日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

2011年1月29日 武士の家計簿

2011-01-29 23:35:20 | 映画
ずっと見たいと思いながら、いつの間にか終わっている映画が
多いのですが、この作品は12月4日公開にもかかわらず、まだ
ピカデリーで上映が続いていました。
今日は彼女がお母様とおでかけ。
私もいつもならマッサージに行くところですが、予約がとれず、
ではと「武士の家計簿」に予約を入れたのでした。
14時からの回。
シネコン最上階のもっとも小さな小屋での上映ですが、
ほぼ満席になっていました。
客層は、ゆとりのある方々。それは年が上だったり、
交際暦が長そうなカップルということなのですが。

お話はかなり単純です。
刀ではなくそろばんで幕末の加賀藩を生き、頭角を現した
親子三代。算術に馬鹿ほど没頭する姿が、時にあだとなりながら、
結果的には出世につながり、だけど維新という乱世には
また別の力が働き、時代は流れ、だけど家族は強く結びついている。
個性をわかりやすく切り出し、ストーリーに時の流れも加えて、
おもしろおかしく話は進み、ときに親子の情愛に涙が出ます。

おとこの3代を、中村雅俊、堺 雅人、伊藤祐輝。
おんなは4代を、草笛光子、松坂慶子、仲間由紀恵、藤井美菜
が演じます。

すごく薄い読後感ですが、なんとなく暖かい気持ちになる
といったところでしょうか。
歴史的には日が当たりにくい算用方を、資料とともに浮かび上がらせる
というストーリー性と歴史的役割に使命を感じすぎたように
思えはしますが、まあ森田芳光監督ですから、私の世代には
これもまたよしと思えるのではあります。




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