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2013/11/05 旅館運営会社の社長辞任へ 「三笠」虚偽表示で引責

2013年11月06日 | ネット・ニュースなど

近畿日本鉄道系列の旅館「奈良万葉若草の宿三笠」(奈良市)がメニュー表示と違う食材を提供した問題で、運営会社「近鉄旅館システムズ」の北田宣之社長が辞任する方向で最終調整していることが6日分かった。虚偽表示問題の説明を十分にできず、顧客の信頼を損ねた責任を取る。

親会社の近鉄は、弁護士らで構成する第三者委員会も設置し、グループ全体を対象として調査に乗り出す。近く記者会見し、発表する。

虚偽表示問題では、阪急阪神ホテルズに続くトップの辞任となる。虚偽表示は全国に広がっており、問題を起こした企業の対応に影響しそうだ。

近鉄関係者は「北田社長の会見での説明が事実と違い、混乱を招いている」と辞任の理由を説明している。

2013年10月28日~

 阪急阪神ホテルズ(大阪市)が運営するレストランなどでメニュー表示と異なる食材を使用していた問題で、出崎(でさき)弘社長は28日、記者会見を開き、メニューの一部が事実上の偽装だったことを認め、来月1日付で引責辞任すると表明した。出崎社長はこれまで「偽装ではなく誤表示」と主張していたが、「単に表示を誤ったとのレベルを超えており、客にとっては偽装と受け止められても仕方がない」と謝罪。メニュー偽装問題は発覚から1週間でトップ辞任に発展した。

 同社は当初、トビウオの魚卵を「レッドキャビア」(マスの魚卵)と表記するなど47品で表示と異なる食材を使っていたと発表。しかし、このうち6品については説明が不十分だったとして再調査した。出崎社長が従業員ら22人に聴取した結果、▽「手作りチョコソース」は、既製の材料を混ぜる手間に着目し、「手作り」と表示▽中国産と日本産をブレンドした「天ざるそば(信州)」は、メニュー採用時のサンプル品に信州にちなむ地名があった--などの経緯が判明。出崎社長は「欺く意図を持って不当な利益を上げようとはしていないが、客にその理屈は通らない。信頼を裏切る行為にほかならない」と話した。

 出崎社長が会見を開くのは問題発覚後2回目。当初は「従業員の知識不足や現場の連携不足があった」として「偽装ではなく誤表示」と主張したが、消費者などから批判が続出していた。出崎社長は「阪急阪神ブランド全体への信頼を失墜させた」として社長とともに、親会社の阪急阪神ホールディングスの取締役も辞任する。後任の社長は29日の臨時取締役会で決める。

 同社がグループ傘下のレストランなどを調査した結果、23店で2006年以降、メニューの表記と異なる食材を使った料理が延べ7万8775人に提供されたことが判明。28日午前9時までに1万494人に計2263万円が返金された