも東京の今が宿っていないからでしょう。

私はいつも自分の立ち位置がわからないと不安になって、とてもストーリーや

人の描写に入っていかないと言うことがよくわかりました。

 

やや言い訳すると、小林聡美さんの雑踏を抜ける歩き方は格好いい。

喪服で舗装道路を走る姿は力強い。

原田知世は、これほどロングスカートでの歩き方が優しい人は他にいないと確信させる。

もたいまさこ、声聞きたかった。かがんだ原田知世に、なんと語りかけたのでしょう。

黒木華さん、あなたのような方は、決して子供の頃に動物は好きではなかったでしょう。

妙なつっこみはたくさんできて、楽しむポイントは持たせていただきました。

以上、ごめんなさい。

 

 

 

 


やはり ジャンパーなのだ!と意気揚々

2011-11-13 21:13:50 | マスターズ陸上(オス)

今日は砂まみれの練習でした。

府中陸上競技場で、誰に邪魔されることなく砂場に何回も跳び込みました。

最初は立ち幅跳び。大きく腕を振り上げて、膝の伸展を瞬時に行い、

飛び上がったとたんに上体を反らせて、落ちてきたらすぐに足を投げ出し、だけで踏ん張らずに

横へ流して着地する。

今日の注意ポイントです。

立ち幅跳びの跳躍距離ではではなかなか一連の動きを達成する時間がないのですが、

とはいえ助走をつければそのスピードにまくられて、空中動作を作れないことは何年もの経験で

わかっていることです。

だから、負担の少ない立ち幅跳びというジャンプの中で、ポイントを押さえ体の記憶に組み込まなければ

ならないわけです。

運動の身体化。

20本跳んだかな、というところで4Mほどで3歩の助走をつけてのジャンプに。

それだけでも、最初は空中動作に意識が行ったとたんに、踏み切り角度が浅くなり、

結局は反ることも、足を遠くへ降り出すこともできなくなっています。

今はまず、踏み切りの時に強く地面を蹴れるようにすること。

そして、強く地面を蹴るためには、スピードよりもリズムをみにつけることなのです。

高さを求めるジャンプというのは、川を飛び越すような動作とはまるで踏み切りの仕方が

違います。角度の問題だけではありません。

踏み切り角度を出すための、踏み込むタイミングとその角度、足首の返す力の入れ方、

もろもろもろもろ。

一回の跳びごとに、まだまだ前へ行ったり、少しだけ上へ行ったりと、

なかなか踏み切りのリズムがわかってきません。

3歩も15本は跳んだでしょうか。

その次は5歩。

でもこの辺で、大腿四頭筋が笑い始めました。

力が入りません。跳び終わって砂場から出ると、

もう足が棒のようです。

すこし休みを入れますが、ジャンプをできるような筋力が戻ってきません。

もういちど3歩助走に戻して2本、最後に立ち幅跳びで2本。

少しずつ、跳ぶことに体が目覚めてきました。

 

振り返ってみれば、今期砂場で練習をしたのは6月末が最後。

それ以降は、大会に出場するのが唯一の練習となり、

それはもう、助走のスピードに負けるばかりの繰り返しで、

だからこそ10月末の混成競技では5m06㎝などという、走ってぽん、というだけの

結果になったのです。

跳ぶこと、飛び上がること。

ジャンパーは跳ぶリズムを身につけなくては、助走が単なるスピード走にしかならなくなることを

忘れていました。

 

帰りの階段は、大腿四頭筋も二頭筋もダメージが多きく、イテテといいながらの上り下りでしたが、

なによりも、跳ぶのが好きなんだ、跳べた瞬間の地面をとらえた感覚がなにより嬉しいのだと

思い出せたのが大収穫の一日でした。

 

なお、最後は快調走600m。

コーチはもうきついったら。ただ上述のような気分だったので、笑って走ったのは

言うまでもありあません。