ボーイング、人員と生産を大幅削減へ-新型コロナで市場縮小 (Bloomberg 2020/04/30)
新型コロナウィルスが原因で、日本においてもリストラが始まる予感。
(ブルームバーグ): 米航空機メーカーのボーイングは人員と生産の大幅削減を明らかにした。航空業界が史上最悪の低迷に見舞われ、航空機市場が縮小している現状に対応する。
29日の発表によると、ボーイングは787ドリームライナー、777、777Xの生産を削減する。
737MAXについては、生産再開後にゆっくりと時間をかけて増産していく考え。サウスウエスト航空といった主要顧客が成長計画を先送りしているためだ。
同社はまた、全社的に従業員を10%削減する。
新型コロナウイルスの感染拡大で航空旅行が過去に例を見ないほど低迷し、かつて膨大な現金を生みだしていたボーイングが生き残りをかけた闘いを迫られている。
競合する欧州エアバスも尋常でないペースで現金を燃焼しているが、ボーイングは運航停止が続くMAXの影響で財務的に一層厳しく、不確実性が強まっている。